玄関は、家族が出入りしたり来客を迎えたり、屋外と屋内を繋ぐ場所。来客に対応することもありますが、基本的には他の部屋よりも小さく通り過ぎるだけの空間です。でも小さな空間だからこそ、季節感や住む人の個性を大切にしながらインテリアを楽しめる場所でもあります。今回は、住まいの顔である玄関を整える4つのポイントをご紹介します。
玄関を整えると、いいことがたくさん
玄関は、来客や家族が出入りする時に必ず通る場所。玄関が整っていると、単純に外出や帰宅時に気持ちが良いだけではなく、掃除がラクになったり、モノの定位置が決まっていることで忘れ物が減ったりとメリットがたくさんあります。
気持ちよく1日を過ごすため、これからご紹介するポイントを参考に玄関を整えてみてはいかがでしょうか。
住まいの顔「玄関」を整える4つのポイント
1.生活感を抑えることを意識する
「住まいの顔」である玄関は、生活感を抑えたインテリアがよく合います。とはいえ、靴や傘など家族のモノが集まるため、雑然と見えてしまいがちな場所でもあります。ほかの部屋に比べて、どうしても狭くなることの多い場所ですがモノを厳選することですっきりと見せたいですね。生活感を抑えるには、これからご紹介する、2.3.4.のポイントが参考になるはずです。
2.モノを厳選してすっきりと
先ほどご紹介したとおり、モノを厳選してすっきりと見せることが生活感を抑えるポイントでもあり、整った印象に仕上げることにも繋がります。
たとえば、既にある靴箱などの玄関収納に"おさまるだけしかモノを置かない"と決めて、モノを減らすことから始めてみてはいかがでしょう。履いていない靴やお子さんのサイズアウトした靴などを点検し処分するだけでも、スペースに余裕が生まれるでしょう。
靴箱を無駄なく使うなら、ファイルボックスなどを使いデッドスペースを有効活用するのもひとつの方法。掃除道具や消耗品のストック、来客用のスリッパなどをカテゴリ別に収納できるので、どこに何があるのか一目瞭然です。
3.インテリアのテイストを揃える
センスのよいインテリアに仕上げるポイントは、「統一感」です。テーマを決めてインテリアをつくると、その人らしさが演出でき心地よい空間に仕上がります。
どんな玄関インテリアが好みなのかわからない場合は、インターネット検索やインテリア雑誌などを見て「いいな」と感じる空間を見つけるのが近道。似た環境の玄関に置かれているモノのセレクトや配置などは、インテリアを整える参考になるはずです。
4.アイボリーをベースに色数を絞る
玄関インテリアに使う色数を絞ると、ぐんとおしゃれに洗練された雰囲気に仕上がります。目安は3色。色数を絞ることは、まとまりのあるインテリアをつくるために意識したいポイントです。
玄関インテリアにおすすめのベースカラーは「白」。広さを感じさせ、清潔感をもたらしてくれる白は、日当たりの悪い北側の玄関でも明るく見せてくれます。真っ白では緊張感や眩しさを感じてしまうこともあるため、アイボリーやキナリなど温かみのある白を取り入れるのがよいでしょう。
壁や靴箱の色がダークな色合いで変えられない場合は、ファブリックを掛けたり棚上に敷いたりするだけでも軽やかさを演出することができます。
玄関インテリアを整えれば、心も軽く
玄関がすっきりと整っていれば、目にするたびに心が軽くなるから不思議です。住まいの顔であり、家族にとっても日々目にする場所だからこそ、生活感を抑え美しい空間にしておきたいですね。年末年始の大掃除や片づけで住まいを見直すこの時期、ぜひ玄関インテリアを整える参考にしてみてはいかがでしょうか。
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伊野奈緒美
フリーライター Naomi.Sping代表
ライフスタイルメディアをはじめ、企業サイト、Webマガジンなどでインテリア・ライフスタイル系記事を執筆。自身も地元福岡を応援すべく、福岡ライフスタイルメディア「福岡暮らすFUKU-KURA(フククラ)」を運営。職住融合のワークス
タイル経験を生かし「仕事×子育て×心地よい暮らし」のアイデアを届ける。【保有資格】文部科学省後援リビングスタイリスト1級/リフォームスタイリスト3級/
カラーコーディネーター2級
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