<div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2022/04/11/13/02/05/2f6ad33f-e935-4815-9177-b141f0d1989b/tsudatop.jpg" alt="霧ヶ丘つだ病院" link_href="" link_target=""></div><p> 新型コロナウイルス感染症の症状として発熱や咳、味覚・嗅覚異常、加えて「息苦しさ」が挙げられたことで、呼吸器の異変を敏感にとらえている方も多いのではないでしょうか。またニュースでも取り上げられ広く知られるようになった睡眠時無呼吸症候群も身体の酸素が不足状態となり合併症を引き起こすリスクもあることから患者数が増えている病気のひとつです。</p><p>そんな呼吸と睡眠の専門病院として、多くの患者さんに頼りにされているのが、北九州市にある霧ヶ丘つだ病院です。<br>同院では、開院時から呼吸や睡眠に関する患者さんを多く診察・治療し、呼吸においては包括的な「呼吸リハビリテーション」の開設で全国的に知られています。「呼吸器の病気は、自覚症状が出たときにはかなり進行しています。特にタバコを吸う人は要注意。早めのチェックをおすすめします」と話す理事長・院長の津田徹先生に、今回は呼吸についてのお話しを伺いました。</p><div class="text-right " style=""><p>sponsored by <a href="http://www.k-you.or.jp/" target="_blank">霧ヶ丘つだ病院</a></p></div><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2022/04/11/13/28/18/f1dea4cf-7a6d-4235-bf70-1404c273744f/tsuda5.jpg" alt="霧ヶ丘つだ病院" link_href="" link_target=""></div><div class="q-left-border additionalClassesSet " style=""><h2>呼吸と睡眠の専門病院「霧ヶ丘つだ病院」</h2></div><p><strong>――呼吸と睡眠の専門病院として知られる「霧ヶ丘つだ病院」ですが、まずは貴院の成り立ちを教えていただけますでしょうか?</strong></p><p><strong>津田院長:</strong>当院は、九州労災病院に勤務していた父・津田稔が1966年に開院しました。製鉄を中心に工業で栄えた北九州市にはじん肺や呼吸器の患者さんが多く、父はじん肺法制定の委員を務めるなど、国レベルでの健康政策に関わっていました。</p><p>私自身は産業医科大学を経て、2000年院長に。呼吸器を柱として「呼吸リハビリテーション」の充実を図り、睡眠呼吸障害や在宅呼吸ケアにも注力。日本呼吸ケア・リハビリテーション学会理事・九州支部長を務め、昨年(2021年)には非がん呼吸器疾患緩和ケア指針をまとめました。父と同様に、来院される患者さんを診るだけでなく、国民の健康を守るべく活動しています。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2022/04/28/12/46/03/621f9fb4-0c02-494f-9d13-a81891e5d918/---------.jpg" alt="霧ヶ丘つだ病院" link_href="" link_target=""></div><div class="body q-lower-border-two-lines additionalClassesSet " style=""><p>▲ 5名の呼吸器内科常勤医師に加え、産業医科大学・久留米大学・九州大学の呼吸器内科医師が非常勤として加わっている。<br>5名の慢性呼吸器疾患看護認定看護師、14名の理学療法士、4名の管理栄養士、5名の睡眠・生理検査技師を含む総勢130名の常勤スタッフがフラット型チーム医療で患者さんに寄り添う。</p></div><p><strong>――呼吸と睡眠を専門されたのは北九州の当時の産業も背景にあったのですね。来院されるのはどのような方が多いでしょうか?</strong></p><p><strong>津田院長:</strong>呼吸と睡眠に特化しているため、COPD(慢性閉塞性肺疾患)や喘息、睡眠時無呼吸症候群などの患者さんがメインです。北九州を中心に大分県など県外からもお越しになりますが、呼吸器疾患の認知度が低いため、当院の存在をご存知なく、手が差し伸べられていない方が多いようです。</p><div class="q-left-border additionalClassesSet " style=""><h2>COPD(慢性閉塞性肺疾患)について</h2></div><p><strong>――今回お話しを伺いたいのは呼吸に関する病気なのですが、COPD(慢性閉塞性肺疾患)というのは、どのような病気なのでしょうか?</strong></p><p><strong>津田院長:</strong>肺気腫や慢性気管支炎など、息苦しさをもたらす慢性の呼吸器の病気を総称してCOPD(慢性閉塞性肺疾患)と呼びます。</p><p>タバコの煙など有害な物質を吸い続けることで、気管支や肺胞が壊れて息を吐き出せなくなる病気で、日本では約530万人の罹患が報告されています。はじめのうちは咳や痰が出て、やがて息切れするために動かなくなり、次第に運動機能が低下してますます動かなくなって、安静時でも息切れをするという悪循環に陥ります。最終的には呼吸不全に陥ってしまいます。</p><p><strong>――COPD(慢性閉塞性肺疾患)の主な原因はタバコなのでしょうか?</strong></p><p><strong>津田院長:</strong>はい、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の患者さんの9割は喫煙歴があります。1秒間に息を吐き出せる量は、加齢とともに低下していきますが、日常的にタバコを吸っていると低下のカーブが急激になります。何歳になっても禁煙すれば緩やかなカーブになるので、禁煙をおすすめしています。息切れを自覚したときや無意識に階段を避けている方は、病気が進行している可能性が高いです。早めの発見と対処が大切です。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2022/04/28/13/14/07/4c50b77b-f461-4360-9d64-13411e97e030/-----2022-04-28-130859.jpg" alt="霧ヶ丘つだ病院" link_href="" link_target=""></div><p> <strong>――コロナ禍で日常的にマスクをして移動することも多くなり、息切れの自覚を認識することが難しそうですが、自分の呼吸器の状態を知るには、どうしたらいいのでしょう?</strong></p><p><strong>津田院長:</strong>肺年齢を知るための肺機能検査があります。息を吐くだけの簡易な検査で、私たちは商業施設などのイベントでも一般の方を対象に行っています。コロナの影響で最近はできないのですが、40歳くらいの方なのに70代の肺年齢という結果が出て愕然とされた方もいます。タバコを吸う方は40歳くらいから、そうでない方は60歳くらいから5年に1回くらい肺機能検査をしておくと安心です。</p><div class="q-left-border additionalClassesSet " style=""><h2>日本初の呼吸リハビリテーション</h2></div><p><strong>――貴院は患者さん向けの「呼吸リハビリテーション」(以下、呼吸リハ)が有名です。呼吸リハはいつ頃からあるのでしょう?</strong></p><p><strong>津田院長:</strong>1956年頃に九州労災病院で、脳卒中リハの開祖である服部先生とともに、私の父が日本で初めて呼吸リハを始めたという記録があります。父は1966年に開業後も呼吸リハを行い、日本で健康保険適用になったのは2004年のこと。それを機に広まりました。