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投資を始める前に読んでおきたい!【初心者向け】おすすめ入門本10選

投資に興味を持つと「まずは本を読んで勉強しよう」と考えるのではないでしょうか。しかし、投資関連の本はたくさんあるので、どうやって選べばよいかわからないかもしれません。投資本を選ぶときは、経験や目的に応じて自分にあった本を選ぶことが大切です。今回は、初心者におすすめの投資本を10冊紹介します。

初心者が本を読んで勉強しておきたい投資のノウハウ

初心者が本を読んで勉強する場合は、何を学ぶのかを明確にしておくことが大切です。投資本には、さまざまな情報が書かれています。勉強したい内容がはっきりしていれば、必要な項目だけを集中して読むことも可能です。

最初に、初心者が勉強しておきたい投資のノウハウを紹介します。

金融商品の基礎知識

まずは、金融商品の基礎知識を身につけましょう。新しいことに取り組むときは、ルールを理解する必要があります。個人が投資できる金融商品は「上場株式」「投資信託」「債券」など、さまざまです。商品によって最低投資金額や取引可能時間、コストは異なります。

金融商品ごとのメリットとデメリットを知り、自分にあった投資方法を選びましょう。

リスクとリターンの関係

投資では、金融商品のリスクとリターンの関係を理解しておくことも重要です。リターンとは投資によって得られる成果のことで、リスクは「リターンの振れ幅」を表します。たとえば、元本保証で値動きがない預貯金に比べて、株価が変動する株式はリスクが大きいです。

金融商品によって、リスクとリターンの大きさは異なります。リスクが大きい商品はお金が大きく増える可能性がある一方で、損失が膨らむ恐れもあります。リスクとリターンの関係が理解できると、自分にあった商品を選びやすくなるでしょう。

投資の始め方

投資経験がない場合は、投資の始め方を確認しておきましょう。

金融商品を売買するには、銀行や証券会社で口座を開設しなくてはなりません。「特定口座」や「一般口座」のように、口座にはいくつかの種類があります。また、売買注文の方法も複数用意されています。

金融機関の選び方や口座開設方法、注文方法などを学んでおけば、スムーズに投資を始められるでしょう。

非課税制度の種類

非課税制度とは、投資で得た利益に税金がかからない制度です。投資の運用益には、通常約20%の税金がかかります。しかし、非課税制度を利用すれば利益に課税されないため、有利に運用できるのです。

個人が利用できる主な非課税制度には「NISA」と「iDeCo(個人型確定拠出年金)」があります。投資対象商品や投資可能金額、運用期間などに違いがあるので、各制度の特徴を理解しておきましょう。

投資本の選び方

投資本は、手当たり次第に読めばよいわけではありません。経験や興味などに応じて、自分にあった本を選ぶことが大切です。ここでは、初心者向けに投資本の選び方を紹介します。

金融商品に応じて選ぶ

投資したい金融商品が決まっている場合は、その商品に関する本を選ぶのがおすすめです。

投資信託で運用するなら、投資信託の本を選ぶといった具合です。投資信託の基本的な内容からファンドの選び方、購入方法まで、投資信託で運用を始めるために必要な知識を一通り学べます。

投資したい商品が決まっていない場合は、資産運用全般について書かれた本を選ぶとよいでしょう。

本の種類や読みやすさで選ぶ

投資本は、本の種類や読みやすさで選ぶのも選択肢です。本には単行本や新書、マンガなどの種類があります。

ハードカバーで分厚い単行本は情報量が多いので、最後まで読み切るのは難しいかもしれません。分量が少ない単行本や新書であれば、比較的読みやすいでしょう。

文字だけの本を読むのが苦手な場合は、マンガがおすすめです。マンガはイラストが豊富で、物語を楽しみながら投資の知識を学べます。

投資初心者向けのおすすめ入門本10選

ここからは、投資の勉強をしたい初心者におすすめの本を10冊紹介します。テーマ別に解説するので、学びたい内容に応じて自分にあった投資本を選びましょう。

投資の基礎知識が身につく本

まずは、投資の基礎知識が身につく本を2冊紹介します。どちらも「投資に興味はあるが何を学べばよいかわからない」場合に、教科書として活用できるでしょう。

株・投資信託・iDeCo・NISAがわかる 今さら聞けない投資の超基本

ファイナンシャルプランナーの泉美智子氏と奥村彰太郎氏が書いた、初心者向けの投資本です。専門用語が少なく、図やグラフ、イラストが豊富に使われています。投資に苦手意識がある人でも理解しやすいでしょう。

