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リヨン仕込みのパティスリー、Patisserie chez chichi(パティスリー シェ・シシ)に行って来ました!

気軽に立ち寄れるパティスリーで日常をちょっと豊かに

人気の飲食店が並ぶ警固本通りエリアに今年(2022年)5月にオープンした「Patisserie chez chichi(パティスリー シェ・シシ)」。ガラス張りのスタイリッシュな外観から覗く焼き菓子や洋風の雑貨に心惹かれさっそくお邪魔しました。ネイビーブルーを基調とした店内には、フランスの焼き菓子を中心に生菓子やティーポット、カップ&ソーサーなどの雑貨がカラフルに並んでいます。

東京、フランスのリヨン、神戸を経て夫婦で警固にパティスリーをオープンしたのは西嶋一力(いちりき)オーナーシェフ。店名の「chez(シェ)」はフランス語の「家」、「chichi(シシ)」はフランス時代の西嶋さんのニックネームなんだそう。友だちの家に遊びに来るように気軽な気持ちで訪ねてもらいたいと気さくで優しい笑顔が印象的な西嶋さんです。

東京の「Patisserie Noliette」(パティスリー ノリエット)永井紀之シェフの元で修行した時に出会った、生菓子からチョコ、アイスケーキ、惣菜までラインナップが豊富なパティスリーに憧れ、自分もパティスリーを開きたいと本場のフランスに渡ったそう。

白い大理石風のショーケースにはリンゴや洋梨のタルト、パンなどフランスの焼き菓子がずらり。隣のショーケースにある生菓子は色も形も個性豊かで選ぶ楽しみが膨らみます。

なかなかお目にかかれないリヨンの伝統菓子をここで

一番のおすすめという「ガレット・プラリーヌ」(1カット300円、ホール1,200円)。プラリーヌとはリヨン名物の赤く色づけしたアーモンドの砂糖菓子のこと。プラリーヌを砕いてブリオッシュにトッピングした見た目も可愛らしい焼き菓子は福岡でもなかなかお目にかかれないガレットです。

隣のショーケースには「ガトー・マカロン」(600円)やピスタチオのムースにグリオットコンポートやダコワーズを加えた「コメット」(600円)、スポイトでオレンジリキュール・グランマルニエを生地に注入する「サヴァラン」(550円)など全部制覇したくなる魅力的な生菓子がいっぱい。

プレゼントやお土産にもピッタリ!

マカロンやコンフィチュール、フィナンシェも充実しています。奥様プロデュースのセンスのいいパッケージやギフトボックスも揃っているのでプレゼントやお土産にもピッタリです。
フランスでは、菓子だけでなくパンや惣菜など小麦粉を使った料理まで並ぶのがパティスリー。「今は菓子づくりで精一杯ですが、パティスリーとしてバラエティ豊かな商品を生み出し、地域の人の食文化がちょっと豊かになるような店を目指したい。フランスの豊かな菓子文化を伝えたいです」と西嶋さんは話してくれました。

取材帰りにチョイスした「ガレット・プラリーヌ」「ガレット・シュクール」と「ショーソン・オ・ポム・バナーヌ」がこちら。

「ガレット・プラリーヌ」は想像以上にふんわりとしていて口に広がるバターのリッチな味わいと砕いたアーモンドの食感が新鮮で、一押し!というのも納得です。「ガレット・シュクール」(1カット250円、ホール1,000円)は、雪のようにかかった砂糖が愛らしくシンプルだけど素材の味をしっかりと楽しめるブリオッシュ。右上の「ショーソン・オ・ポム・バナーヌ」は厚みのある贅沢なパイに包まれたフルーティなバナナとリンゴの甘酸っぱさがバターのコクと相まってとてもバランスが良く贅沢な逸品でした!

厳選した素材を使って毎日丁寧に作られる西嶋さんの洋菓子たち。フランス・リヨンの食文化を感じることができるお店、また尋ねるのが楽しみなパティスリーに出会えました。ぜひ気軽にのぞいてみてください。

Patisserie chez chichi(パティスリー シェ・シシ)URL:https://sites.google.com/view/patisserie-chez-chichi-officie/home
所在地:福岡市中央区警固2-16-20朝日プラザ赤坂1階S4
TEL:092-791-3617

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