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2022/04/13/17/29/03/ccd4d601-1acf-4ee2-8603-d4a5295d3f4f/-----9.jpg" alt="霧ヶ丘つだ病院" link_href="" link_target=""></div><p> <strong>――呼吸リハは具体的にはどのような内容でしょうか?</strong></p><p><strong>津田院長:</strong>病気の治療とは別に、「自分の病気について知ること」「運動すること」「気分転換を楽しむこと」「栄養について学ぶこと」という主に4つのアプローチがあります。</p><p>自分の病気のことを知らなければ、なぜ息苦しいのか分からなくてパニックになってしまいます。正しく理解して対処法を知っておくことで、不安な気持ちや抑うつを解消します。</p><p>また、体を動かすことが重要なポイントです。先ほどご説明したように、息切れすると運動しなくなり、病気が急に悪化して、合併症を起こすリスクも高まります。どのくらい動けるかをチェックして、免疫力を高めるために一人ひとりに合った運動メニューを行います。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2022/04/11/13/28/11/c3fe4558-ce9b-4231-b3aa-23f5f152bc8e/tsuda4.jpg" alt="霧ヶ丘つだ病院" link_href="" link_target=""></div><p><strong>――体を動かすことで精神的にも前向きになりそうですね。</strong></p><p><strong>津田院長:</strong>そうなんです。ヨガやアロマテラピー、音楽療法、アートなどを取り入れているのは、まさに気分転換をして、明るい気持ちで過ごしてもらうことが狙いです。呼吸器の患者さんは、見た目では辛さが分からないので、まわりの人から怠けていると誤解されることがあります。人知れずキツさを抱え込み、孤独を味わっている人がたくさんいます。ここで仲間ができて、気持ちがラクになる方も多いです。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2022/04/11/13/28/04/7e2064cc-3efc-42dd-9693-021800f78ee8/tsuda3.jpg" alt="霧ヶ丘つだ病院" link_href="" link_target=""></div><p><strong>――多様なアプローチがあるので、いろいろなスタッフがいらっしゃるのでしょうか?</strong></p><p><strong>津田院長:</strong>当院には、向上心のある非常に優秀なスタッフが集まってくれています。呼吸リハを担当する理学療法士は修士・博士課程に行っていますし、慢性呼吸器疾患の認定看護師が5人います。大学病院や公立病院の呼吸器内科でも複数在籍しているところはありません。スタッフで英語の論文を読んで勉強会も行っています。患者さんを真ん中に、医師、看護師、理学療法士、栄養士、検査技師、薬剤師などがフラットなチームとしてサポートしています。</p><p>多くの方に呼吸器の病気について正しく知ってもらい、早いうちから肺機能をチェックすることで病気を防いでほしいと考えています。そして、たとえ病気になってもよりよい人生を送っていただけるように、これからも力を尽くしてまいります。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2022/04/28/13/14/02/67a75d9f-aa8a-4ce9-baec-b29133d1375c/-----2022-04-28-130822.jpg" alt="霧ヶ丘つだ病院" link_href="" link_target=""></div><p>▲ファイザー社CMへの出演</p><p>津田先生は舘ひろしさんや小西真奈美さんなど錚々たるタレントさんが出演されていたファイザー社の禁煙外来CMのシリーズに現役医師として唯一出演されており、見覚えがあるという方も多いのではないでしょうか。また睡眠時無呼吸症候群についても、1998年に「睡眠呼吸センター」を開設し、検査実績は9,000件を超え、現在CPAPという治療に1,800人ほどが通院されているとのこと。</p><p>呼吸や睡眠、ともに健やかに生活していくためには欠かせない要素です。少しでも気になる症状や自覚があれば一度受診されてみてはいかがでしょうか。</p><div class="q-left-border additionalClassesSet " style=""><h2>霧ヶ丘つだ病院について</h2></div><div class="q-surround-border additionalClassesSet " style=""><p><strong>病院名:</strong>霧ヶ丘つだ病院<br><strong>Webサイト:</strong><a href="http://www.k-you.or.jp/" target="_blank">http://www.k-you.or.jp/</a><br><strong>所在地:</strong>福岡県北九州市小倉北区霧ヶ丘3-9-20<br><strong>TEL:</strong>093-921-0438 (受付時間:AM9:00~PM5:00)<br><strong>院長:</strong>津田徹</p></div>
<div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/10/04/14/51/23/9e9fda0d-c17f-459b-bbb2-4535705b7cee/waristop.jpg" alt="Waris" link_href="" link_target=""></div><div class="q-ribbon-1 additionalClassesSet " style=""><p>人は「十人十色」と言われるように、起業のかたちも人それぞれ。「MY FOUNDING STORY」シリーズでは、さまざまな企業の創業ストーリーを紐解き、これから起業しようとしている方々の参考や励みにしてもらいたいと考えています。</p></div><p>「Live Your Life すべての人に、自分らしい人生を。」というミッションを掲げて、2013年に東京で創業した<a href="https://waris.co.jp/" target="_blank">株式会社Waris(ワリス)</a>。河さんを含む女性3人が共同代表を務め、女性の自由で多様な働き方を実現すべく各種サービスを展開し、数々のメディアで注目を集めてきました。河さんは2016年に夫と福岡へ移住して代表を続けています。「勢いで創業した」という経緯とその後の歩み、そして起業したい人への具体的なアドバイスまで、ときに笑いも交えながら本音を伺いました。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/08/23/19/57/31/e015bed7-0332-4094-886f-e242b8f51999/111.png" alt="Waris河さん" link_href="" link_target=""></div><div class="q-surround-border additionalClassesSet " style=""><p><strong>■プロフィール</strong><br>株式会社Waris 代表取締役/共同創業者<br>河京子<br>1984年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部総合政策学科を卒業後、2007年にリクルートエージェント(現リクルートキャリア)入社。法人営業を担当し、企業と個人のマッチングに従事。その後、営業企画部門に異動して企業の大型採用を支援。同社在籍中に株式会社Warisを設立してボランタリーベースで経営に関わった後、2014年6月より現職。2016年に福岡へ移住。</p></div><h2>女性というだけで採用から外される現実に愕然とした</h2><p><strong>――まずはWarisを立ち上げるまでの経緯を教えてください。