2021年の流行スイーツとしても注目される「台湾カステラ」。都市圏でも続々と店舗がオープンしていて行列ができるほどの人気となっています。その専門店の一つ「 澎澎(ポンポン)」が10月15日(金)天神ソラリアステージにオープンしたということで早速取材に行ってみました。
「 澎澎(ポンポン)」は大阪を拠点にイタリアンレストランやカフェ、バーやBBQ施設などを展開している株式会社オペレーションファクトリーが企画運営をしています。今回は開発に携わっている同社ディレクターの竹本貴則さんにお話を伺いました。
――2020年6月大阪にオープンした第一号店は大人気店になったそうですね。
おかげさまで連日行列ができて話題になりました。その後、大阪にもう1店舗出して、京都、神戸に出店し、5店舗目の天神ソラリアステージ店は九州初出店です。
――台湾カステラというのはどのようなものですか?
台湾カステラはもともと台湾の中部でソールフードとして屋台で販売されていた巨大なカステラのことです。台湾では台湾語でシエンカオダンガオ(焼きたてのケーキ)と呼ばれていて、朝食やおやつに今でも食べられています。
――なぜ台湾カステラ専門店を出店しようと思われたのですか?
当社では、さまざまな飲食事業の企画運営をしているのですが、コロナ禍で外食などがなくなった分、お家時間を楽しむ文化が広がってきたと思います。ホームステイの中、家族と過ごす時間を楽しめる商品として、そして旅行にも行けない時期に旅行で人気の台湾の商品で旅気分も感じてもらえればと台湾カステラを提供しようと考えました。
――「 澎澎(ポンポン)」の特徴はどのようなところですか?
台湾カステラは主にタマゴ、小麦粉、砂糖、牛乳と水というとてもシンプルな材料でできています。開発には当社のパディシエが中心となって、より日本人向けにクオリティを上げたものにしました。毎日地元のフレッシュなタマゴを使い、メレンゲの立て方一つにもこだわっています。
――焼きたてのボリューム感がインパクトありますね。
台湾では倍くらいのバットを使っていてかなりの迫力ですが、ここでは女性でも作れるように30×40センチのバットを使っています。バットに生地を流し込んで180~200度くらいのオープンで90分ほどじっくり蒸し焼きにします。大判なほど焼き面が少ないので、よりフワフワを楽しめるんです。出来上がりは10センチほどの高さになります。
――竹本ディレクター推薦4つの食感を楽しめるアレンジとは
①先ずはそのままで
②レンジで10~20秒温めてふわふわしっとりに
③トースターでさっくり焼き上げる。バターやジャム、はちみつで食べるのもOK
④冷蔵庫で冷やし生地が締まる感じに。フルーツや生クリームでさらにアレンジ
とてもシンプルな味わいなので、アレンジの幅はとても多いです。ご家族で色々と発想して楽しんでもらえるポンポンだと思います。
――新作も続々
今は「ふわしゅわ台湾カステラポンポン」と「もこしゅわクリームカステラ生クリームポンポン」の2商品ですが、秋冬に向けて生チョコを使ったものやクリスマスに向けたものも準備中ですので是非ご期待ください。
まとめ
カステラといえば長崎のカステラを思い浮かべますが、長崎カステラの濃厚ずっしり、しっとり感と違って、ポンポンの台湾カステラは思わず指でつつきたくなる見た目のふわふわ感と口の中ではしゅわっと広がる軽やかさと優しい甘さが印象的でタマゴの香りがなんだか懐かしいです。ひとつで4人分くらいとのこと、福岡西鉄駅コンコースの店舗なので仕事帰りに買って帰るのもちょうどいいですね。
■台湾カステラ澎澎(ポンポン)HP https://pongpong-castella.com/
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