パソコンやスマホを使って証券口座を開く方法が画像付きで解説されているのも、投資初心者にはうれしいポイントです。手元に置いておき、わからないことが出てきたら開いて調べるといった使い方に向いています。

株・投資信託・iDeCo・NISAがわかる 今さら聞けない投資の超基本

お金をとことん増やしたい人のための「資産運用」超入門

ファイナンシャルアカデミー代表の泉正人氏が監修している投資本です。さまざまな金融商品の仕組みやメリットとデメリットについて、わかりやすく解説されています。

商品ごとに「難易度」「リターン度」「リスク度」をパーセントや星の数で示しているので、投資商品選びの参考になるでしょう。

実践編では目標リターン別のポートフォリオ(資産配分)の例も示されており、資産を組み合わせる際の考え方も学べます。

お金をとことん増やしたい人のための「資産運用」超入門

投資信託の基本がわかる本

投資信託は少額から分散投資ができて運用をプロに任せられるため、初心者でも始めやすい金融商品といえます。ここでは、初心者におすすめの投資信託本を3冊紹介します。

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

「お金のド素人」という大橋弘祐氏が、経済評論家の山崎元氏に質問しながらお金について学んでいく本です。専門用語が少なく、会話形式で展開するわかりやすさからベストセラーとなりました。

投資初心者が抱きやすい疑問や不安について、山崎氏がわかりやすく解説しています。「覚える金融商品は3つだけ」など、初心者でも実践しやすい投資方法が紹介されているのも特徴です。

「家を買うべきか」「保険には入るべきか」といった、多くの人が悩むお金のテーマも取り上げられています。

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

マンガでわかる投資信託入門

初心者向けに、マンガで投資信託の基礎知識をわかりやすく解説している本です。マンガの後に詳しい解説も書かれています。マンガを読むだけでも、投資信託についてざっくりと理解できるでしょう。

解説は、項目ごとに見開き1ページにまとめられています。図解も豊富に使われているので、読書が苦手な人にもおすすめです。

投資信託の手数料やリスク、購入時や購入後にチェックしておきたい指標など、情報量が豊富です。本書を読めば、投資信託を選ぶポイントや買い方を楽しく学べます。

マンガでわかる投資信託入門

ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第12版〉 株式投資の不滅の真理

1973年の初版以来、投資のバイブルとして全世界で読まれているベストセラー本です。著者のバートン・マルキール氏は経済学博士で、世界的な投資会社であるバンガード・グループで社外重役を務めました。

本書では「市場平均のリターンを目指すインデックスファンドへの投資がベスト」と主張しています。「株価が短期的にどの方向に変化するかを予測するのは難しい」というランダム・ウォーク理論に基づいた考え方です。

ハードカバーで分厚い本ですが、初心者でも読みやすいようにグラフや表が多く使われています。

ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第12版〉 株式投資の不滅の真理

株式投資の基本が理解できる本

株式投資で成果を出すには、基礎知識を身につけたうえで自分なりの投資手法を確立する必要があります。続いて、株式投資の基礎知識を学べる本を2冊紹介します。

世界一やさしい 株の教科書 1年生

TBL投資アカデミー代表のジョン・シュウギョウ氏による、初心者向けの株式投資本です。

タイトルに「教科書」とあるように、株とは何かという基本から学べます。また、テクニカル分析やファンダメンタル分析といった、銘柄選びの手法についても詳しく解説されています。本書を一冊読むだけで、株式投資の基礎知識を身につけることが可能です。

