【初心者向け】銀行口座を開設するメリットと手続き方法をわかりやすく解説
銀行口座を開設すると、どのようなメリットがあるのかを解説します。便利な使い方も理解して、日々のお金のやりくりをより快適なものにしていきましょう。西日本シティ銀行での実際の開設方法についても紹介するので、銀行口座開設を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
銀行口座を開設するメリット

銀行口座はお金の出し入れを行うだけでなく、日々の家計管理を効率化するための重要なツールです。ここでは、銀行口座を開設するメリットを詳しく解説します。
現金の管理がしやすい
銀行口座を持つことで現金を手元に置く必要が減り、盗難や紛失のリスクを抑えることが可能です。また、口座にお金を預けておくことで、利用可能額や残高をすぐに確認できます。
さらに、家計簿アプリと連携すれば支出管理が自動化され、無駄遣いの防止にもつながります。現金のみで管理していると支出の全体像を把握しづらく、計画的な管理が難しくなりがちですが、銀行口座を活用することでより安心して家計を管理できるようになります。
給与振込や公共料金の支払いがスムーズ
多くの企業では、給与は銀行口座への振込が原則です。口座を持っていない場合、現金で受け取る手間が発生する可能性があります。また、九州電力・福岡市水道局・西部ガスなどの公共料金、クレジットカードや携帯電話料金の自動引き落としも、銀行口座があれば簡単に設定できます。
支払先を銀行口座にまとめておくことで支払い忘れや遅延を防ぎ、日常のお金のやり取りを効率的に進められます。
ネットバンキングで24時間お金の出し入れができる
最近の銀行では、インターネットやスマホアプリを使ったネットバンキングが普及しています。これを利用すれば銀行の営業時間に左右されず、24時間いつでも振込や残高確認が可能です。
振込や各種手続きもアプリから完結できるため窓口に行く必要がなく、忙しい方や銀行が近くにない方にとって便利なサービスです。
普通預金や定期預金でわずかながら利息が得られる
銀行口座に預けたお金には、普通預金や定期預金を通じて利息が付与されます。近年は金利水準が低めではあるものの、現金を手元で保管する場合と比較すると、わずかでも資産を増やせる点はメリットです。
特に定期預金は、一定期間預けると普通預金より高い利率が適用されることが多く、計画的に貯蓄をしたい方にも向いています。初心者でも少額から利用できるため、これから貯金を始めたい方にとって取り組みやすい方法です。
日常生活で感じる銀行口座の利便性

銀行口座を持っていると、日常生活でのさまざまな場面で便利さを実感できます。銀行口座の利便性を詳しく見てみましょう。
キャッシュレス決済やネットショッピングに対応できる
銀行口座があれば、クレジットカードやデビットカード、電子マネーと連携してキャッシュレス決済が利用できます。コンビニやスーパーでの買い物がスムーズになり、現金をやり取りする手間も省けます。
ネットショッピングやオンラインサービスの支払いも簡単にできるため、買い物の選択肢が広がるでしょう。
家族・友人への振込がスムーズに行える
銀行口座を持っていると、家族や友人へのお金の送金が簡単に行えます。ATMや窓口だけでなく、スマホアプリを使えば24時間いつでも振込が可能です。
遠方に住む家族への送金も、手数料を抑えながらスピーディに行えるケースが多く、生活費の受け渡しやちょっとしたお金のやり取りもストレスなく済ませられます。
貯蓄や家計管理にも役立つ
銀行口座を活用すれば、貯金や家計管理も効率的に行えます。用途ごとに口座を分けて預けることで、資金の整理がしやすくなります。また、定期預金や積立預金を活用すれば計画的に貯蓄を進められるため、将来に備えたお金の管理にも役立つでしょう。
さらに、ネットバンキングや家計簿アプリと連携すれば支出の履歴を簡単に確認でき、無駄遣いの防止や予算管理にもつながります。
銀行の種類と特徴

