台風や大雨が多い夏は、災害への意識が高まる時期。いつ起こるか分からない地震なども含め、日頃から災害に備えておきたいですね。今回は、防災を意識しながらインテリアを美しく整えるポイントや、いざという時のための家具固定方法などをご紹介します。
改めて「防災」を知り、住まいを確認
甚大な被害をもたらした災害が度重なるごとに、私たちの防災意識もより高まっています。しかし、災害への備えは大切だと分かっていても、忙しさからついつい点検が後回しになってしまうこともありますよね。
いざという時に慌てないためにも、改めて防災について確認し、具体的な備えをしておけば気持ちが少し軽くなるかもしれません。今回は、私たちの暮らしに身近な「住まいのインテリア」を防災面からも整えるアイデアをお届けします。
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「防災」しながら美しく。インテリアのポイントは?
家具は「低め」を選ぶ
家具が倒れると、下敷きになってしまったり通路がふさがれてしまったりと大変危険です。万一家具が転倒した場合も考慮し、家具を低めに揃えておくと少し気持ちがラクになるのではないでしょうか。
家具が低く揃えることで、天井までの空間ができるため開放感を演出することができます。ロースタイルインテリアは、くつろげる和モダンな空間を求める方にも人気のスタイル。広々とした印象を与え、すっきりとした部屋づくりが叶います。
家具は、壁などに「固定」する
家具は、家具専用の固定金具などで壁などに「固定」することも大切なポイントです。固定金具のほかにも、転倒防止用のベルトや家具の上下を連結するための専用シートなども販売されています。家具のデザインやインテリアの雰囲気を損なわず、目立ちにくいため取り入れやすいのではないでしょうか。
家具や家電の配置を見直す
家具や家電が転倒したり、滑ったりして避難経路をふさがないよう、配置を見直すことも忘れずにやっておきたいポイントです。地震の強い揺れによって、家具が倒れたり移動したりすると、家具の下敷きになり怪我をすることも…また、通路をふさいで逃げられない、ということがないように出入口の近くには家具や家電を置かないなど、一つひとつ検証してみましょう。
モノを減らしてすっきりとさせておく
避難経路を短くしたり複雑にしたりしないためにも、「モノを減らしてすっきりとさせておく」ことも意識したいポイント。モノが増えるとそれらを収めるための収納家具を買い足したくなるもの。ですが、家具が増えると部屋を狭めるだけでなく防災面でもデメリットが増えます。
モノが少ないミニマムな空間づくりは、人気のスタイル。モノを増やす時には、本当に必要なモノなのか、どこに収納するのかまでを考え抜くクセをつければ、安易に衝動買いなどでモノを増やすことも減るのではないでしょうか。
知っておきたい「家具」の固定方法
本棚などの収納家具
家具の転倒対策でよく知られているのが、L型金物を使用する固定方法。家具の上部、桟が入っている両端に金具を取り付けます。L型金具は、壁の強度が高い桟などに打ち込むとよいでしょう。ホームセンターなどで販売されている壁の桟を見つけるためのプッシュピンなどがあれば、正確に桟の場所を見つけることができます。
扉付きの食器棚
扉付きの食器棚は、地震が起こった時に扉が開いてしまい食器が落下することも考えられます。対策として、揺れを感知して自動でロックがかかる食器棚用のロック装置を付けるという方法があります。また上下で連結するタイプの場合は、家具専用の連結シートなどで上部の棚が落下しないよう対策しておきましょう。
盲点になりがちな「窓ガラス」も対策を
窓ガラスやガラス付きの家具は、災害時にガラスが割れて散乱した破片などで怪我をしてしまう可能性があります。インテリアの雰囲気を損なわず対策をするのなら、ガラス面に「飛散防止フィルム」を貼るのもひとつの方法です。二次災害のリスクを軽減するためにも、取り入れたいアイテムです。
「防災」を意識して美部屋に整えよう
防災対策というと、少しハードルが高く感じてしまうもの。ですが、身の回りでできることを探せば、すぐに取り組めることはたくさんあります。インテリアを美しく整えながら防災も意識すれば、より安心感のある心地よい空間をつくることができるはずです。あなたも、住まいづくりの参考にしてみてはいかがでしょうか。
出典:首相官邸ホームページ
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/2012bousai.html
出典:地震による家具の転倒を防ぐには(総務省消防庁)
伊野奈緒美
フリーライター Naomi.Sping代表
ライフスタイルメディアをはじめ、企業サイト、Webマガジンなどでインテリア・ライフスタイル系記事を執筆。自身も地元福岡を応援すべく、福岡ライフスタイルメディア「福岡暮らすFUKU-KURA(フククラ)」を運営。職住融合のワークス
タイル経験を生かし「仕事×子育て×心地よい暮らし」のアイデアを届ける。【保有資格】文部科学省後援リビングスタイリスト1級/リフォームスタイリスト3級/
カラーコーディネーター2級
https://naomi-spring.com/