</strong></p><p><strong>河:</strong>もともとマイノリティの支援に興味があり、大学卒業後はリクルートエージェント(現リクルートキャリア)で中途採用をする企業に人材を紹介する営業担当として働き始めました。そこで大きな衝撃を受けたんです。人事担当の皆さんが「女性は紹介しなくていい」と言われるんです。どんなに優秀な女性を紹介したくても、「女性は出産や夫の転勤で辞めるでしょう」と取り合ってくれない…「これはおかしい」と問題意識を持ち、悶々とした日々を過ごしました。</p><p><strong>――それはショックですね。</strong></p><p><strong>河:</strong>そこから4年で異動して、企業から採用活動を丸ごと受託する事業を担当するようになり、初めて「業務委託契約」を知りました。プロに業務を委託するこの形態について、法律や契約に関して一通り勉強しました。一方で、女性のキャリア問題をどうにかしたいという思いは強まるばかりで、社内のビジコンに女性チームで応募したりもしました。</p><p>そんな中、知り合いだった田中美和が女性のキャリア支援をするために日経BPを辞めて、フリーでライターとキャリアカウンセラーとして働き始めたと聞き、久々に会いました。そこで一緒に活動しようと盛り上がって、賛同者を集めるために美魔女レッスンをやったりして…かなり血迷ってましたね(笑)。</p><p><strong>――美魔女レッスンですか(笑)。</strong></p><p><strong>河:</strong>でも「なんか違うね」としばらく試行錯誤。実は、当初から私の中では「女性と企業を業務委託という形でマッチングする」というビジネスモデルを描けていたけど、私自身が人材業に飽きていたので黙っていたんです(笑)。</p><p>でも、なかなかいいアイデアが出なくて、数か月後ついに業務委託マッチングの話をしたら、田中が大賛成。実際に業務委託で働いている知人の米倉史夏にヒアリングしてみようと会ったところ、「この働き方はすごくハッピーだから広げたいと思ってたの。私も混ぜて」という話に。それで、創業したいなんて全く思ったことのなかった3人が意気投合して、「よし、やっちゃおう」と2013年4月に株式会社Warisを設立しました。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/10/04/15/04/46/fa3f59d9-c9f6-4868-8c14-25d2069f708b/1_---------.jpg" alt="Waris" link_href="" link_target=""></div><h2>ビジコンで経営を学び、とにかく人に話を聞いてもらった</h2><p><strong>――経営の知識があったのですか?</strong></p><p><strong>河:</strong>米倉は財務、田中はメディア、私は人材が強みで、経営はみんな素人。事業計画書を書いたこともなかったので、ビジネスプランコンテストに出て学ばせてもらおうと、神奈川県の「かわさき起業家オーディション」に応募しました。そこでビジネス・アイデアシーズ賞とプロのアドバイスもいただいて、とても有意義でした。</p><p><strong>――起業する際に資金やオフィスはどうされましたか?</strong></p><p><strong>河:</strong>創業融資として1,000万円借りました。創業から1年間、私はまだ会社員だったので無報酬で、他2人の役員報酬だけミニマムに設定。オフィスについては、フレキシブルに動ける状態にしたかったのでコワーキングスペースを本社登記しました。</p><p><strong>――起業して初めに取り組んだことを教えてください。</strong></p><p><strong>河:</strong>米倉と田中の知人に「よければランチかお茶で情報共有させてください」と挨拶メールを送り、1日5件ほどのアポに奔走しました。私は会社員だったのであまり動けなかったのですが、朝6時から3人でカフェでミーティングして、それから出社したりしていました、</p><p>人に会っていると「じゃあ、試しにこんな案件を」と言ってくださる企業の方がいて、そこから3人で大急ぎで友人のリストを見て、「〇〇さんならできるかも」とマッチングして。元コンサルだけど出産で仕事を辞めたような友人が結構多く、彼女たちが業務委託で働いてもらったら「基本単価が高くて、とてもやりがいがある!」と友だちに勧めてくれて、どんどん登録者が増えていきました。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/10/04/15/04/51/0eeaa7d4-5609-4364-90ea-f694650b5f31/2_-----------.jpg" alt="イベント" link_href="" link_target=""></div><p><strong>――ウェブサイトも活用しましたか?</strong></p><p><strong>河:</strong>友人にサイトとロゴを作ってもらい、6月にサイトを立ち上げて登録者を募集しましたが、基本的には友人から広がっていきました。私たちには創業時からアウトソースの文化があり、自分たちでやることを明確にして、それ以外の仕事は社外のできる人にどんどんお願いして、それは必要なコストと捉えています。自分たちの優先1位はお客様の開拓で、社内ではそこに注力した方が絶対いいと思っています。</p><h2>PRに力を入れメディアに紹介されたことで認知度がアップ</h2><p><strong>――Warisさんは創業すぐからメディアでも紹介されていました。</strong></p><p><strong>河:</strong>1年目から田中がBSジャパンに密着されたり、NHKの「おはよう日本」に取り上げていただいたりして、登録企業や登録者が増えました。創業からPRは力を入れていました。小さなことでも毎月のようにリリースを打ち、メディアに取り上げてもらったことがうまくいった要因の一つだと思います。私は2年目から正式にジョインしたのですが、1年目には黒字になっていたんです。</p><p><strong>――時代の後押しもあったのでしょうか?</strong></p><p><strong>河:</strong>私たちが創業してすぐはまだ「フリーランスって何?」と言われ、第一子出産と同時に退職する女性が6割を占めていました。しかし、とにかく皆さんに知ってもらうことが大事だと活動を続けて、女性活躍推進法が追い風になったと思います。</p><p><strong>――創業期は大変という感じでしたか?</strong></p><p><strong>河:</strong>毎日とにかく忙しかったけど、すっごい楽しかったです。3人で膝を突き合わせて、ああしよう、こうしよう、この方にいい仕事がないかな、などと議論するのが本当に楽しくて。そういえば、100個やりたいことを書き出し、3年後に振り返るとだいたい叶っていました。箱根の旅館に3人で集まって書いているとき、ゲラゲラ笑い過ぎて仲居さんに注意されたぐらい楽しかったんですよ(笑)。</p><p><strong>――創業後に困ったことがあれば教えてください。</strong></p><p><strong>河:</strong>人材の育成ですね。大手と違ってうちには入社後の教育システムがなく、もともと優秀なメンバーを採用していました。すると、彼女たちがほったらかされていた自分の経験をもとに育成プランをどんどん作ってくれました(笑)。</p><h2>強みと弱みを分析して、足りないところは外の力に頼る</h2><p><strong>――河さんはなぜ福岡に移住されたのですか?</strong></p><p><strong>河:</strong>私は岡山出身で、東京生活はしんどいなと感じていました。大阪出身の夫も私も2拠点生活に憧れていて、夫が仕事で住んだことのある福岡が大好きだったので2016年に移住しました 。 福岡のスタートアップ市場が高まっていた点も魅力に感じました。</p><p>田中と米倉はビックリしていたけど、その前に米倉が夫の転勤でニューヨークに行くかもしれないという話が出て対応を考えていたこともあり、どこにいてもリモートで経営できるから大丈夫という共通認識がありました。結局、今は米倉がベトナムにいて田中は東京ですが、全く問題ありません。