模様替えをしたいな、と思ったとき、あなたなら何を参考にしてインテリアをつくっていきますか?
お家時間が長くなり、自宅を心地よくするための情報やアイテムが注目されていますが、本当にくつろげるお部屋づくりをするためには、「好みのインテリア」を知ることが大切なのです。今回は、「自分らしく心地よい」お部屋づくりのヒントをご紹介します。自分の「好きなテイスト」を見つけるきっかけになりますように。
「好みのインテリア」でお家をもっと心地よく
どうして「好みであること」が大切なの?
雑誌やテレビ、SNSなどで見るお部屋は、とても素敵だけれど自分の家に取り入れるとなると…と戸惑ったことはありませんか。憧れるインテリアは多々あれど、「心からほっとできる」という視点で見ると人それぞれ好みがあるはずです。
たとえば木の温もり溢れるナチュラルな空間が好き、無駄を削ぎ落したシンプルな空間が好き、モノが多い方が落ち着くなど…好みのインテリアを取り入れることで、オンとオフを切り替えられたり、守られている感じがしたりと「心からリラックスできる家」になるのです。
ライフスタイルに合っているのが前提
とはいえ、インテリアが自分や家族のライフスタイルに合っていなければ、居心地のよいい家とは言えません。心地よく暮らすためには、自分や家族のライフスタイルをきちんと振り返り、それに合った「機能」を備えることが大切です。
たとえば、家具選びひとつをとってみても多種多様。小さなお子さんのいるご家庭なら、デザイン性よりもまず安全性やお手入れのしやすさを優先されるのではないでしょうか。家族で使うお部屋を模様替えする場合は、今使っていて不都合な点や改善したい点をリストアップしてから始めるのがおすすめです。
ライフスタイルに合っていること、そして好みのインテリアでまとめられていることが、心地よいお部屋づくりの重要なポイント。それでは、ここからはあなたの「好き」を見つけるヒントを具体的にご紹介していきます。
あなたの「好きなテイスト」が見つかる3つのヒント
好きなテイストを見つけるヒント1.「雰囲気」
好みのインテリアの全体像を考えるときに、ヒントになるのが「雰囲気」。とはいえ、あまりにも漠然としていて思い浮かばない、という方も多いのではないでしょうか。そこで参考にしたいのは、旅やおでかけで訪れた場所の記憶。素敵なホテル・ショップ・カフェなど、ついつい長居したくなったお気に入りの場所はありませんか。
また、好きな国や興味のある文化に注目するのも良いでしょう。本や雑誌、インターネットなどでリサーチしてみると、どんな雰囲気を持っているのか体感することができます。そのほかにも、憧れの世界観を描いた映画やいつも聴いている音楽のなかにもヒントは隠されています。まずは漠然とでも良いので、「好きな雰囲気」を知ることから始めてみてください。
好きなテイストを見つけるヒント2.「色や照明」
明るさや色も、インテリアを構成する大切な要素。なぜだかいつも選んでしまう色、心がほっとする色などはありませんか。また、明るさも好みがあります。オープンカフェのように光が溢れる明るい空間が好き、ホテルのようにほの暗いしっとりとした空間が好きなど、照明づかいの好みにも注目してみてください。
好きなテイストを見つけるヒント3.「香り」
良い香りに包まれていると、心が癒されるもの。心が華やぐような花の香り、リラックスできる森林の香り、深みのあるエレガントな香りなど香りからイメージを膨らませるのも好きなインテリアを見つけるヒントになります。
「このルームフレグランスに合うお部屋は、どんなインテリアだろう」そんなひとときも、楽しく感じられますね。
「自分の好み」をお部屋に反映させよう
このようにさまざまな視点から考えてみると、気づかなかった自分の好みを発見できるかもしれません。イメージがかたまってきたら、いよいよそれらをインテリアに落とし込んでいきます。
【後編】では、好きなテイストをインテリアで表現するポイントを詳しくご紹介します。お楽しみに。
- インテリア
伊野奈緒美
フリーライター Naomi.Sping代表
ライフスタイルメディアをはじめ、企業サイト、Webマガジンなどでインテリア・ライフスタイル系記事を執筆。自身も地元福岡を応援すべく、福岡ライフスタイルメディア「福岡暮らすFUKU-KURA(フククラ)」を運営。職住融合のワークス
タイル経験を生かし「仕事×子育て×心地よい暮らし」のアイデアを届ける。【保有資格】文部科学省後援リビングスタイリスト1級/リフォームスタイリスト3級/
カラーコーディネーター2級
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