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姪と甥に渡す入学祝いはいくら?金額の相場やギフトを贈る際のマナーなどを解説

4月の入学シーズンには、姪や甥への入学祝いを考える人も多いでしょう。この時期、子どもたちの新しいスタートを祝うために、喜ばれるギフト選びが重要になります。入学祝いを選ぶ際は、金額の相場や贈るマナーを把握しておくことが大切です。相場を知ることで、適切なプレゼントを選びやすくなりますし、マナーを守ることで、より心温まる祝福の気持ちを伝えることができます。ここでは、姪や甥への入学祝いにおすすめのギフトや、その選び方について解説します。

姪・甥への入学祝い。一般的なマナーを確認

自分の兄弟や姉妹に子どもがいる場合、入学祝いを渡すべきかで悩むかもしれません。お祝いする気持ちはあっても、相手に気を遣わせるのではないかと心配になることも多いでしょう。まずは、姪や甥への入学祝いはした方がいいのか、一般的なマナーについて説明します。

姪や甥には入学祝いを贈った方がいい?

姪や甥の入学・進学は、親戚として特別なイベントです。知人の場合は「おめでとう」という言葉だけでも十分ですが、親戚の姪や甥に対しては、入学祝いの贈り物をするのが一般的なマナーとされています。これは、長く続く家族間の絆を象徴する行為であり、目上の親戚としての役割を果たすことにもなります。

生まれた時から見守ってきた姪や甥が成長していく姿は、おじやおばにとっても大きな喜びです。彼らにとって、多くの人が成長を見守ってくれていると感じることは、非常に心強いはずです。そんな特別な瞬間に、喜びの気持ちを贈り物として表現することで、彼らの新たなスタートをより一層温かく祝福しましょう。

現金とギフトどちらにする?

姪や甥への入学祝いは、現金とギフトのどちらでもかまいません。何を贈るか悩む場合には、贈る相手に直接確認するのがおすすめです。姪や甥本人、または親である兄弟姉妹に聞いてみましょう。確認しにくいようなら、現金、商品券、ギフトカードまたはカタログギフトなどにしておくと安心です。

のし袋の書き方は?

お祝いを贈る際には、のしのマナーにも注意しておきましょう。入学祝いに現金を贈る場合には、慶事用のご祝儀袋に入れて渡します。入学祝いは何度あっても嬉しいお祝い事なので、紅白蝶結びの水引が適しています。地域によっては、「あわじ結び」と呼ばれる結び切りが使われるところもあります。

のし袋は中に入れる金額とのバランスも大切です。1万円未満の少額なら封筒型がよいでしょう。1万円を超えるようであれば、少し華やかなものにするのが一般的です。お祝い用の現金は新札で用意し、中袋がある場合には中袋に入れましょう。中袋の表に「金壱万円也」などと金額を書き、裏に住所と氏名を書きます。

のしの表書きは「入学御祝」「御入学祝」「祝御入学」などと書くのが一般的です。四文字が縁起が悪いと感じる場合には、「祝」の後に一文字空けて「御入学」とするか、「御入学 お祝」と2行に分けて書いてもよいでしょう。

ギフトを贈る場合

現金ではなくギフトを贈る場合にも、のしを掛けるのがマナーです。のしの掛け方には、品物に直接掛ける「内のし」とラッピングの外側に掛ける「外のし」があります。直接手渡しする場合には外のしに、配送の場合には内のしにするとよいでしょう。

入学祝いはいつ渡す?

小学校や中学校の入学祝いは、入学の1か月前の3月上旬頃に渡します。入学試験がある高校や大学の入学祝いは、合格発表を待ってから贈った方がいいでしょう。

もし贈るのが遅れた場合でも、「お祝いが遅くなってごめんなさい」と一言断って贈れば問題ありません。贈る時期にこだわり過ぎず、お祝いの気持ちをきちんと示しましょう。

姪・甥への入学祝いの金額の相場

入学祝いを贈るとなると、気になるのが金額の相場です。入学祝いにはいくらお金をかけたらいいのか、一般的な相場を説明します。なお、今回紹介している金額の相場は、リンベルの「入学祝いをもらった両親400名を対象に行なった調査」を元にしています。

参考:ギフトコンシェルジュ「金額はいくらが妥当? 入園祝い・入学祝いの相場をチェック!