</p><h2>――福岡でWarisの市場を開拓されているのですか?</h2><p><strong>河:</strong>そうですね、福岡に来て産休・育休で少しお休みをいただいてから復職しました。東京に比べると、福岡は女性の活躍やフリーランス、リモートワークについての理解がまだまだ進んでいないと感じています。ただ、人材活用に関するセミナーなどで講師を務めることがあり、最近は多様な働き方というテーマに関心を持つ企業が増えてきました。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/10/04/15/04/58/6f08ae55-8c21-4ecb-acc4-b756f5449509/3_----.jpeg" alt="セミナー" link_href="" link_target=""></div><p><strong>――立ち上げから8年経ち、順調な感じですか?</strong></p><p><strong>河:</strong>おかげさまで右肩上がりです。従業員はいろんな契約形態で約50人 、登録者が約1万8,000人、顧客企業約1,700社、売上規模は3~4億円になりました。</p><p><strong>――なぜ会社を継続できているとお考えですか?</strong></p><p><strong>河:</strong>「頼る力」でしょうか。世界的にみて女性は自信がないという調査結果があり、客観的な強みと弱みを聞かれても弱みしか言えない女性が多いようです。自信があるかどうかはいったん横に置いて、個人でも会社でも、冷静に強みと弱みを分析して、足りないものを補っていけばいいと思っています。自社の力に限定せず社外の力にも頼るというのが 私たち3人の考え方で 、創業当時からいろいろな方の力をお借りした おかげで成長し、会社も継続できている 大変感謝しています。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/08/23/19/58/35/ca2ba2a4-04e7-4936-9094-385d18e18c8e/dsc_0148.jpg" alt="Waris河さん" link_href="" link_target=""></div><p><strong>――頼るときのポイントはありますか?</strong></p><p><strong>河:</strong>相手に迷惑かなと考えがちですが、意外と皆さん快く応じてくださるものです。「相談させてください」と曖昧にするのではなく、相手が分かりやすいよう明確に 「ここをお願いできませんか」「ここをこう助けてくれませんか」と伝えることが大切です。ベンチャーはスピードが大事なので、自分で調べて迷って分からなくて…という時間のロスがもったいないと思います。</p><h2>考え込まずにまず「言うこと」「やること」が大事</h2><p><strong>――今後の展望を聞かせてください。</strong></p><p><strong>河:</strong>企業と女性のジョブマッチングを通じて「Live Your Life」を実現するというビジョンは変わらず、積み上げていきます。一方で、もっと加速するためには企業側の働き方に対する柔軟性を高めていくことが大切だと考え、今年1月企業に女性の役員人材 を紹介するサービス「Warisエグゼクティブ」を立ち上げました。意思決定層の多様化を目指しています。ほかにも、テクノロジーを使った新しいサービスなどを検討中です。</p><p><strong>――最後に、起業したい人や何か始めたい人にアドバイスをお願いします。</strong></p><p><strong>河:</strong>私たちは「言うこと」と「やること」をすごく大事にしています。Wishがあるなら、まずは言ってみれば、私みたいに共同創業者が現れたり協力してくれる人が出てきたりして、一人ではできないことができるようになるかもしれません。そして、やること。今の時代は何が当たるか分からないから、あまり作り込まずにやって反応を確かめて、次のアクションを考えればいい。もしどうしようかと悩んでいるなら、まわりに積極的に発信して 、とにかく動いてみればいいと思いますよ。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/10/04/16/14/56/2d326bf4-2679-4a9f-9c33-1c1aaac049eb/----------2021-10-04-16.13.19.png" alt="Waris" link_href="" link_target=""></div><p> 明るくサバサバと、オープンに話してくださった河さん。やりたいことを人に言う、とにかく動く、100個の夢を書く、強みと弱みを分析して足りない ところを補う、外の力に頼るなど、起業したい人はもちろん、あらゆる人の役に立つヒントが満載でした。</p><h2>株式会社Warisについて</h2><div class="q-surround-border additionalClassesSet " style=""><p>■会社概要<br>会社名:株式会社Waris<br>URL:<a href="https://waris.co.jp/" target="_blank">https://waris.co.jp/</a><br>所在地:[本社オフィス]<br> 東京都千代田区神田鍛冶町3-7 神田カドウチビル8F<br> [福岡オフィス]<br> 福岡県福岡市赤坂1-11-20 8bit赤坂201<br>設立:2013年4月<br>共同代表:米倉史夏、田中美和、河京子<br><br>■事業内容<br>人材サービス<br>有料職業紹介事業<br>雇用関係給付金取扱職業紹介事業者<br>各種セミナー、イベント等の企画・開催・運営<br><br>■問い合わせ先<br>Mail:info@waris.co.jp</p></div><h2>お知らせ</h2><p>▷<a href="https://growth-next.com/" target="_blank">Fukuoka Growth Next</a>では西日本シティ銀行スタッフが毎週水曜日常駐しています。創業に関するご相談も承っていますのでお気軽にお越しください。<br><br>▷福岡市と北九州市には創業期のお客さまをサポートする専門拠点『<a href="https://www.ncbank.co.jp/hojin/sogyo/sogyo_plaza/" target="_blank">NCB創業応援サロン</a>』を設置していますので、こちらにもお気軽にお越しください。</p><p><strong>[NCB創業応援サロン福岡]<br></strong>福岡市中央区天神2-5-28 大名支店ビル7階<br>平日:9:00~17:00<br>TEL:0120-713-817<br><strong>[NCB創業応援サロン北九州]<br></strong>北九州市小倉北区鍛冶町1-5-1 西日本FH北九州ビル5階<br>平日:9:00~17:00<br>TEL:0120-055-817</p>
