子どもの成長にとって、しっかり体を動かして遊ぶことは重要です。2020年は新型コロナ対策の自粛生活で子どもは外遊びができなくなり、家で過ごすことが多くなりました。子どもの運動不足を心配しているママやパパも多いのではないでしょうか?今回は運動不足解消のために室内で使えるグッズや遊びのアイデアをご紹介いたします。
家での子どもとの過ごし方に困ったら…
外出できずに家にこもっていると、子どもは退屈してくるはず。子どもが機嫌良く家で過ごせて運動不足にならないためにできることを考えてみましょう。
運動不足を解消できる室内遊具もある
家の中で体を動かして遊べるおもちゃや遊具はたくさんあります。それほど場所をとらないものや、必要のないときには収納できるものもありますから、検討してみましょう。
室内遊具では体を思いきり動かせますが、子どもがケガをしないような配慮や、騒音や振動が近所迷惑にならないような対策も必要です。年齢によっても遊べるものは変わってくるので、ご家庭の状況に合ったものを選びましょう。
動画でエクササイズ
家の中で運動するときに役に立つのがYouTubeなどで配信されている動画です。子ども向けのエクササイズ動画やダンス動画もたくさんあります。外出できないときには、ぜひ活用してみてください。
リビングをアスレチック化
最近は、家を建てたりリフォームしたりするときに、室内にアスレチックを取り入れる人も増えています。たとえば、壁にボルダリング(壁登り)ができるコーナーを作ったり、天井からハンモックやブランコを吊ったり、いろいろな工夫ができます。
家の中にアスレチックがあれば、雨の日でも思いっきり遊べます。新築やリフォームの予定がある方は、リビングアスレチックを考えてみてはいかがでしょうか?
子どもと一緒にお掃除!体力作りにもなって一石二鳥
子どもにとっては日常のすべてが遊び。おもちゃや遊具にこだわらなくても、楽しみながら体を動かすことはできます。たとえば、お掃除も子どもに手伝ってもらいましょう。大人は雑巾がけをするだけでも腰が痛くなってしまうこともありますが、子どもなら大丈夫。狭いところの雑巾がけも、軽々とできてしまいます。
子どもも初めての体験には興味を示すものです。普段はやらない箇所の掃除を子どもと一緒にやってみると、張り切ってやってくれますよ。
室内運動用のおもちゃが欲しい!選び方と注意点は?
子どもの運動に使えるおもちゃの種類は豊富です。代表的な室内運動用おもちゃについて、メリットや選ぶときのチェックポイント、注意点などを知っておきましょう。
室内遊具の定番「トランポリン」
室内で子どもが思いっきり体を動かせる遊具と言えば「トランポリン」です。運動効果が高く、体幹が鍛えられ、バランス感覚も養えますので、置いておけば家の中を走り回らなくてもしっかりと運動ができます。大人も使えるのもメリットと言えるでしょう。
折り畳み式のものもありますが、使用のたびに組み立てるのが面倒になって使わなくなってしまうことがあります。購入する前に置いたままにしておけるスペースを確保しておいた方がよいでしょう。騒音や床へのダメージが心配なら、専用のフロアマットを敷いておくのがおすすめです。
子どもは大好き「室内用滑り台」
家の中に十分なスペースがある場合には、「室内用滑り台」を置いておくのも運動不足解消に役立ちます。1歳くらいから遊べますが、製品によって違うので、あらかじめ対象年齢を確認しておきましょう。通常プラスチック製の耐荷重量は50kg程度なので、大きくなって兄弟や友達と一緒に遊ぶと危険です。
バランス感覚を養える「平均台」
子どもは「平均台」の上を歩くことで、体のバランスをとることを覚えます。一般的な細長いタイプのものならそれほど場所をとらないのも嬉しいところ。子どもの成長に合わせて高さを変えて使うこともできます。
手軽にチャレンジできる「フラフープ」
大きな室内遊具を置くのが難しいなら、「フラフープ」を試してみてはいかがでしょうか? 体幹を鍛える効果があり、大人のダイエットにもおすすめのエクササイズ用品です。
幼児用のフラフープは3歳くらいから遊べますが、コツをつかまないと回せないので、最初は難しく感じる子どもも多いと思います。親も一緒にチャレンジすると、子どもも両親に負けないように頑張るかもしれませんね。
姿勢も良くなる「バランスボール」
「バランスボール」は、家の中で運動ができるスポーツ用品として大人もよく使うものです。その名の通り、バランス感覚を身につけるにもピッタリ。体幹を鍛えて姿勢を良くする効果もあります。子どもは3歳くらいからバランスボールで遊べるようになります。
子どもが体を動かす遊びのアイデアはいっぱい
おもちゃや遊具がなくても、子どもは自由な発想で遊ぶことができます。家の中にあるものを使って、子どもが体を動かせるような工夫をしてみましょう。
「布団の滑り台」を作ろう
子どもが大好きな滑り台を布団で作ってみましょう。滑り台の作り方は自由自在。たとえば、布団やマットを積み上げて、別の布団で斜面を作れば立派な滑り台の完成です。登ったり降りたりすると運動になりますので、使ってない布団も出してきて子どもに遊んでもらいましょう。
子どもは名探偵?「宝探し」
かくれんぼができるほど広い家じゃなくても、宝探しならできるのではないでしょうか?お人形などを隠してもいいですが、お菓子など子どもの喜ぶものを隠して探してもらっても良いでしょう。もちろん、簡単に見つからないように、家の中をしっかり歩き回れるようにしてください。
字が読める子どもなら、メッセージを隠しておき、それを手がかりに探せるようにする方法もあります。子どもも探偵気分で、飽きることなく遊ぶでしょう。
くぐって楽しい「ダンボールのトンネル」
ダンボールは子どもの遊び道具として大活躍するアイテムです。大きめのダンボールはそのままトンネルにしてしまいましょう。親子で一緒にダンボールに絵を描いてデコレーションするのもいいですね。
ペットボトルで簡単「ダンベル」
筋トレの定番グッズと言えばダンベル。専用のダンベルがなくても、ペットボトルに水を入れれば簡単に作れます。ペットボトルダンベルなら子ども用に重さも調整できます。
飽きずに楽しく運動するには、ペットボトルダンベルを持って、音楽をかけながらダンスするのがおすすめ。ペットボトルの中には絵具で作った色水を入れてみるのもいいと思います。ぜひ作る過程からお子さんと一緒に楽しんでみてください。
ペットボトルで「ボウリング」もできる
家でボウリングをするのも楽しめます。おもちゃのボウリングセットがなくても、ペットボトルとゴム製や布製のボールがあればOK。ペットボトルに適量の水を入れると倒れ具合を調整できます。
まとめ
室内で子どもの運動不足を解消する方法はいろいろあります。スポーツを意識しなくても、子どもは遊んでいる間に自然と体を動かしています。室内遊具だけでなく、家にあるものを使って、子どもが楽しめる遊びを考えてみましょう。
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森本 由紀
AFP(日本FP協会認定)、行政書士、夫婦カウンセラー
大学卒業後、複数の法律事務所に勤務。30代で結婚、出産した後、5年間の専業主婦経験を経て仕事復帰。現在はAFP、行政書士、夫婦カウンセラーとして活動中。夫婦問題に悩む幅広い世代の男女にカウンセリングを行っており、離婚を考える人には手続きのサポート、生活設計や子育てについてのアドバイス、自分らしい生き方を見つけるコーチングを行っている。