年末はやることも多く気忙しくなりますが、少しずつでもやっておきたいのが「大掃除」ではないでしょうか。時間も労力も必要な大掃除ですが、部屋別に「念入りポイント」を知っておくと計画的に進めることができます。ぜひ、年末の大掃除にお役立てくださいね。
まずは、「大掃除スケジュール」を立てよう
年末が近づくと、大掃除をしなければ…と気になり始めるもの。日々の忙しさから後回しになりがちですが、少しずつ進めておけば気持ちがラクになりますよね。
思い立った時に始めるのもよいのですが、せっかくなら計画的に大掃除を進めたいもの。今年は、大掃除を始める前に「大掃除スケジュール」を立ててみませんか。スケジュールを立てることで、掃除のし忘れを防げるだけでなく、部屋別にいつ、誰が大掃除をするのか可視化されるため、気持ちの焦りも減ることでしょう。
掃除の二度手間を防ぐためにも、まずは高いところからスタートするのが効率的に進めるコツ。照明器具や窓ガラスなどを掃除してから床の掃除へ…というように、上から下へと掃除をしていきましょう。
<部屋別>大掃除の念入りポイントは?
1.玄関は「拭き掃除」をプラス
住まいの顔である玄関は、普段から掃除しているという方が多いのではないでしょうか。特にたたきは、ホコリや砂などが溜まりやすいためこまめな掃き掃除である程度はすっきりとします。
大掃除では、普段の掃き掃除だけではなく「拭き掃除」をプラスしてみましょう。たたきを水拭きすることで、こびりついてしまった汚れも取れてさっぱりとします。
また、頻繁に触るドアノブも汚れが溜まっている箇所。ドアノブは、古い歯ブラシなどを使い汚れをしっかり落としましょう。さらにアルコール除菌スプレーなどを使って、しっかりと除菌しておくと安心です。
2.リビング・ダイニングなどの居室は「窓まわり」を念入りに
リビングやダイニングなど、家族が長い時間を過ごす居室は、特に汚れが溜まりやすい場所。普段はなかなか掃除が行き届かない窓ガラスや網戸も、大掃除では念入りにお手入れするとすっきりとします。
窓ガラスは、一定方向に窓用洗剤などを伸ばすイメージで拭き取るのがおすすめ。サッシは掃除機のすき間ノズルなどで吸い込んでから、さらに拭き掃除するとよいでしょう。細かい目に汚れが溜まりがちな網戸は、2枚のタオルではさんで拭くときれいになりますよ。
フローリングは、乾いたホコリをフロアワイパーや掃除機などで取り除くことから始めるとスムーズ。さらに水拭きをプラスすると床の美しさが蘇ります。この時、フローリングの目に沿って拭くのがきれいに仕上げるポイントです。
3.キッチンは水回り、コンロ周りを重点的に
キッチンは、日々の調理で汚れやすい場所。シンクや排水口はスポンジのほかに、「歯ブラシ」や「ラップ」を使うと細かいところまできれいになります。網かごなども取り出して、しっかりと汚れを取り除きましょう。
コンロの五徳や換気扇のフィルターにこびりついた汚れも念入りに落としたいところ。密閉できる保存袋にお湯と洗剤を入れて20分ほど「つけ置き」しておくと汚れが取れやすくなります。その間に、ほかの場所を掃除しておけば時間を効率的に使えますね。
4.浴室は「カビ」と「水アカ」をしっかり落とす
浴室は、水アカやカビ汚れが気になる場所。洗いたい場所をお湯で濡らし、汚れを柔らかくしておくとスムーズに掃除が進みます。中性洗剤などをかけて皮脂汚れや水アカをこすりながら落としていきます。
浴室のカビも気になりますが、カビ取り剤のなかには刺激が強いタイプもあるため、まずはお風呂用の洗剤でこすり洗いをして落ちるかを試してみるのもひとつの方法です。
日頃から、浴室の壁や鏡などに付いた水滴を水切りワイパーで床に落としたり、マイクロファイバークロスなどで拭き取ったりしておくと水アカ予防になります。
念入り掃除で清々しい年末年始に
慌ただしい年末年始ですが、大掃除で家中がすっきりとすると気持ちまで軽くなるもの。念入りな掃除で普段は手の届かない場所まできれいにして、すがすがしい気持ちで新年を迎えましょう。
伊野奈緒美
フリーライター Naomi.Sping代表
ライフスタイルメディアをはじめ、企業サイト、Webマガジンなどでインテリア・ライフスタイル系記事を執筆。自身も地元福岡を応援すべく、福岡ライフスタイルメディア「福岡暮らすFUKU-KURA(フククラ)」を運営。職住融合のワークス
タイル経験を生かし「仕事×子育て×心地よい暮らし」のアイデアを届ける。【保有資格】文部科学省後援リビングスタイリスト1級/リフォームスタイリスト3級/
カラーコーディネーター2級
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