年末は大掃除をして、新年を清々しく迎えたいもの。日々の暮らしのなかでも「掃除がはかどる」ことを意識して部屋を整えれば、いざ大掃除をするときにも気負いなく始められるはずです。
大掃除を一気に済ませてしまおうとすると、時間も労力も負担が大きいですよね。それなら、少しずつきれいな状態を積み重ねていける環境づくりをしてみませんか。
今回は、大掃除がラクになる家具の配置やインテリアのポイントをご紹介します。
大掃除がはかどる「家具の配置」は?
大掃除をスムーズにする家具の配置は、「床面が多く見えていて、モノを避けなくても掃除しやすい」ことがポイント。人が動く軌道「動線」をふさがないよう工夫してみてください。
具体的には、以下のことを意識してみましょう。
・家具を部屋の中央にはできるだけ置かず、壁側によせる
・家具はできるだけ一箇所に集める
・電源コードはホコリが溜まりやすく、引っ掛かりやすいため、ケーブルカバーなどでまとめておく
ホコリは部屋の隅に溜まりやすいもの。家具と家具の間にすき間を空けず、ぴったりとつけて配置することを心がけてみてください。また、電源コードにはホコリが絡みやすいため配線カバーやタップをまとめられるケースなどを用意しておくと掃除がしやすくなります。
掃除がはかどるインテリア【6つ】のポイント
1.家具をできるだけ置かない
掃除のしやすさを重視するなら、「家具をできるだけ置かない」ことを意識してみましょう。掃除のしやすさは、「モノの少なさ」に比例します。特に家具などの大きなモノは、少なければ少ないほど床面の掃除がラクに。ホコリが溜まりにくくなるだけでなく、部屋が広く感じられます。
2.床をできるだけ見せる
掃除機や床拭きをしやすいよう、「床面をできるだけ見せる」ことも掃除しやすさのポイント。具体的には、モノを避けずに直線の動きで掃除機ができる環境が理想的です。
3.家具と家具の間を空けない
家具と家具の間や、壁と家具のの間にすき間があると、その部分にホコリや汚れが溜まりやすくなります。掃除がしづらい場所なので、できるだけすき間を空けずに家具を配置したいところ。
また脚付き家具は、床面と家具の間に掃除機やフロアワイパーが入る高さを選びたいもの。脚部分が低すぎると、掃除器具が入らず汚れが溜まりっぱなしになってしまいます。
4.棚や床の上にモノを置かない
普段の掃除だけでなく大掃除も、棚上や床にモノが置かれているとそれらを避けたり片づけたりする作業が入るため時間も労力も必要になります。
基本はできるだけモノを置かないよう心がけたいところですが、日々の暮らしのなかではそうはいかないことも。棚上や床上にモノを置いておく場合は、収納ボックスやキャスター付きワゴンなどにまとめておくのがおすすめです。移動しやすい状態にしておくと、ノンストレスで掃除がはかどります。
また、ラグなどの敷物も掃除のしやすさの観点からは省きたいアイテム。足もとを暖かくしてくれたり、防音になったりと便利なアイテムですが、ホコリが溜まりやすい、掃除機がかけにくい…などのデメリットもあります。
ラグが必要な場合は、扱いやすい毛足の短いタイプや小さめのサイズを選ぶとよいでしょう。
家具の配置やインテリアの工夫で「大掃除」がラクに
掃除のしやすい部屋づくりを意識して整えると、きれいな状態が保ちやすくなるだけでなく、自然にすっきりとしたインテリアになるため暮らしがより快適になります。大掃除の負担を少しでも減らすために、日頃から意識して家具の配置やインテリアを考えたいですね。あなたもぜひ、大掃除の前に改めて見直してみてはいかがでしょうか。
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伊野奈緒美
フリーライター Naomi.Sping代表
ライフスタイルメディアをはじめ、企業サイト、Webマガジンなどでインテリア・ライフスタイル系記事を執筆。自身も地元福岡を応援すべく、福岡ライフスタイルメディア「福岡暮らすFUKU-KURA(フククラ)」を運営。職住融合のワークス
タイル経験を生かし「仕事×子育て×心地よい暮らし」のアイデアを届ける。【保有資格】文部科学省後援リビングスタイリスト1級/リフォームスタイリスト3級/
カラーコーディネーター2級
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