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投資信託と株の違いは?仕組みやリスク、利益などを比較してわかりやすく解説

公開日 2026.05.28

投資信託と株式投資はどちらも資産運用の代表的な手段ですが、仕組み・リスク・利益の得方・手数料など、多くの点で違いがあります。 本記事では、投資信託と株の違いを比較し、それぞれの特徴を解説します。自分に合った投資方法を選ぶ際の参考にしてください。

投資信託と株の違いとは?

投資信託と株の違いは?仕組みやリスク、利益などを比較してわかりやすく解説

投資信託と株式投資はどちらも、お金を運用して増やすという目的は共通しています。しかし、その仕組みや運用方法は根本的に異なります。

まずはそれぞれの概要を理解したうえで、基本的な違いを見ていきましょう。

投資信託の概要

投資信託とは、多くの投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、専門家が株式・債券・不動産など複数の資産に分散投資する金融商品です。

個人ではなくプロが運用を担うため、投資の知識や経験が少ない初心者でも始めやすいのが特徴です。

株式投資の概要

株式投資とは、企業が発行する株式を購入することで、その企業のオーナーの1人になるという投資手法です。企業が成長して株価が上昇すれば売却益を得られ、業績に応じた配当金を受け取ることも可能です。

基本的な違い

投資信託と株式投資の主な違いを以下の比較表にまとめました。

項目

投資信託

株式投資

運用主体

プロの運用(ファンドマネージャー)

自分(個別企業を選択)

リスク

分散投資で株式投資に比べ相対的に低い

個別株の値動きが大きい

手数料

販売手数料・信託報酬・信託財産留保額など

売買手数料・取引コスト

少額投資

積み立てで可能

単元株が必要(単元未満株で対応可)

収益の種類

分配金・基準価額の値上がり益

配当金・売却益(キャピタルゲイン)

売買タイミング

1日1回(基準価額)

市場開設中にリアルタイム売買

銘柄の選定

ファンドが自動的に選定

自分で企業を選ぶ

投資信託は、「プロに任せて分散投資する方法」、株式投資は、「自分で企業を選んで投資する方法」 と考えると違いを整理しやすくなります。

投資信託と株の仕組みの違い

投資信託と株式投資の違いを、運用方法、投資対象、銘柄の考え方という3つの観点から見ていきましょう。

運用方法

投資信託は、投資家から集めた資金をファンドマネージャーが運用します。一方、株式投資は投資家自身が企業を選び、購入や売却のタイミングを判断します。

投資対象

投資信託の投資対象は幅広く、国内外の株式・債券・不動産・コモディティにまで及びます。株式投資の対象は、国内外の上場企業の株式に限られます。

銘柄の考え方

投資信託における銘柄は、ファンドそのものを指します。投資家はファンドを選ぶことで間接的に多数の企業等に投資します。

株式投資では、個々の企業の株式が銘柄です。銘柄選びが投資の成果に直接影響します。

投資信託と株のリスクと値動きの違い

投資信託と株式投資では、リスクの種類・大きさ・値動きの特徴が異なります。それぞれを正しく理解し、健全な資産運用を目指しましょう。

投資信託のリスク

投資信託は複数の資産に分散して投資するため、1つの銘柄が大きく値下がりしても、他の銘柄がその影響を吸収してくれます。そのため個別株と比べてリスクは相対的に低い傾向があります。ただし、相場が急落した場合は元本割れになる可能性はあります。

株のリスク

個別株への投資は、その企業の業績や財務状況、経営方針が直接運用成果に反映されます。分散効果がないため、特定の銘柄に集中して投資している場合は、その銘柄の下落がそのまま大きな損失につながるリスクがあります。

値動きの特徴

投資信託の基準価額は1日に1回算出されるので、急激な値動きが起こりにくいです。

株式の場合、取引時間中の決算発表や経済ニュース、国際情勢などによって短時間に大きく動くことも珍しくありません。

リスク管理の方法(分散・積み立て・リバランス)