<div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/10/04/16/53/16/f52ed849-af6a-4aa8-8f87-fb00ed4eb109/------top--1-.jpg" alt="【求人】奥深き段ボールの世界!九州のシェアトップメーカー「児島段ボール」がスタッフを募集!" link_href="" link_target=""></div><div class="q-ribbon-1 additionalClassesSet " style=""><p>「GO!GO!ワンク」では、地域の事業者を人材支援の面でサポートすべく、給与や勤務時間といった情報だけではなく、"自分ごと"として仕事に取り組んでいただけるよう、事業者の想いや展望にフォーカスした求人情報を発信しています。</p></div><p>私たちの暮らしの身近にあり、流通には欠かせない段ボール。普段は何気なく使っている段ボールが、どこでどうやって作られているかご存じでしょうか? 日本中に数多く存在する段ボールメーカーの中でも、九州ナンバーワンのシェアを誇るのが福岡市に本社を置く<a href="http://www.kdb.co.jp/" target="_blank">児島段ボール株式会社</a>です。</p><p>同社で新たにスタッフを募集中とのことで、熊本工場を訪ねて、同社執行役員・熊本工場長の峰弘一さんと、業務課主任の髙本祐樹さんにお話を伺いました。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/08/02/18/04/39/5b4e2ed6-9fb7-4eb8-ba08-728f7013cfec/dsc_0245.jpg" alt="児島段ボール" link_href="" link_target=""></div><h2>九州トップのシェアを誇る段ボールメーカー</h2><p><strong>――まずは御社のことを教えてください。</strong></p><p><strong>峰:</strong>児島段ボールは、社名の通り段ボールの製造・販売を手がける会社です。1959年に福岡市で創業して博多駅前に本社を構え、福岡県古賀市と佐賀県吉野ヶ里、熊本県熊本市に計3つの工場があります。営業エリアは九州全域と山口地方をカバーしていて、約360人の従業員がいます。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/08/02/18/03/40/52a81e09-4b0b-4340-88c3-489e6080ab01/dsc_0202.jpg" alt="峰工場長" link_href="" link_target=""></div><p><strong>――御社の製品はどんなところで使われているのでしょうか?</strong></p><p><strong>峰:</strong>JAさんの農作物をはじめ、社名は出せないのですが大手食品メーカーや飲料メーカー、酒類メーカーさんなど、皆さんがよくご存じの会社と多く取引があります。売上・生産量ともに、おかげさまで九州の段ボールメーカーの中ではトップを走っています。珍しいものでは魚のトロ箱や蜂用の箱を作ったり、平成28年熊本地震のときは県と連携して避難所用の段ボールベッドを作ったりもしました。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/08/02/18/04/05/e62286c7-a195-4640-abf2-b71db1c882a5/dsc_0302.jpg" alt="児島段ボール" link_href="" link_target=""></div><p><strong>――トップメーカーとしての強みはどこにあるのでしょうか?</strong></p><p><strong>峰:</strong>正直なところ、段ボールはどこが作っても大きな違いはないと思います。ただ、うちは品質にとてもこだわっていて、最新の技術と設備が揃っていますし、何よりもお客さまと信頼関係を大切にしていることが強みですね。</p><p>段ボールはかさばって運送コストがかかるため、基本的には取引先の会社や工場の近くで作った方が細やかに対応できてコストも下がります。ですから当社では、古くからある福岡と佐賀工場に加えて、8年前には熊本工場を新設しました。</p><p><strong>――そもそも段ボールはどうやって作るのか教えてください。</strong></p><p><strong>峰:</strong>まずは段ボールの原紙を仕入れ、3枚の原紙を貼り合わせて長い段ボールシートを作ります。そして、そのシートに印刷や切り込みを入れて、段ボール箱に加工します。</p><p>意外かもしれませんが、紙は繊細な生き物のようで、空気中の水分の含み具合によって数ミリ伸びたり縮んだりするんですよ。ですから3枚張り合わせるときに、素材や水分量を考慮して機械の設定を微調整しないと、反ったり歪んだりしてしまいます。昔はそれこそ職人技が必要でしたが、今は機械の性能が上がり、ほどほどの経験があればできるようになりました。</p><p><strong>――ほとんど機械で作られるのですか?</strong></p><p><strong>峰:</strong>そうです、機械にものをセットしたり調整したり確認したりするのは人ですが、実際に作る作業はほとんど機械でやっています。</p><p><strong>――今回は営業と工場のスタッフを募集されると聞きました。背景を聞かせてください。</strong></p><p><strong>峰:</strong>段ボールは流通になくてはならない存在です。最近は段ボールのままホームセンター等に陳列するケースも増え、段ボール業界は少しずつ伸びている業界です。当社に関して言えば、コロナ禍でも売上が落ちることなく推移しているため、需要拡大に合わせた形でスタッフを募集することにしました。</p><h2>段ボールの奥深さとお客さまとの関係</h2><p><strong>――髙本さんは営業と工場の両方を経験されているそうですね。段ボールに興味があって入社されたのですか?</strong></p><p><strong>髙本:</strong>私は福岡出身で福岡の大学を卒業後、段ボールの製造は他には無い唯一無二のインパクトがあるなと思い、営業を希望して入社しました。最初は営業担当で、それから熊本工場に異動して、今年で入社から11年になります。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/08/02/18/05/23/1c439362-51aa-420b-b0ba-a30c80bd0a46/dsc_0229.jpg" alt="髙本さん" link_href="" link_target=""></div><p><strong>――では、ゼロからスタートされたのですね。</strong></p><p><strong>髙本:</strong>入社して、工場で段ボールの種類や作り方について研修を受けました。段ボールといえば、いわゆるミカン箱みたいなタイプしか思いつかなかったのですが、上がないタイプやフタつきなど、かなり種類が多いことに驚きました。段ボールは共通品がなくて、入れるものによって大きさも形も違い、完全にオーダーメイドなのです。この工場だけでも1万種類ぐらい作っています。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/08/02/18/04/46/3e189c2f-5c7b-4a91-aca8-083c67895353/dsc_0249.jpg" alt="児島段ボール" link_href="" link_target=""></div><p><strong>――熊本工場だけで1万種類ですか。それだけお客さまの多様なニーズがあるんですね。営業の担当者がお客さまと打ち合わせをして作るのですか?</strong></p><p><strong>髙本:</strong>はい、お客さまから商品を入れるものや使い方をヒアリングし、工場で見本を作ってもらい、実際に商品を入れて微調整します。箱の規格やデザインを考えて、お客さまに見本をお見せしたときに「こういうのがほしかった」と喜ばれるとうれしいです。純粋にお客さまと話すことも楽しいですし、営業としては成績が上がっていくことももちろんですが、お客さま唯一の段ボール製品を納品できたときは嬉しいですね。</p><p><strong>――営業の方の役割が大きいのですね。工場ではどんな働き方をされるのですか?</strong></p><p><strong>峰:</strong>工場については幅広い業務があります。原紙の発注から製造計画、製版、機械ごとのさまざまな業務、出荷まで分かれています。いくら機械で作るといっても各製造ラインの人がしっかり管理しないと良い段ボールはできないので責任感を持つ必要があります。工場内は夏が暑くて、業務によっては力仕事もありますが一部のお客さまの箱の裏には当社の「KDマーク」が入っていて、スーパーなどでマークを見つけると誇らしいものです。ぜひ機会があれば段ボールの裏側を見てみてください。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/08/02/18/04/32/dc58271a-44e7-442f-b7bc-4b3f8444eff9/dsc_0348.jpg" alt="KDマーク" link_href="" link_target=""></div><p><strong>髙本:</strong>私は今、工場で1つの部門を管轄しています。