銀行口座を開設する際には、どの銀行を選ぶかも大切です。銀行には大きく分けて店舗型銀行とネット銀行の2種類があり、それぞれに特徴やメリットがあります。
店舗型銀行の特徴とメリット
店舗型銀行は、全国に支店やATMを持つ従来型の銀行です。窓口で手続きや相談ができる点が大きな特徴で、口座開設やローン相談、積立の申し込みなどを対面で進めたい方に向いています。
また、福岡市内(春日市・大野城市などのベッドタウンを含む)でマイホームの購入を検討されている方は、給与振込の実績がある地方銀行を利用すると、住宅ローンのご相談がよりスムーズに進みます。
一方で、手続きは基本的に店舗の営業時間内となるため、平日に時間が取りづらい場合は利用しにくい点に注意が必要です。
ネット銀行の特徴とメリット
ネット銀行は、支店を持たずインターネット上で口座管理や振込を行う銀行です。スマホやパソコンから24時間いつでも取引でき、手数料が比較的低い傾向にあります。
直接相談できる窓口はありませんが、チャットや電話サポートを提供する銀行も多く、オンラインで完結できる利便性があります。
どちらを選ぶべき?選ぶポイント
銀行を選ぶときは、自身の生活スタイルや重視したい点を基準に検討することが大切です。対面での相談やサポートを重視する場合は店舗型銀行、スマホで手軽に管理したい方や手数料を抑えたい方にはネット銀行が向いています。
また、複数の銀行口座を使い分ける方法も有効です。給与振込は店舗型銀行、ネットショッピングの支払いはネット銀行といったように目的別に分けて運用すれば、より便利に家計管理ができるようになります。
銀行口座選びのポイント

銀行口座は一度開設すると長く使うことが多いため、選ぶときは慎重に考えましょう。単に知名度や利便性だけで選ぶのではなく、日常生活での使いやすさや手数料、管理のしやすさなども重視すると、ストレスの少ないお金の管理につながります。
ATM手数料・振込手数料の優遇
銀行口座を選ぶ際は、ATMの利用や振込にかかる手数料を確認しましょう。手数料の設定は銀行によって異なり、ネット銀行では月に数回まで無料になるケースもあります。
給与振込や公共料金の引き落としなどで手数料が発生するかどうか、コンビニATMの利用可否や他行振込の負担がどの程度かを事前に確認しておけば、日常生活の無駄な出費を抑えられます。
また、西日本シティ銀行のATMは、天神・博多をはじめ、西鉄・地下鉄各駅の周辺やスーパー敷地内にも設置されており、とても便利です。さらに、平日の8:45〜18:00であればATM利用手数料が無料となるため、よりお得にご利用いただけます。
アプリの使いやすさ・サポート体制
現在では、スマホやパソコンから口座管理を行うことが一般的になっています。そのため、アプリの操作性やサポート体制も重要な比較ポイントです。以下のような点をチェックしましょう。
- 残高や入出金履歴をわかりやすく確認できるか
- 振込や各種手続きが直感的に操作できるか
- 通知機能の充実度、困ったときに電話やチャットで相談できるか など
特にネット銀行ではアプリの利用が中心となるため、操作のしやすさは口座選びの重要な基準となります。
カード・通帳など管理面の便利さ
銀行口座にはキャッシュカードや通帳が付属しますが、管理のしやすさも日常の使い勝手に大きく影響します。キャッシュカードのセキュリティ機能やデザイン、通帳の有無や記帳のしやすさを確認しておくと安心です。
最近では、アプリで取引履歴を確認できるデジタル通帳(通帳レス)を採用する銀行も増えており、紛失リスクや記帳の手間を減らしながら管理できます。
複数口座の使いわけ
銀行口座は1つに限定する必要はありません。用途に応じて複数の口座を使い分けることで、効率的にお金を管理できます。例えば、店舗型銀行は給与受取用や家賃・光熱費など生活費の引き落とし用、ネット銀行は貯金用やPayPayなどのコード決済チャージ用など、目的別に口座を分けると、利用可能額や貯蓄額が一目で把握でき、計画的な資金管理がしやすくなります。
支払い内容に応じて口座を使い分ければ、日常のお金の流れを整理しやすくなるため、安心して銀行口座を活用できるでしょう。
西日本シティ銀行で口座を開設する方法

西日本シティ銀行では、店舗での口座開設に加えて、スマホアプリを利用したオンラインでの申し込みにも対応しています。アプリを利用すれば、自宅や外出先からでも簡単に手続きが進められ、最短で当日中に口座番号が発行される場合もあります。
忙しくて銀行窓口に行く時間がとれない方でも、アプリを使えば手軽に口座を開設できるでしょう。ここでは、西日本シティ銀行での口座開設の流れを具体的に紹介します。