リスク管理の基本は、分散・積み立て・リバランスの3つです。 異なる資産クラスや地域に分けて投資することで、特定の資産が下落しても全体への影響を抑えられます。

また、ドルコスト平均法を組み合わせれば、コツコツ資産を増やすことも可能です。 さらに、定期的なリバランスによって当初の比率を維持し、リスクの偏りを防ぐ運用を心がけると効果的です。

投資信託と株:利益の仕組みと受け取り方の違い

投資信託と株式では、利益の発生する仕組みと受け取り方が異なります。税制面も含めて、正しく理解しておきましょう。

投資信託の利益

投資信託で得られる利益は、主に「分配金」と「値上がり益」の2つに分けられます。

分配金とは、ファンドが運用によって得た収益の一部を投資家へ還元するものです。銘柄によって毎月あるいは年数回など、定期的に現金として受け取ることができます。

値上がり益は、購入時よりも基準価額が上昇したタイミングで売却し、その差額によって得る収益を指します。なお、効率的に資産を形成したい長期運用においては、分配金をその都度受け取らずに「再投資」へ回すことで、複利効果を活かして資産を大きく育てる選択肢もあります。

株の利益

株式投資による利益は、大きく分けて2種類あります。

1つは、購入時よりも株価が上昇したタイミングで売却し、その差額によって得られる「キャピタルゲイン(売却益)」です。もう1つは、企業が利益の一部を株主に還元する「インカムゲイン(配当金)」です。

また、これら2つの利益に加えて、自社製品やサービスなどを提供する「株主優待」を実施している企業もあります。

配当・分配金の税扱いと受け取り方

投資信託の分配金・株の配当金は、原則として20.315%(所得税15.315%+住民税5%)の税金が源泉徴収されます。また、売却益にも同じく20.315%が課税されます。

投資信託と株の売買方法の違い

投資信託と株式投資では、買付の手順や売買できるタイミングに大きな違いがあります。それぞれの特徴を理解して、自分のライフスタイルに合った方法を選びましょう。

投資信託の買付

投資信託は、証券会社・銀行・郵便局などの金融機関で購入できます。購入金額を指定して申し込む金額指定購入、毎月一定額を自動購入する積み立て投資が主な買い付け方法です。

株の売買

株式の売買は、証券取引所の営業時間内であればリアルタイムで行うことができます。

注文方法には、価格を指定せずに売買を成立させる「成行(なりゆき)注文」と、希望する価格を指定して買い付ける「指値(さしね)注文」の2種類があります。これにより、その時点の株価の動きを確認しながら、自身の投資戦略に合わせた買い付けが可能です。

タイミングの違い

投資信託は基準価額が1日1回算出されるため、今すぐ売りたいというタイミングでの即時売却はできません。

株式はリアルタイムで価格が変動するため、自分の判断で好きなタイミングに売買できます。

投資信託と株の手数料とコストの違い

投資で実際に手元に残る利益は、リターンからコストを差し引いた金額です。投資信託と株式それぞれのコストの違いを正しく把握しておきましょう。

投資信託のコスト

投資信託には購入時手数料・信託報酬・信託財産留保額の3つのコストがあります。なかでも保有中に毎年かかる信託報酬は、長期投資に大きく影響します。

株のコスト

株式投資のコストは売買時の手数料が中心で、ネット証券では無料としているサービスも増えています。投資信託と異なり、保有中は信託報酬のようなコストが発生しない点が大きなメリットです。

長期コストの差

長期保有を前提とした場合、投資信託の信託報酬は年々積み重なるため、コストの差が運用成果に影響します。例えば、信託報酬0.1%のインデックスファンドと1.5%のアクティブファンドでは、20年後の資産額に大きな差が生まれることがあります。

税金・NISA・制度面の違い

投資で得た利益には基本的に税金がかかります。しかし、制度や口座によって扱いには違いがあるため、正しく理解しておきましょう。

NISAでの扱い(投資信託と株の違い)

