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NISA口座の開設には何が必要?手続きの流れと注意点を初心者向けに解説

公開日 2026.03.30

「資産形成を始めたいけど手続きの流れがわからない」「何を準備すれば良いの?」とお悩みではないでしょうか。「貯蓄から投資へ」という意識は、今や一般的になりつつあります。本記事では、NISA口座の開設に必要な書類や具体的な流れを解説します。初心者が陥りがちな注意点も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

NISA(新NISA)とは?

NISA口座の開設には何が必要?手続きの流れと注意点を初心者向けに解説

まずは、NISAがどのような制度なのか、基本から確認していきましょう。

利益が非課税になる

NISAは、投資によって得られた利益が非課税となる制度です。

通常、株式や投資信託で得た利益には20.315%の税金がかかります。例えば、10万円の利益が出た場合、課税口座では税金が差し引かれ、手元に残る金額は約8万円となります。一方、NISA口座であれば非課税となるため、税金が差し引かれることなく、利益をそのまま受け取れる点が大きなメリットです。

新NISAの全体像

2024年から新NISA制度がスタートし、従来のNISAと比べて制度内容が大きく見直されました。

詳細は、次の表のとおりです。

 

つみたてNISA (旧)

一般NISA (旧)

つみたて投資枠(新NISA)

成長投資枠(新NISA)

制度の併用

不可

不可

非課税保有限度額

800万円

600万円

1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)

1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)

年間投資枠

40万円

120万円

120万円

240万円

非課税保有期間

最大20年

最大5年

無制限

無制限

新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つを併用でき、非課税で運用できる金額や期間が拡充されています。非課税保有限度額は合計1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)となり、非課税保有期間も無制限になりました。これにより、より長期的な資産形成に活用しやすい制度となっています。
※NISAは投資に関する制度であり、投資できる商品は元本が保証されているわけではありません。市場環境によっては元本割れが生じる可能性があるため、リスクを理解したうえでの利用が大切です。

金融庁 NISA特設ウェブサイト

NISA口座とは?

ここまでNISAという制度の概要を確認してきました。次に、その制度を利用するために必要となる「NISA口座」について詳しく見ていきましょう。

非課税制度の概要

NISA口座は、配当金や分配金、売却益が非課税となる口座です。日本国内に住む18歳以上の方であれば原則として利用可能で、条件は利用する年の1月1日時点です。新NISAでは非課税保有期間が無制限となったため、自身の判断で保有し続けることができる点も特徴のひとつです。

利用できる投資

NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」で、利用できる投資対象が異なります。つみたて投資枠は、金融庁の基準を満たした長期・積立向けの投資信託が対象です。成長投資枠は投資信託に加えて、証券会社やネット証券で取り扱っている国内株式や外国株式などにも投資できます。

保有中の扱い

NISA口座で購入した商品は、必要に応じていつでも売却できます。売却して空いた分の生涯投資枠は、翌年以降に再利用が可能です。

ライフイベントに合わせて資金を引き出したり、積立を再開したりと、柔軟に活用できる点もNISAの特徴といえるでしょう。

NISA口座開設の流れ

ここからは、NISA口座開設の流れや手続きを紹介します。

①申し込み前の準備

申し込み前にまず考えておきたいのが、どの金融機関でNISA口座を開設するかです。信頼性や最低投資金額、手数料などを比較し、自分に合った金融機関を選びましょう。

NISA口座の開設先を決めるチェックリスト例

  • 信頼性:どのようなサポート体制があるか
  • 操作性:初心者でも簡単に操作できるか
  • 取扱銘柄数:どれくらいの商品を取り扱っているのか
  • 最低購入金額:いくらからスタートできるのか
  • 手数料:取引中にどれくらいコストがかかるか

②口座申し込み

開設先が決まったら、口座申し込みを行います。申し込み方法には、店舗窓口、郵送、オンラインの3つがあり、ライフスタイルに合わせて選択できます。

それぞれの口座申し込み方法に向いている人

  • 店舗窓口:プロに相談しながら進めたい人
  • 郵送:じっくり書類を確認して自分のペースで進めたい人
  • オンライン:空いた時間にサクッと完結させたい人

③税務署審査

金融機関の申し込み手続き後は、税務署による審査が行われます。これは、NISA口座をすでに他の金融機関で開設していないかを確認するためのものです。審査には、通常1週間〜2週間、繁忙期(年度末、新年度)は3週間程度かかります。