口座開設に必要なもの
西日本シティ銀行で口座を開設する際には、本人確認書類が必要です。運転免許証やマイナンバーカードなど、日本国内で発行された有効な身分証明書を用意しましょう。
本人確認書類には最新の氏名・住所が記載されている必要があります。口座の売買や譲渡、貸与は法律で禁止されており、違反すると厳しい処分の対象となるため、絶対に行わないようにしてください。
口座開設の申し込み方法
店舗で口座を開設する場合は、本人確認書類と印鑑を持参し、最寄りの支店で申込書に必要事項を記入します。
窓口で銀行員に相談しながら手続きを進められる点は大きな安心材料ですが、混雑状況によっては待ち時間が発生する場合があります。時間に余裕をもって来店するのがおすすめです。
西日本シティ銀行アプリでの口座開設の流れ
アプリで口座を開設する場合は、以下の流れで手続きを進めます。
- 西日本シティ銀行アプリをダウンロード
- 本人確認書類と顔写真を撮影
- 必要事項を入力して申し込みを送信
申し込みを送信後は、最短で当日中に口座番号が発行されます。口座番号が確認できたら、アプリに登録することで、キャッシュカードが届く前でもATM入出金などの一部サービスを利用できます。

>>警察庁ホームページ:「預金口座の売買は犯罪です」
>>全銀協ホームページ:「銀行口座の売買」
口座開設にかかる時間と注意点
店舗での口座開設は、手続きは30分程度で完了することが多いものの、混雑状況によっては待ち時間が長くなる可能性があります。また、学生や未成年の場合は保護者の同意が必要となるため、事前に確認しておきましょう。
一方で、アプリによる口座開設は、本人確認書類のアップロードが完了すれば最短で当日中に口座番号が発行され、とてもスピーディです。ただし、キャッシュカードは簡易書留で郵送されるため、到着まで1〜2週間程度かかる点には注意が必要です。
開設後に知っておきたい西日本シティ銀行の手数料と活用方法

西日本シティ銀行で口座を開設する前に、手数料や口座管理のポイントを知っておくことも大切です。ATMの利用料や振込の手数料、キャッシュカードや通帳の管理方法、さらには長期間口座を使用しなかった場合のリスクまで、詳しく見ていきましょう。
ATM手数料・振込手数料の優遇条件
西日本シティ銀行のATM利用手数料について、平日の8:45〜18:00に自行カード・通帳で「引き出し」をおこなう場合は無料となります。預入れについては、平日・土日祝日を問わず無料です。
振込手数料は、現金・通帳・カード等の利用方法、振込先が当行か他行かによって金額が異なります。
| 当行宛 | 他行宛 |
|---|---|---|
3万円未満 | 110円 | 495円 ※カード、普通預金通帳で振込の場合は330円 |
3万円以上 | 330円 ※カード、普通預金通帳で振込の場合は110円 | 660円 ※カード、普通預金通帳で振込の場合は550円 |
なお、コンビニATMではローソン銀行ATM、イーネットATM、セブン銀行ATMが使用できますが、220円の手数料がかかります。さらに振り込みには別途手数料がかかる点に注意しましょう。
キャッシュカード・通帳の管理方法
西日本シティ銀行では、口座開設直後にキャッシュカードが届く前でも、アプリ等を通じてATM入出金が可能なサービスがあります。ただし、カードが届いた後は紛失・盗難防止のため厳重に管理してください。
通帳を利用する場合も、定期的に記帳を行い、取引履歴を確認することで、意図しない出金や振替を早期に把握できます。さらに、アプリで残高や入出金履歴を確認できる環境を整えておくと、通帳を持ち歩かずにスマートに口座管理できます。
>>キャッシュカードがなくても最寄りのATMからサッと入出金可能
長期間使わない口座のリスクと対処法
長期間利用されていない口座は、「休眠口座」扱いとなる可能性があります。休眠化すると、手数料が発生したり、口座の取引停止・凍結となったりするケースもあります。
使っていない口座がある場合は、定期的に少額入出金を行う、または明確に不要であれば早めに解約して整理しましょう。こうした管理をすることで、口座維持に伴う手間や思わぬトラブルを避けられます。
まとめ
銀行口座を持つことで、お金のやり取りがスムーズになるだけでなく、支出の把握や貯蓄の管理がしやすくなるといった多くのメリットがあります。今後、給与受取や公共料金の支払いなどでも銀行口座が必要となる場面は増えるため、どの銀行で開設するかを慎重に検討することが大切です。
西日本シティ銀行では、スマホアプリを利用した口座開設にも対応しており、自宅や外出先からでも簡単に申し込みができます。 忙しくて銀行窓口に行く時間が取りにくい方にも便利です。
また、以下の記事では、子どもの口座はいつから開設できるのか、実際の手続き方法やメリットについて詳しく解説しています。お子様の口座開設を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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2級ファイナンシャル・プランニング技能士
広告代理店勤務を経て、フリーライターとして6年以上活動。自身の投資経験をきっかけにFP資格を取得。投資・金融・不動産・ビジネス関連の記事を多数執筆。現在はフリーランスの働き方・生き方に関する情報も発信中。








