季節やトレンド、ライフスタイルに合わせて変化していくファッション。そのたびに増えていく洋服の収納に悩んだことはありませんか。特に収納スペースが限られたマンションでは、すっきりとした衣類収納を実現するのは至難の業。ですが、「見せる」「隠す」上手に織り交ぜ整えていけば、眺めるのが楽しみになるような衣類収納が実現します。そこで今回は、マンションのクローゼットを無駄なく使うアイデアや、衣類収納におすすめのアイテムをご紹介します。
マンションのクローゼットを無駄なく使うには?
隠す収納の代表的な収納スペースは、多くのマンションに採用されている「クローゼット」です。どこに何があるのか一目瞭然であることは、使いやすいクローゼットの第一条件。扉を開けた時にも美しい収納をめざしたいですね。
そこで取り入れたいのが以下のアイデアです。いずれのアイデアも洋服を詰めこみ過ぎず、8割くらいを目安に余裕を持たせて収納すると使いやすくなります。
1.引き出し収納
Tシャツやニットなど、たたんで収納するのに向く洋服は、引き出し収納を活用するのがおすすめです。深型、浅型を組み合わせれば、より多くの洋服を仕分けしながら収納することができます。深型の引き出し収納を使う時には、Tシャツなどを小さくたたんで本のように縦に並べると見やすく出し入れもスムーズになります。
2.ハンガー収納
スーツやワンピースなど、シワにならないよう気をつけたい洋服はハンガー収納が最適。型崩れしないよう、スーツ用、ボトムス用など専用のハンガーを使うとより美しい状態を保つことができます。
3.小物収納
クローゼットのすき間も無駄なく使うなら、ハンギングタイプのすき間収納グッズを活用してみてはいかがでしょうか。ネクタイやバッグなど専用のすき間収納グッズを使えば、型崩れやシワなどを防ぎながら、よい状態で保管することができます。
衣類収納不足なら。プラスする収納アイテムは?
【見せる収納】ハンガーラック
部屋の好きな場所に設置することで、どこにでも洋服の収納スペースをつくることができるハンガーラック。置き型やキャスター付き、突っ張りタイプや立てかけるタイプ、また素材もスチールや木製などさまざまな種類があります。
インテリアのテイストや用途に合わせて選べば、使いやすく空間になじむ衣類収納に。お気に入りの洋服や翌日に着るコーディネートを掛けておくなど、洋服を飾りながら収納できるのが魅力です。
【隠す収納】チェスト・引き出しケース
衣類を収納する家具として知られるチェスト。引き出しタイプの家具なので、洋服をたたんで収納します。木製のなかでも、衣類収納に適しているのは「桐製」のチェストです。桐の持つ特性から、カビ防止や防虫効果も期待できます。
マンションの部屋に気軽に取り入れるなら、プラスチック製の引き出しケースもおすすめです。引き出しを1つずつ増やすこともできるので、部屋の広さや用途に合わせて増減しやすいのが魅力。サイズや色、デザインもさまざまなので、豊富なバリエーションから用途に合わせて選ぶことができます。
【見せる・隠す収納】ワードローブ
インテリアにおいて「ワードローブ」といえば、クローゼットのように衣類を収納できる洋服ダンスのこと。ハンガーラックと引き出し収納が一体となったタイプが多く、洋服を一箇所に集めて収納することができます。マンションの1室をファミリークローゼットにしたい場合にも重宝します。洋服を厳選したうえで、それでも収納スペースが足りない場合に取り入れてみてはいかがでしょうか。
衣類収納を工夫してすっきりとした部屋に
収納スペースの多くを占めてしまいがちなのが、実は洋服。特に小さなお子さんのいるご家庭ではサイズアップしていく度に洋服が増えていくので、定期的に点検しながら上手に分量を調整し収納スペースにおさめていきたいですね。あなたも、衣類収納を工夫してすっきりとした部屋をめざしませんか。
伊野奈緒美
フリーライター Naomi.Sping代表
ライフスタイルメディアをはじめ、企業サイト、Webマガジンなどでインテリア・ライフスタイル系記事を執筆。自身も地元福岡を応援すべく、福岡ライフスタイルメディア「福岡暮らすFUKU-KURA(フククラ)」を運営。職住融合のワークス
タイル経験を生かし「仕事×子育て×心地よい暮らし」のアイデアを届ける。【保有資格】文部科学省後援リビングスタイリスト1級/リフォームスタイリスト3級/
カラーコーディネーター2級
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