親密度によってお祝いの金額も変わる

お祝いの金額の相場は、贈る相手との関係性によって変わります。祖父母から孫に入学祝いを贈る場合には数万~10万円と高めですが、おじ・おばであれば祖父母よりは少なめです。一般的には、姪や甥への入学祝いの相場は、5,000~2万円程度と考えるといいでしょう。

一口に姪や甥といっても、親密度はいろいろです。遠くに住んでいてめったに会わないようなら、それほど多くなくてもいいでしょう。逆に、頻繁に会って面倒をみているような間柄なら、多めでもかまいません。

甥や姪の年齢が上がれば金額も上がる

お祝いの金額は、贈る相手の年齢によっても変わってきます。年齢が上がるほど、お祝いの金額も上がります。小学校の入学祝いなら5,000円程度、中学や高校になると1~2万円くらいで考えるといいでしょう。

兄弟やいとこで差が出ないように注意

入学祝いを贈る姪や甥は1人ではないことも多いはずです。甥や姪が何人もいる場合には、金額が公平になるように贈りましょう。兄弟やいとこで差があれば、受け取る側も手放しで喜べません。

最初の姪や甥にお金をかけてしまうと、後が大変になることもあります。他の姪や甥へのお祝いのことも考えて、金額などを決めるようにしましょう。

入学祝いギフトの選び方

姪や甥の入学祝いにギフトを贈るなら、できるだけ喜んでもらえるものを贈りましょう。ここでは、入学祝いギフトの選び方のポイントを説明します。

プレゼントを渡す前に必要なものを確認

小学校の入学祝いには、自宅や学校での学習に役立つギフトを贈るのが一般的です。ただし、既に用意しているものや、もらっても使わないものもあります。事前に親である兄弟姉妹に確認してみましょう。必要なものを贈るのが最も喜ばれます。

中学や高校の入学祝いでは、部活動や趣味で使うものを贈るのがおすすめです。この場合には、姪・甥本人の希望を重視した方がいいでしょう。本人に直接聞くか、兄弟姉妹を通じて確認します。

おすすめの入学祝いギフト

入学祝いに適したギフトは、年齢によって変わってきます。どんな入学祝いが人気なのかをみていきましょう。

小学校の入学祝い

小学校入学は子どもたちにとって大きなステップです。勉強のスタートに役立つ文房具セットや図鑑セット、百科事典などは、入学祝いとして非常に喜ばれるアイテムです。デジタル化が進んでいる現代では、物理的なスペースを取らないDVDなどのデジタル教材も便利で魅力的な選択肢となります。

その他では、地球儀、一輪車、目覚まし時計、鉛筆削り、マグボトルなどが人気のギフトです。

中学校の入学祝い

鉛筆を使う小学校とは違い、中学以降では主にシャープペンシルやボールペンを使うようになります。中学の入学祝いとしては、多機能な筆記用具を名入れで贈る方法もあるでしょう。

スニーカーやリュック、スポーツバッグなど、通学や外出の際に使えるものも人気です。趣味に合わせてスポーツウェアや音楽プレーヤーを贈るのもよいでしょう。

高校の入学祝い

高校入学祝いには、バッグや腕時計、定期入れ、財布などの実用的な小物や雑貨が好まれます。また、ワイヤレスイヤホンやモバイルバッテリーなどのガジェット類も実用性が高く喜ばれる選択肢です。

