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海外留学の費用相場はどのくらい?国別にかかる金額と安く抑える節約方法について

海外留学に興味があるけれど、費用面が気になる人も多いのではないでしょうか。海外留学は計画的に資金準備をしないと、希望の留学先に行けなかったり現地での生活に困ったりします。

この記事では語学留学とワーキングホリデーについて、国別に留学費用の相場を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

海外留学はいくらかかる?国別の費用相場を紹介

海外留学といっても、留学先の国や滞在期間などで費用は大きく変わります。また、語学留学とワーキングホリデーでは現地の過ごし方も異なるので、それぞれに合った資金準備が大切です。

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ここでは語学留学とワーキングホリデーに分け、国別に留学費用の相場を紹介します。

語学留学(短期・長期)英語圏6ヶ国の費用比較

語学留学は、言語の勉強を目的とした留学です。学業がメインのため、アルバイトを含む就業が許可されていない国もあります。日本で貯めたお金を切り崩しながら現地で生活するので、滞在に十分な資金を用意しなければなりません。

ここでは、英語圏6ヶ国の留学費用相場を紹介します。

アメリカ

期間

費用相場

3ヶ月

40~180万円

半年

100~300万円

1年

300~600万円

アメリカの留学費用は、すべての留学先の中で高い部類です。3ヶ月の短期留学でも、学費の高い学校や観光三昧の日々であれば費用は膨らむでしょう。また、アメリカは都市部と田舎で家賃に差があるので、留学先の都市選びにも左右されます。

カナダ

期間

費用相場

3ヶ月

30~100万円

半年

100~150万円

1年

180~250万円

カナダは同じ北米圏のアメリカと比較すると、家賃や物価が安い傾向です。そのため1年間の長期留学をしても、アメリカ留学の半額程度で済むこともあります。また、アメリカに比べるとエンターテイメントの場が少なく、現地の生活費が安くなることも考えられます。

イギリス

期間

費用相場

3ヶ月

50~160万円

半年

130~280万円

1年

300~500万円

イギリスは英語圏の語学留学の中では、アメリカと同程度の費用が掛かります。ロンドンの中心エリアで暮らすと、家賃だけでかなりの出費となります。留学先をイギリスとアメリカで迷っている場合は費用に大差はないので、どちらの英語を学びたいかで決めると良いでしょう。

オーストラリア

期間

費用相場

3ヶ月

60~170万円

半年

120~280万円

1年

200~450万円

オーストラリアは今回紹介する英語圏6ヶ国の中でも、物価がトップクラスの高さです。レートによりますが、500mlのペットボトルが300円程度することもあります。そのため、留学中の生活費は多めに準備しておくと安心です。

フィリピン

期間

費用相場

3ヶ月

40~90万円

半年

100~170万円

1年

125~320万円

フィリピンは、英語の勉強にしっかりと時間をとりたい人に選ばれる留学先です。学校によっては朝から晩までプログラムが組まれており、英語漬けの日々を送れます。学費に食堂や学生寮の費用が含まれていることもあり、比較的安価に留学できるのです。ただし、長期になるとそれなりの費用がかかります。フィリピンに長期留学するよりは、ほかの英語圏の国へ2ヶ国留学する選択肢もあるでしょう。

マルタ

期間

費用相場

3ヶ月

50~130万円

半年

100~250万円

1年

200~400万円

イタリア語と英語を公用語とするマルタは、もともとヨーロッパの留学生から人気の国でした。ヨーロッパで比較的安価に英語を学べることから、近年では日本の留学生からも注目されています。

語学留学の費用は滞在中の生活費に大きく左右される

語学留学は、現地の物価や滞在中の過ごし方が費用に大きく関係します。語学留学の滞在費用を抑えるには、次のポイントを意識しましょう。

語学留学の費用を抑えるポイント

  • 都市部より郊外に住む

  • 自炊する

  • 予算を立てて観光・旅行する

ワーキングホリデー(1年間)定番5ヶ国の費用比較

ワーキングホリデーは学業だけでなく、現地で働く経験ができます。留学初期に必要な費用さえ用意できれば、後は留学中にお金を稼ぎながら暮らせます。ワーキングホリデーの定番である5ヶ国について、費用相場を見ていきましょう。

カナダ

  • 100~150万円(1年間の費用目安)

カナダは、ワーキングホリデー先としてトップクラスの人気があります。バンクーバーやトロントなどの都市部は日本食レストランも多く、働き口が比較的容易に見つかるでしょう。時給が低めのサービス業でも、チップ制度があるため安心です。

イギリス

  • 200~250万円(1年間の費用目安)

イギリスのワーキングホリデーはビザ発給数が少なく、毎年高い倍率となります。費用を抑えながらイギリス英語を学びたい人や、ヨーロッパで長期間暮らしてみたい人に選ばれています。

オーストラリア

  • 130~180万円(1年間の費用目安)

オーストラリアは物価が高いので、初期費用がかさむ場合があります。しかし、物価と同様に給料も高水準です。そのため、就業できればそこまで物価に悩まされることはないでしょう。

ニュージーランド

  • 120~160万円(1年間の費用目安)

ニュージーランドは、オーストラリアと同程度の物価水準の国です。壮大な大自然での生活と、英語の勉強を両立したい人に向いています。

アイルランド

  • 150~220万円(1年間の費用目安)