営業もそうですが、工場の仕事もかなり奥が深くて、まだまだ知らないことばかり。ゆくゆくは製造部門全体を統括して見られるように成長していきたいと思っています。</p><p><strong>峰:</strong>工場ではシートを出す責任者でも、「シートを真っすぐに作るのは永遠のテーマ」というくらいですから(笑)。探究していける仕事ですね。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/08/02/18/04/17/47a8dc6f-8373-4239-bf20-9196f83ab1cb/dsc_0266.jpg" alt="シート出し" link_href="" link_target=""></div><p><strong>――児島段ボールで長く働かれてみて、どんな会社だと感じていますか?</strong></p><p>髙本:活気があると思います。この工場には高校を卒業してすぐ入ってくる若手から勤続20年30年のベテランまでいて、和気あいあいと働いています。特に若手は仲が良く、みんなで遊びに行ったりしているようです。</p><p><strong>峰:</strong>うちの一番の魅力は、社長が従業員のことをよく考えてくれることではないでしょうか。もちろん九州での業界トップを維持するための厳しさはある一方で、コロナが流行る前は、毎年夏に従業員と家族を招いてバーベキューをしていました。また、熊本地震のときは被災しても工場を稼働したところ、「大変な中でよく頑張ってくれた」と少なくない特別金を2回も出してくれました。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/08/02/18/04/24/9a54eee0-e630-49bb-8d47-21f4afe36a76/dsc_0353.jpg" alt="児島段ボール" link_href="" link_target=""></div><p><strong>――最後に、御社に興味を持たれた方にメッセージをお願いします。</strong></p><p><strong>峰:</strong>段ボールは私たちの生活に欠かせないもので、当社は九州でもトップのメーカーです。業績は右肩上がりなので、安心して長く働いてもらえますよ。</p><p><strong>髙本:</strong>段ボールの製造は特殊な業界で、はじめはみんな初心者です。必要な資格や技術はなく、ゼロから先輩に教えてもらえるので、気負うことなく検討してもらえれるとうれしいです。ぜひお待ちしています。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/08/02/18/03/46/d27b25fa-5fbc-438f-ac1d-f270284ca167/dsc_0371.jpg" alt="児島段ボール" link_href="" link_target=""></div><p>昨今の通販需要の高まりで、段ボールを活用した配送を必要とする企業も増えることが予測されます。その分各種要望も多岐にわたるため、営業や工場スタッフの力量が試されそうです。やりがいも大いにある児島段ボールでのお仕事ぜひご応募ください。</p><p></p><table><tbody><tr><td data-colwidth="148"><p><strong>会社名</strong></p></td><td data-colwidth="410"><p>児島段ボール株式会社</p></td></tr><tr><td data-colwidth="148"><p><strong>募集期間</strong></p></td><td data-colwidth="410"><p>2021年11月4日まで</p></td></tr><tr><td data-colwidth="148"><p><strong>募集職種</strong></p></td><td data-colwidth="410"><p>工場スタッフ</p></td></tr><tr><td data-colwidth="148"><p><strong>採用人数</strong></p></td><td data-colwidth="410"><p>各若干名</p></td></tr><tr><td data-colwidth="148"><p><strong>給与</strong></p></td><td data-colwidth="410"><p>経験・スキルを考慮のうえ、決定します</p></td></tr><tr><td data-colwidth="148"><p><strong>福利厚生</strong></p></td><td data-colwidth="410"><p>社保完備、家賃補助(条件付)、作業着支給、食事代補助(条件付)</p></td></tr><tr><td data-colwidth="148"><p><strong>休日休暇</strong></p></td><td data-colwidth="410"><p>年間104日・自社カレンダーによる(日・祝は休み)</p></td></tr><tr><td data-colwidth="148"><p><strong>仕事内容</strong></p></td><td data-colwidth="410"><p>段ボール製造にかかわる業務<br>機械操作有(フォークリフト免許保有者歓迎)</p></td></tr><tr><td data-colwidth="148"><p><strong>応募資格</strong></p></td><td data-colwidth="410"><p>高卒以上</p></td></tr><tr><td data-colwidth="148"><p><strong>雇用形態</strong></p></td><td data-colwidth="410"><p>正社員・パート・アルバイト</p></td></tr><tr><td data-colwidth="148"><p><strong>勤務地</strong></p></td><td data-colwidth="410"><p>【福岡工場】<br>福岡県古賀市日吉3-20-1<br>【佐賀工場】<br>佐賀県神崎郡吉野ヶ里町吉田2307-31<br>【熊本工場】<br>熊本県熊本市南区城南町藤山885-8</p></td></tr><tr><td data-colwidth="148"><p><strong>勤務時間</strong></p></td><td data-colwidth="410"><p>8:30〜17:00</p></td></tr></tbody></table><p>※以下留意事項をご確認の上、ご応募ください。</p><p><strong>【応募に際しての留意事項】</strong></p><p>ご応募いただいた情報は、直接求人掲載企業様へ届き、求人掲載企業様からご連絡いたします。</p><div class=" q-handwriting-border text-center colorSet additionalClassesSet bgColorSet " style="color:rgba(15,0,0,1);background-color:rgba(252,252,252,1);"><h1><strong>応募は<a href="https://reg18.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=oikh-lfogki-aac7983f7af07a050295c3b314cb2d61" target="_blank">こちら</a>から</strong></h1></div><p></p><p></p><p></p>