NISAにはつみたて投資枠と成長投資枠があります。つみたて投資枠で購入できるのは、金融庁が指定した条件を満たす投資信託・ETFに限られます。一方、成長投資枠では上場株式・投資信託・ETFなどを幅広く購入できます。

特定口座・一般口座の違い(税管理の違い)

NISA以外で投資する場合、特定口座か一般口座を選ぶ必要があります。特定口座(源泉徴収あり)を選ぶと、証券会社が自動的に税金を計算・納付してくれます。

一方、一般口座では自分で確定申告を行う必要があります。

売却益・配当の課税(確定申告が必要なケース)

源泉徴収なしの特定口座や一般口座では、自分で確定申告をする必要があります。

また、損失が出た年は損益通算で税金を取り戻せる場合があり、複数口座をお持ちの方や所得が少ない方も確定申告で節税できるケースがあります。

少額投資のしやすさはどっち?

近年では、少額から投資を始められる選択肢が大幅に広がっています。

投資信託と株式それぞれの少額投資の実態と、初心者が実際に始めやすいのはどちらかを比較してみましょう。

投資信託の積み立て

投資信託は100円から積み立てができる金融機関もあり、少額から始めるのに適した金融商品のひとつといえます。

毎月一定額を自動で投資する積み立て設定をしておけば、相場を気にすることなくコツコツ資産形成を続けられます。

西日本シティ銀行の積立投資信託は月々1,000円から

株の単元株

株式投資は原則として単元株という単位で購入します。1単元は通常100株で、例えば株価が2,000円の銘柄を買うには20万円が必要です。

ただし近年は単元未満株(ミニ株)サービスを提供する証券会社が増え、数百円〜数千円から個別株を購入することも可能です。

初心者の始めやすさ

投資の知識が少ない初心者にとっては、プロが運用し、少額から積み立てできる投資信託のほうが始めやすいといえます。

一方、特定の企業に思い入れがある方や、経済・ビジネスを勉強しながら投資したい方には株式投資もおすすめです。

インデックス投資とは?

近年、資産形成の方法としてインデックス投資が注目を集めています。ここでは、インデックス投資の仕組みと魅力、株との違いについて詳しく見ていきましょう。

インデックスの特徴

インデックス投資とは、日経平均株価やS&P500などの市場指数に連動することを目指す投資信託への投資です。

市場全体の平均的なリターンを低コストで得ることを目的としており、信託報酬が低い商品が多いです。

株との違い

インデックスファンドは市場全体に分散投資するため、個別企業の倒産・業績悪化によって資産が減ってしまうリスクを軽減できます。

また、銘柄選びの手間がなく、長期保有に向いています。

長期投資との相性

インデックスファンドは、一般に長期投資と相性が良いとされています。その理由は、特定の企業のリスクに左右されず市場全体に投資できる点や、低コストで「世界経済の成長による利益」を効率よく享受できる仕組みだからです。

短期的な市場の変動に一喜一憂せず、積み立てを継続することで購入単価が平滑化され、着実な資産形成が期待できます。元本保証はありませんが、運用期間が長くなるほど年率リターンが安定し、損失リスクが低減する傾向にあります。

どちらを選ぶべき?比較まとめ

投資信託と株式投資、それぞれの特徴を詳しく見てきました。ここでは、投資の目的やスタイル別に、どちらを選ぶべきかを整理していきましょう。

安定志向の人

リスクを抑えて長期的に資産形成をしたい人には、自動的に分散投資ができる投資信託が向いています。

特にNISAを活用した長期積み立て投資は、老後資金や教育資金の形成におすすめです。

リターン重視の人

高いリターンを狙いたい人、特定の企業や業界に強い関心を持っている人、日々の相場を楽しみながら投資したい人には株式投資が向いています。

併用という選択

実際には、投資信託と株式投資の両方を組み合わせて活用するという選択肢もあります。

例えば、資産の80%はインデックスファンドで積み立て・長期保有し、残り20%で個別株に挑戦するなど、自分なりの投資方法を見出していきましょう。

初心者はどこで投資を始めるべき?