④取引開始まで

税務署審査の完了後にNISA口座が開設され、取引を開始できます。案内が届いたら、投資対象や運用方法を検討しましょう。

NISA口座開設に必要な書類

続いて、NISA口座開設の際に準備する書類について解説します。必要書類に不備があると、手続きのやり直しが発生し、口座開設までに時間がかかる場合があります。開設手続きをスムーズに完了できるよう、事前に必要書類を確認しておきましょう。

本人確認書類

NISA口座を開設するにあたって、本人確認書類として利用できるものは次のとおりです。金融機関によって異なるため、以下は一般的な例です。申し込み先で必ず確認してください。

NISAの口座開設に利用できる本人確認書類参考例

  • マイナンバーカード
  • 運転免許証
  • 住民票の写し(住民票の記載事項証明書)
  • 印鑑証明書
  • 在留カード(特別永住者証明書)
  • 運転経歴証明書
  • パスポート

本人確認書類を提出する際は、氏名や住所に変更がないか、有効期限が切れていないかを事前に確認しておくことが大切です。

マイナンバー(個人番号)確認

NISA口座を開設する際には、法令に基づきマイナンバー(個人番号)の提出が求められます。

マイナンバーカードを持っていない場合でも、通知カードやマイナンバー(個人番号)が記載された住民票の写しなどで対応できるケースがあります。しかし、今後の各種手続きのためにも、マイナンバーカードを用意しておくと便利です。

ネットと窓口の開設方法の違い

NISA口座の開設方法は、大きく分けて「ネット申し込み」と「窓口手続き」の2つがあります。それぞれ手続きの流れや特徴が異なるため、自身のライフスタイルや不安の有無に応じて選ぶことが大切です。

ネット申し込み

ネット申し込みは、来店する必要がなく、インターネット環境があれば手続きを進められる点が特徴です。銀行や証券会社の営業時間を気にせず、空いた時間を活用して申し込みできるため、忙しい人でも利用しやすい方法といえるでしょう。

また、金融機関によっては、取扱商品の数や手数料体系に特徴がある場合もあります。投資は中長期で行うケースが多いため、コストや商品ラインナップを比較し、自身の運用方針に合った開設方法を選ぶことが大切です。

ネット申し込みでの開設方法

  1. 口座開設の申し込み
  2. 本人確認(スマートフォンでの撮影が主流)
  3. 審査
  4. ログインIDの受け取り
  5. 初期設定

窓口手続き

窓口での開設は、担当者に直接相談しながら進められるのが大きなメリットです。制度の仕組みや手続きの流れについて不明点があっても、その場ですぐに確認できます。例えば窓口では、商品選びの前に毎月いくらなら無理がないかを一緒に整理する相談ができたり、住宅ローンの返済中の方は、積立額を決める前に生活防衛資金を残す設計を相談するケースもあります。

投資商品選びや制度について不安がある方は、対面で説明を受けられる窓口手続きを選択することで、安心して口座開設を進められる場合があります。ただし、金融機関や取引内容によっては、ネット申し込みと比較して手数料体系が異なる場合があるため、事前に確認しておきましょう。

窓口手続きでの開設方法

  1. 来店(事前予約推奨)
  2. 本人確認書類提出
  3. 非課税口座開設届出書を記入・提出
  4. 審査
  5. 開設完了の通知を受け取る(窓口・郵送)

所要時間の目安

申し込みが完了するまでの所要時間は、ネット申し込みの場合は最短で1営業日〜3週間程度、窓口手続きの場合は1週間〜3週間程度が目安です。

なお、金融機関や申し込み内容、混雑状況によっては、所要時間が前後することがあります。

NISA口座開設時の注意点

ここからは、NISA口座を開設する際に注意しておきたいポイントについて解説します。

口座は1人1つ

NISA口座は、1人につき1口座のみ開設できます。そのため、どの金融機関で口座を開設するかは、取扱商品やサポート体制などを踏まえて、事前に検討しておくことが大切です。

金融機関変更時の注意

NISA口座は1年に1度、金融機関を変更することが可能です。変更できる期間は、変更を希望する年の前年10月1日から、変更を希望する年の9月30日までとなっています。ただし、その年に一度でもNISA口座で買付(自動積立・スポット購入を含むすべての買付)を行っている場合及び積立設定後は、同じ年内に金融機関を変更することはできません。

金融機関の変更を検討している場合は、買付のタイミングに注意が必要です。変更手続きを行う際は、現在利用している金融機関から「勘定廃止通知書」を受け取り、変更先の金融機関であらためて手続きを行います。