<div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/08/03/18/49/57/aa605f82-c6ac-451a-8828-b2c36a24a9da/------_-------1.jpg" alt="HAPPYHILL" link_href="" link_target=""></div><div class="q-ribbon-1 additionalClassesSet " style=""><p>人は「十人十色」と言われるように、起業のかたちも人それぞれ。「MY FOUNDING STORY」シリーズでは、さまざまな企業の創業ストーリーを紐解き、これから起業しようとしている方々の参考や励みにしてもらいたいと考えています。</p></div><p>新型コロナウイルス感染症によって、飲食店は大きな打撃を受けています。福岡市の「Cafe &amp; Dining HAPPY HILL」(カフェ&ダイニング ハッピーヒル)は、開業から5年で新たな展開に踏み出した矢先、予期せぬコロナに見舞われました。代表の山田裕介さんが起業前からこれまでの道のりを包み隠さず話してくれました。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/08/04/09/18/30/d59e69fc-c4c2-405d-b585-9521aa7d9a13/dsc_0085.jpg" alt="山田さん" link_href="" link_target=""></div><div class="q-surround-border additionalClassesSet " style=""><p><strong>■プロフィール<br></strong>合同会社HAPPYHILL 代表社員<br>山田裕介(やまだゆうすけ)さん<br><br>1982年、福岡県柳川市出身。西南学院大学経済学部を卒業し、ケーブルテレビに入社。福岡のカフェや飲食店に勤務した後、2014年「Cafe &amp; Dining HAPPY HILL」を福岡市大名で開業。薬院のKKRホテル博多1階に移転し、2021年3月からは今泉で営業。</p></div><h2>イタリアのバールに魅せられて開業を志す</h2><p><strong>――山田さんは飲食業に興味があったのですか?</strong></p><p><strong>山田:</strong>いえ、もともと考えたことがありませんでした、大学生のときも飲食店でアルバイトをしたこともなかったですし。ただ、祖母で美容室を経営していて、両親も美容師。小学3年生くらいから親が忙しいときは自分でご飯を作ったり、プリンやゼリーなどを作って食べたりしていました。</p><p><strong>――大学卒業後はどんな仕事に?</strong></p><p><strong>山田:</strong>特にやりたいことがなく、ケーブルテレビの営業職になりました。新車を買えるお金を貯めることを目標に、1年半で達成して辞めました。大きな不満があったわけではないのですが、家族が身近で商売をしていて、お客さんたちに「ありがとう」と喜ばれてお金をいただく姿を見て育ったので、サラリーマンになって契約書のやり取りだけで済んでしまうことにちょっと違和感があった気がします。</p><p><strong>――会社を辞めて、どうしたのですか?</strong></p><p><strong>山田:</strong>海外に行ってみたくて、コーヒーが好きだったこともありイタリアへ10日間のツアーに参加しました。ローマのバールでラテを頼むと、おじいさんがラテアートを描いて出してくれたので「写真撮っていいですか?」と聞いたら、裏で働いている人も全員連れてきて、写真に入ってくれたんです。みんなすごく楽しそうに働いていて、忙しい時間なのにお客さんも文句を言うことなく眺めていて。その雰囲気にすっかり魅せられて、自分もそんな場を作り楽しく働きたいと思いました。</p><p></p><h2>がむしゃらに働き人を観察して、店をオープン</h2><p><strong>――イタリアで飲食への思いが芽生えたのですね。</strong></p><p><strong>山田:</strong>はい、帰国してたまたま行ったレストランのコーヒーがおいしくて、仕入れ先のハニー珈琲でアルバイトをさせてもらいました。そこからビストロバーなど4店ほどを転々として、調理や接客などを貪欲に身につけていきました。自分の店を持つという漠然とした目標を立てたものの、やり方が分からないからとにかく働いて学んでいく感じでした。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/09/30/10/22/36/0c81e3c0-2c1e-4081-bf9f-e8a62065d32c/1---.jpeg" alt="カフェラテ" link_href="" link_target=""></div><p><strong>――どんなタイミングで独立されたのですか?</strong></p><p><strong>山田:</strong>独立する前の5年は筑紫野市に本社を置くOBU Companyで、魚のさばき方から接客、営業まで、とにかく目の前のことに食らいつき、がむしゃらに働く毎日でした。同社が手がける「居心地屋 螢」はホスピタリティが素晴らしく、私が在籍中に居酒屋甲子園で2度日本一に。お手伝いした東京出店も成功して人気店になりました。それで、自分たちがやってきたことは間違っていなかった、こんな心持でやっていけばいいのかなと思えて、32歳で自分の店を出そうと決めました。</p><p><strong>――資金調達や物件探しは順調でしたか?</strong></p><p><strong>山田:</strong>資金はある程度貯まっていたのですが、心許なかったので銀行の友達に相談して500万円だけ融資を受けました。物件探しでこだわったのは、調理しながら全体を見渡せること。探し回って、ようやく福岡市中央区の大名で見つかりました。</p><p><strong>――念願の店をオープンするときはどんな気持ちでしたか?</strong></p><p><strong>山田:</strong>正直なところ、最初のお客さんを迎える前までは怖さの方が強かったですね。店を改装している間は、ずっと店の前に座って人の流れを見ながら、「ランチタイムは毎日同じ人が通るから日替わりにしなきゃ」とか考えてました。アルバイトの募集を出したらありがたいことに100人以上の応募があり、6人採用しました。</p><h2>ホテルで営業を始めたもののコロナで急変</h2><p><strong>――2014年、いよいよHAPPY HILLをオープンされました。</strong></p><p><strong>山田:</strong>店の前に黒板を出して「オープンまで〇日」とカウントダウンしていたので、「待ってました」と来てくれる人が結構いました。初日は調理して知り合いに挨拶して…バタバタで、記憶がないくらい疲れ果て、もう2日目は休みたいと弱音を吐いちゃいました(笑)。ランチは常連さんが来てくれるようになったけど、ランチは客単価が低いので、いかに夜に来てもらって満足度を上げるかが今も重要な課題です。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/08/04/09/18/18/273365cc-60c6-41c9-886a-fd37a659da66/dsc_0107--1-.jpg" alt="HAPPYHILL" link_href="" link_target=""></div><p><strong>――2019年4月、薬院のKKRホテル博多に移転されたのはなぜでしょう?</strong></p><p><strong>山田:</strong>知人から声をかけてもらい、入札に参加しました。大名でオープンして4年半経つと、何となく先が見えた気がしていました。大名の店は最大30人しか入れず、結婚式の2次会などパーティの問い合わせをお断りして残念だなという思いもあり。入札で決まったときは、壁を越えてちょっと先が開けたかなと素直にうれしかったです。個人事業主から合同会社にしました。</p><p><strong>――ホテルは今までと違いましたか?</strong></p><p><strong>山田:</strong>ホテルの朝食を業務委託で受けたので、日によってバラつきはあるものの朝だけで売上があるのは大きかったです。100人収容で大きな予約も取ることができました。社員3人とアルバイト18人の仲間と共に、おいしくて居心地のいい店づくりに励んでいました。