大学の入学祝い

大学入学祝いには、普段使いできる財布、バッグ、腕時計、手帳などの小物が適しています。18歳から成人とされる今、大学生はもう大人です。姪にはアクセサリーや化粧品、甥にはネクタイが良い選択肢です。また、一人暮らしを始める姪や甥には日用品やキッチン雑貨、邪魔にならないインテリア雑貨も喜ばれるでしょう。

迷ったらカタログギフトや商品券を活用

迷った末に自分で選んだギフトを贈っても、相手にとってはあまり嬉しくないこともあります。また、子どもの欲しいもの、必要なものは昔とは変わってきています。昔の感覚で商品選びをすれば、ピント外れのものを贈ってしまうこともあるでしょう。

姪や甥の入学祝いには、カタログギフトを活用するのも1つの方法です。カタログギフトは予算別になっているものを購入するだけなので、贈る側が迷うことはありません。受け取る側は、たくさんある商品の中から自分の好みのものや必要なものを選べます。余計なものを贈って失敗することも防げるでしょう。

商品券やギフト券を活用する方法もあります。入学祝いにはこども商品券や図書カードがおすすめです。インターネットで買い物することが多い家庭なら、ネット通販で使えるギフトカードも喜ばれるでしょう。

姪や甥に入学祝いを贈る際の注意点

姪や甥への入学祝いは、今後の長い付き合いを考えたときに大切な一歩となります。失敗して関係が悪くならないために注意しておきたい点を説明します。

先々のことを考えて計画的に贈る

入学祝いは、姪や甥が人生の新たなステージに進むたびに繰り返される大切なイベントです。小学校、中学校、高校、そして大学と、彼らの成長に合わせて何度も訪れるため、計画的な準備が求められます。複数の姪や甥がいる場合、それぞれの入学時期を把握し、適切な準備をすることで、負担を感じずに温かい祝福を贈ることができます。

入学祝いについては、贈る側と受け取る側の負担を考え、適切な金額で心からのお祝いを表現することが重要です。お返しに関しては、一般的には必要とされていませんが、お互いに子どもがいる場合は、相手の立場に立って考え、互いに負担にならないよう心がけることが望ましいです。

計画的に予算を組み、相場を意識しながら心からの祝福を込めたギフトを選ぶことで、姪や甥の大切な節目を祝うことができ、互いの絆を深めることにもつながります。

贈る側の兄弟でも足並みを揃える

他の兄弟からも、姪や甥に入学祝いを贈るケースも多いでしょう。贈る側の兄弟で入学祝いの金額などに大きな差があれば、受け取る側も複雑な気持ちになります。入学祝いを贈るときには、他の兄弟にも相談するのがおすすめです。

兄弟から入学祝いを贈る場合、金額で足並みを揃える方法もありますが、お金を出し合って少し高価なものを贈る方法もあります。今後のことも考え、兄弟間でお祝いのルールを決めておきましょう。

郵送・宅配の場合にはメッセージを添える

入学祝いは、お祝いの言葉を添えて渡しましょう。近くに住んでいる姪や甥なら、直接持って行って、お祝いを伝えるのがおすすめです。

郵送や宅配で贈る場合には、メッセージカードを添えます。インターネット通販を利用してギフトを贈る場合でも、メッセージカードを同封してもらえるケースは多くなっています。

現金を贈る場合、郵送するなら現金書留にします。現金書留にも手紙は同封できます。のし袋と一緒に手紙を入れて送りましょう。

まとめ

姪や甥への入学祝いは、彼らの新しいスタートを祝う大切な機会です。小学校入学には約5,000円、中学校以降では1万円から2万円が一般的な相場とされています。贈り物は現金でも具体的なギフトでも問題ありませんが、年齢に応じて必要とされるものや欲しいものが変わるため、贈る前に相手の希望を確認すると良いでしょう。

入学は人生で何度かあるイベントのため、将来の入学式に向けても計画的に準備をしておくことが大切です。これにより、無理なく心からの祝福を送ることが可能になります。

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