本書では「5秒で選び、5分で取引、5銘柄だけ保有」という、シンプルな投資手法を提唱しています。初めて株式投資に取り組む人でも、実践しやすい内容といえるでしょう。

世界一やさしい 株の教科書 1年生

マンガでわかる最強の株入門

ライターの安恒理氏と漫画家の吉村佳氏による、株式投資の入門書です。電子書籍を含めて30万部突破のベストセラーとなっています。

マンガなので、株式投資の経験がない初心者でもわかりやすいのが特徴です。株の仕組みや口座開設方法、チャートの見方などの解説をあわせて読むことで、株式投資の魅力や注意点を理解できます。

解説は見開き1ページで完結し、グラフや図表も多く使われているので、読書が苦手な人でも読みやすいでしょう。

マンガでわかる最強の株入門

投資マインドを学べる本

投資で成果を出すには、考え方を学ぶことも重要です。正しい考え方を身につけることで、うまくいかない時期があっても自信をもって投資に取り組めるようになります。ここでは、投資マインドを学べる本を3冊紹介します。

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学

投資家で起業家のロバート・キヨサキ氏による、世界的ベストセラー「金持ち父さん貧乏父さん」の改訂版です。

正反対のことを言う二人の父(金持ち父さんと貧乏父さん)を対比させることで、お金持ちになるための考え方を楽しく学べる構成になっています。

本書によると「資産と負債の違いを知り、資産を買うこと」がお金持ちになるための鉄則だそうです。お金について勉強し、行動することの大切さを学べるでしょう。

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学

投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識

オークツリー・キャピタル・マネジメントの共同創業者、ハワード・マークス氏の本です。著者が長年にわたって顧客に送り続けてきたレターをもとに、投資で成功するための哲学がまとめられています。

米国の著名投資家であるウォーレン・バフェット氏も「本書は極めてまれに見る、実益がある本である」と絶賛しています。

投資の基礎知識を身につけた後に、投資家として更なるレベルアップを目指すために読んでおきたい一冊です。

投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識

サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット

ベンチャーキャピタルのパートナーで、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の元コラムニストであるモーガン・ハウセル氏の本です。全世界累計100万部、43か国で刊行され、世界的ベストセラーとなっています。

以下のような事例を取り上げながら、経済的自由を勝ち取るための考え方がわかりやすく解説されています。

  • 地味な清掃員が800万ドル以上の資産を築けた理由

  • 氷河期が起こるメカニズム

  • ウォーレン・バフェット氏の経済的成功の秘密

投資以外の話題が豊富で、投資初心者でも読みやすい内容です。著者の投資に対する考え方や、実践している投資方法についても書かれています。初心者が投資に取り組む際の参考になるでしょう。

サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット

投資本を読むときの注意点

投資に関する本を読んで、知識やノウハウを習得するのは大切なことです。しかし、投資本を読むだけでは思うような成果を得られないかもしれません。ここでは、投資本を読むときの注意点を解説します。

自分の知識・経験で理解できる本を選ぶ

投資本を読むときは、自分の知識や経験で簡単に理解できる本を選びましょう。

たとえベストセラーや名著であっても、内容が理解できなければ読む意味がありません。また、すでに知っている知識しか書かれていない本を読んでも得るものは少ないでしょう。自分のレベルにあった投資本を見極めることが大切です。

複数の書籍を読み比べる

投資本を読むときは、複数の書籍を読み比べると効果的です。テーマは同じでも、著者によって考え方は異なります。共通点や相違点を意識しながら読むことで理解が深まり、自分にあった投資方法を見つけやすくなるでしょう。

読んで終わりにせず学んだことを実践する

投資本は読んで終わりにせず、学んだことを実践することが大切です。「試してみたい」と思える投資方法が見つかったら、積極的に試してみましょう。

ただし、投資は元本保証ではありません。まずは少額投資で様子をみて、うまくいきそうなら少しずつ投資金額を増やしていくとよいでしょう。

まとめ

投資に興味があるなら、本を読んで基礎知識を身につけるのがおすすめです。本は著者の知識や経験、ノウハウが1冊にまとまっているので、投資の基本を効率的に学べます。投資本はたくさんあるので、まずは気になる本や読みやすそうな本を選んで読んでみましょう。

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