</p><p>でも、1年も経たないうちにコロナで状況が一変。お客さんが一気に減り、パーティの予約が1年先まで全てなくなって…本当に恐ろしい経験でした。それでも宿泊客1人の朝食のために店を開けなければいけないのも大変で。テイクアウトやネット販売、クラウドファンディングなどできることを探してやってみたものの、打開策にはなりませんでした。</p><p><strong>――せっかく先が開けていたのに…。</strong></p><p><strong>山田:</strong>ホテルの赤字を補填するため2号店を出そうと思い立ち、人の流れがあった今泉で物件探しを始めました。その間にも赤字が膨らみ続け、ホテルの契約更新の時期が来て、新しい物件も見つかっていないのに更新しないと決断しました。それから今泉で理想の物件に出会い、2021年3月にオープンしました。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/08/04/09/17/56/20cbfcc4-372f-4304-bde9-1290a07b397e/dsc_0113.jpg" alt="HAPPYHILL" link_href="" link_target=""></div><h2>辛いときに浮かぶのはお客さんや生産者の顔</h2><p><strong>――起業や移転などを決断される際は、誰かに相談されるのですか?</strong></p><p><strong>山田:</strong>起業前から妻とはよく話します。ずっとサポートしてくれて、すごくありがたいです。友人知人にも助けられています。20年ぶりに会う小学校の同級生が店に来てくれたり、大学の同期が予約を入れてくれたり。西南学院中学に通っていたので、同級生が社長になっていたりして、「最近どう?」と自然に経営の話になったり。</p><p>大学生のときにふと浮かんで、大事にしている言葉があります。それは「人に素直に、自分に正直に」。人に嘘をつかずに付き合ってきたことが良かったと感じています。</p><p><strong>――起業して7年、お店を継続できている要因は何でしょう?</strong></p><p><strong>山田:</strong>うーん、そうですね、苦しいときに出てくるのはお客さんや生産者さんの顔です。支えてくれる常連さんたちを裏切っちゃいかんという思いがあります。あと、うちは生産者さんとの距離がとても近く、現場を見学させてもらって直接取引しています。本当に辛くて店をやめたいな、閉めた方がラクだなと思うこともあったけれど、皆さんの顔が次々に浮かんできて、やっぱり「元気でやってます」と伝えたいなと思い直して…。常連さんの期待や生産者さんとのつながり、そしてもちろん家族やスタッフの支えがあるから続けられているのだと思います。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/08/04/09/18/03/0508a4bd-f7b9-4677-acc0-b3ffb45ad1b1/dsc_0086.jpg" alt="山田さん" link_href="" link_target=""></div><h2>自分が思うよりも、まわりの人が応援してくれる</h2><p><strong>――今泉の店舗は明るくて素敵な雰囲気ですね。今後の抱負を聞かせてください。</strong></p><p><strong>山田:</strong>おかげさまで、大名のときのお客さんもまた来てくれるようになりました。まだ自粛ムードで経営の目標値にはほど遠いのですが、店がなくなる危機は乗り越えて前を向いてやっています。これまで同様、料理もお酒もコーヒーも全て自信を持って出せるレストラン&カフェでありたいです。それに、カフェ×ウエディングという軸で、気軽に肩ひじ張らない場を提供できるといいなと考えています。</p><p>最近はスタッフが「将来独立したい」「ラテアートで有名になりたい」と目的を持って入って来てくれています。僕もいつまでもチャレンジしていきたいです。</p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/08/04/09/18/25/85c9e448-c74e-4463-95fa-1439bb910412/dsc_0102.jpg" alt="HAPPYHILL" link_href="" link_target=""></div><p><strong>――これから起業する人にメッセージをお願いします。</strong></p><p><strong>山田:</strong>予期しないことがいろいろあると思うけど、明石家さんまさんがよく言う「生きてるだけで丸儲け」ではないでしょうか。今回のコロナを通じて、自分のまわりには自分で思っているよりも心配して助けてくれる人がいっぱいいると気付かせてもらいました。クラウドファンディングに挑戦したら292人から243万円の支援とコメントもいただき、こんなに応援してもらっているのかと感激しました。遠方の人から「店に行けないから、クラファンやってくれてありがとう」と逆に言ってもらったりして。経営に向き合うと、なかなか人に相談できず孤独を感じるかもしれないけど、弱音を吐いても応えてくれる人や応援してくれる人が意外にいっぱいいると思いますよ。</p><p><strong>――起業を迷うなら、やった方がいいと思いますか?</strong></p><p><strong>山田:</strong>迷うなら、迷っている先を想像して、自分やまわりの人たちが笑っている姿を想像できるならやった方がいいんじゃないかな。誰かが泣いたり不幸になっているところしか想像できないなら、やめた方がいいと思います。 </p><div class="img-container"><img src="/cdn.qurate.cloud/2021/08/04/09/18/11/8ee118c7-b334-4902-8c86-37883c8c8a5a/dsc_0101.jpg" alt="山田さん" link_href="" link_target=""></div><p>イタリアでの出会いから修業時代、独立、コロナ禍の激動まで、自らの歩みを語ってくれた山田さん。最後に何気なく「起業して良かったですか?」と問うと、「答えはまだ出ていません、すごく難しい質問で…」と返され、ハッとさせられました。穏やかな笑顔の奥には人知れずいろいろな苦労があり、軽々しく答えないところに山田さんの誠実さがにじみ出ているなあと感じ入りました。</p><h2>合同会社HAPPYHILLについて</h2><div class="q-surround-border additionalClassesSet " style=""><p>■会社概要<br>会社名:合同会社HAPPYHILL<br>Instagram:@cafe_happyhill <br>所在地:福岡県福岡市中央区今泉1-7-21-1F<br>設立:2014年<br>共同代表:山田裕介<br><br>■事業内容<br>カフェ&ダイニングの運営</p></div><h2>お知らせ</h2><p>▷<a href="https://growth-next.com/" target="_blank">Fukuoka Growth Next</a>では西日本シティ銀行スタッフが毎週水曜日常駐しています。創業に関するご相談も承っていますのでお気軽にお越しください。<br><br>▷福岡市と北九州市には創業期のお客さまをサポートする専門拠点『NCB創業応援サロン』を設置していますので、こちらにもお気軽にお越しください。<br><a href="https://www.ncbank.co.jp/hojin/sogyo/sogyo_plaza/">https://www.ncbank.co.jp/hojin/sogyo/sogyo_plaza/</a></p><p><strong>[NCB創業応援サロン福岡]<br></strong>福岡市中央区天神2-5-28 大名支店ビル7階<br>平日:9:00~17:00<br>TEL:0120-713-817<br><strong>[NCB創業応援サロン北九州]<br></strong>北九州市小倉北区鍛冶町1-5-1 西日本FH北九州ビル5階<br>平日:9:00~17:00<br>TEL:0120-055-817</p>