投資を始める際、どこの金融機関を選ぶかは重要なポイントです。銀行と証券会社にはそれぞれ異なるメリットがあるため、事前に確認しておきましょう。

銀行のメリット

銀行で投資を始めると、普段使っている預金口座と連携してワンストップで資産を管理できます。

窓口やセミナーなど対面でのサポートが充実しているため、投資の知識が少ない初心者でも疑問をその場で解消しながら始められるでしょう。

証券会社のメリット

証券会社は、取扱商品の種類が多く、売買手数料が安い点が魅力です。

株式・ETF・外国株など幅広い商品を低コストで取引できるため、より積極的に投資したい方に向いています。

選び方のポイント

金融機関を選ぶ際は、NISAに対応しているか、積み立ての自動化ができるか、信託報酬の低い商品を扱っているかを確認しましょう。使いやすいアプリや相談窓口など、サポート体制の充実度も大切です。

よくある質問(FAQ)

投資信託と株式投資について、よくある疑問をまとめました。

投資信託と株、どちらが初心者に向いてる?

投資の知識が少ない初心者には、プロが分散投資を行う投資信託のほうが向いているとされています。少額から始められ、積み立て設定で自動的に運用できるため、忙しい方でも継続しやすいのが特徴です。

少額から始めるなら投資信託と株のどちらが安い?

積み立てもできるので少額から始めるには、投資信託が有利です。まとまった資金がなくても始められます。

株はすぐに売って現金にできる?

国内株式は平日の取引時間中に売却すれば、原則として約定日の3営業日後に現金化されます。

証券口座への入金後、銀行口座への出金手続きをすれば引き出しが可能です。

まとめ

投資信託と株式投資にはそれぞれ異なる特徴、メリットがあります。まずは自分の目標やライフスタイルに合った方法から始めることが大切です。

投資信託から始めたい方には、西日本シティ銀行がおすすめです。5つの質問に答えるだけで自分に合ったファンドを提案してくれるファンドナビも利用できるため、まずは投資信託のページをご覧ください。

用語解説

最後に、投資を始めるうえで知っておきたい専門用語を解説します。

  • 基準価額
    投資信託の1口または1万口あたりの価格のことです。

  • 信託報酬
    投資信託を保有している期間中に、運用会社・販売会社・信託銀行に対して継続的に支払う管理費用です。

  • コモディティ
    一般的に取引される商品や原材料を指します。(例として石油、金、小麦など)

  • 分配金
    投資信託の運用で得た収益の一部を、投資家に定期的に支払うお金です。

  • キャピタルゲイン
    資産を購入したときよりも高い価格で売却したときに得られる売却益のことです。

  • インカムゲイン
    資産を保有していることで定期的に得られる収益のことです。

  • インデックスファンド

    日経平均株価・TOPIX・S&P500などの市場指数に連動することを目標とした投資信託のことです。

  • アクティブファンド

    市場指数を上回るパフォーマンスを目指して、ファンドマネージャーが積極的に銘柄を選ぶ投資信託です。

  • NISA

    投資で得た利益が非課税になる国の制度です。

  • ドルコスト平均法

    価格の変動に関わらず、常に一定の金額を定期的に積み立てる投資手法です。

  • リバランス

    運用の継続により変化した資産構成を、売買によって当初の目標比率へ戻す調整作業です。リスクの取りすぎを防ぐために重要です。

  • 単元株・単元未満株

    通常の株式取引の最低単位(原則100株)を「単元株」と呼びます。「単元未満株」は1株単位で売買できる仕組みで、少額から個別株に投資できます。

  • ポートフォリオ

    保有している資産の種類や比率など、投資の組み合わせ全体を指します。資産運用の「中身の構成図」のことです。

  • ボラティリティ

    価格変動の「振り幅」の大きさを表す指標です。

  • 為替ヘッジ

    外国の資産に投資する際、為替相場の変動による損益の影響を抑える仕組みです。

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