アイルランドは、イギリスに比べると留学費用が低くなる傾向です。滞在費用を抑えるには郊外に住むのがおすすめですが、アイルランドの語学学校はダブリンに集中しています。そのためダブリン近郊に住む必要があり、家賃は多少かさんでしまいます。

現地で働けるワーキングホリデーは初期費用が肝心

ワーキングホリデーは、現地で働くことでトータルの留学費用を抑えられる点が魅力です。渡航して最初の3ヶ月程度を暮らせる費用があれば、後は働いて稼ぎながら生活できます。渡航後すぐに語学学校やホームステイを予定している場合は、当面の生活費をしっかり貯めておきましょう。

海外留学費用を節約する方法

海外留学の中で大きな費用を占めるものは3つあります。留学エージェント費用と宿泊費用、航空券代金です。これら3つの費用を極力低く抑えれば、トータルの留学費用も節約できます。それでは、どのようにこれら3つの費用を節約できるのか見ていきましょう。

できる限り自己手配にする

海外留学の情報提供や手配をしてくれる留学エージェントを使わず、自分で情報収集と手配をすると費用を安く抑えられます。留学エージェントを使うと仲介手数料を含めた代金を支払う必要があり、自己手配よりも高額になりやすいです。

とはいえ、初めての海外留学や現地の言葉を話せない状態で、自己手配するのはハードルが高いと感じる人もいるでしょう。そこでおすすめなのは、現地にある日本人対応の留学エージェントを使うことです。日本から留学エージェントを使うより、現地の留学エージェントを利用すると安く済む傾向があります。

ホームステイ・学生寮の期間は短くする

ホームステイや学生寮の滞在期間を留学当初の2~3ヶ月間程度にすると、宿泊費用を抑えられます。ホームステイや学生寮は食事代が含まれていることも多く、自分でシェアハウスやアパートメントを借りるより割高です。

さらに費用を抑えたい場合は、ホームステイや学生寮は一切使わずホステルに滞在する手もあります。とはいえ、ホームステイや学生寮で暮らすからこそ、現地の人やほかの国の留学生を通じて言語の勉強ができます。自分がどのような経験をしたいかで、滞在先を決めると良いでしょう。

オフシーズンに日本を出発する

航空券代金は、時期によって数万円単位で変わります。オフシーズンを狙って日本を出発することで、航空券代金をかなり節約できます。同じ航空券でも予約サイトによって料金が変わる場合があるので、よく比較してみましょう。

なお、留学エージェントを利用すると、自己手配よりも高い航空券になる可能性があります。エージェントによっては、提携の旅行会社で航空券を取る規約が定められているためです。そのため自己手配と違って、複数の予約サイトから1番安いものを選べません。

【学生・社会人別】海外留学に向けて用意すべきこと

海外留学に向け、学生であれば学校を休む手続きが、社会人であれば休職や退職の手続きが必要です。そのほかにもさまざまな用意があるので、高校生以下・大学生・社会人に分けて事前準備を解説します。

高校生以下の海外留学

中学生や高校生の場合、海外の学校卒業を目指す正規留学や1年間の交換留学、長期休暇を利用した短期留学などがあります。主に必要な準備を一覧にすると、以下のとおりです。

高校生以下の海外留学で準備すること

  • 留学スタイルの検討(正規留学・交換留学・短期留学など)

  • 留学先の検討(国・都市・学校など)

  • 入学の必要書類の準備(入学願書・成績証明書・推薦状など)

  • 学生ビザの申請・取得

  • そのほかの手配(航空券・海外旅行保険など)

高校生以下の場合、留学する本人だけでは対応しきれない手続きなどがあります。学校とのやり取りや諸々の申請手続きなど、保護者のサポートが大切です。

大学生の海外留学

大学によっては豊富な海外留学プログラムを用意しており、目的に合わせて留学スタイルを選びやすいです。

大学生の海外留学で準備すること

  • 留学スタイルの検討(単位認定留学・短期留学・ワーキングホリデーなど)

  • 留学先の検討(国・都市・学校など)

  • 入学の必要書類の準備(入学願書・成績証明書・推薦状など)

  • ビザの申請・取得

  • 休学手続き

  • そのほかの手配(航空券・海外旅行保険など)

大学生の長期留学は就活時期を意識する必要があるので、大学に相談窓口があれば渡航期間を相談してみましょう。

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社会人の海外留学

社会人になってからの海外留学は、現在の職場を辞めるのか、税金や住民票をどうするのかなどを考える必要があります。

社会人の海外留学で準備すること

  • 留学スタイルの検討(長期留学・短期留学・ワーキングホリデーなど)

  • 留学先の検討(国・都市・学校など)

  • ビザの申請・取得

  • 職場の休職・退職手続き

  • 公的手続き(国民年金保険料・住民票の変更など)

  • そのほかの手配(航空券・海外旅行保険など)

一度仕事を辞めてからの海外留学は、「留学で何がしたかったのか」「何を学んだのか」が学生以上に重視されます。そのため社会人の海外留学は、帰国後のこともある程度考えたうえで渡航するのがおすすめです。

まとめ

海外留学費用の高い国はアメリカやイギリス、一方で安い国はカナダやフィリピンとなっています。どこの国へ留学するにしても、海外留学には多額の費用が掛かるのです。計画的な資金準備が大切なので、コツコツ貯められる積立預金などが役立ちます。海外留学を有意義な経験にするためにも、留学資金は早めに準備しましょう。

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