審査期間に注意

審査期間は、通常で1週間〜2週間程度、繁忙期(年度末・新年度)は3週間ほどかかる場合があります。取引を開始したい時期が決まっている場合は、余裕をもって口座開設の手続きを進めておくと安心です。

NISA口座でできる取引

ここからは、NISA口座でできる取引を紹介します。

投資信託の買付

投資信託は、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」のいずれでも購入が可能です。

つみたて投資枠では、金融庁の基準を満たした、長期・積立投資に適した投資信託が対象となっています。比較的リスクを抑えた運用を検討している方にとって、選択しやすい投資枠といえるでしょう。

一方、成長投資枠では、より幅広い投資信託を取り扱っている点が特徴です。積立による購入だけでなく、一括での購入も可能なため、運用方針に応じた柔軟な活用ができます。

株式取引の可否

NISA口座では、成長投資枠を利用することで、証券会社やネット証券で取り扱っている国内株式や外国株式への投資が可能です。国内の上場株式に加え、外国株式やREIT(不動産投資信託)なども投資対象となります。

個別株式への投資では、企業の成長や業績に応じて、配当金や値上がり益を得られる可能性があります。投資対象やリスクを理解したうえで、自身の運用方針に合った商品を選ぶことが大切です。

積立設定

積立設定は一般的に、商品を選択したうえで、投資枠、積立金額、引落方法、積立指定日などを設定する流れで行われます。積立設定を行うことで、あらかじめ決めた条件に基づいて自動的に買付が行われます。

積立金額や頻度は、自身のリスク許容度や資金計画、運用方針に応じて無理のない範囲で設定することが大切です。

NISA口座と税金の関係

続いてはNISA口座と税金の関係について解説します。

非課税の対象

NISA口座では、売却によって得られた利益だけでなく、保有中に受け取る分配金や配当金についても非課税になります。

課税口座との違い

課税口座との主な違いは、運用によって得られた利益に税金がかかるかどうかという点です。NISA口座では、運用によって得られた利益が非課税となるため、税金が差し引かれることはありません。ただし、非課税で保有できる金額に上限(1,800万円)が設けられており、損益通算ができないという制約があります。

これに対して課税口座では、利益に対して税金がかかるものの投資金額に上限がありません。損失が出た場合には、ほかの利益と相殺できる特徴があります。

確定申告は必要?

NISA口座で受け取った運用利益は非課税となるため、原則として確定申告は不要です。ただし、例えばNISA口座ではなく課税口座で運用利益を受け取った場合などは、確定申告が必要となります。

取引内容や受取方法によって取り扱いが異なるため、不明な点がある場合は事前に確認しておくと安心です。

よくある質問

NISAに関するよくある質問をまとめました。制度や手続きについて確認したい点がある場合は、参考にしてください。

口座開設にかかる日数は?

口座開設にかかる日数は、通常で1週間〜3週間程度が目安です。オンラインで申し込みを行った場合は、最短で翌営業日から取引を開始できるケースもあります。

手続きの進行状況や混雑状況によって所要日数が前後することがあるため、余裕をもって申し込みましょう。

未成年者も開設できる?

NISA口座は、18歳以上の方が対象となっており、未成年者は開設できません。これは、2024年の制度改正により、NISA口座の開設対象年齢が18歳以上に統一されたためです。

途中解約は可能?

NISA口座で購入した商品は、いつでも売却することが可能です。そのため、ライフイベントなどで資金が必要になった場合に、売却して現金化できる点が特徴です。

一方で、NISAは中長期の資産形成に活用されることが多い制度です。途中で売却すると、その後の運用による複利効果や非課税のメリットを十分に活かせなくなる可能性もあるため、資金計画や目的に合わせて判断することが大切です。

西日本シティ銀行でNISA口座を開設する場合

西日本シティ銀行でもNISA口座の開設が可能です。ここでは、申し込み方法やサポート体制についてご紹介します。

アプリでの申し込み

西日本シティ銀行では、スマートフォンアプリを利用したNISA口座の申し込みが可能です。来店不要で手続きを進められるため、時間や場所を選ばず申し込みできる方法として利用されています。

また、アプリでの申し込みが不安な場合や、対面での説明を希望する場合には、窓口での申し込みにも対応しています。

投資信託中心の取引

西日本シティ銀行では、金融庁の基準を満たした投資信託を主に取り扱っています。長期・積立投資を検討している方にとって、選択肢のひとつとなるでしょう。

サポート体制

窓口では、NISAの制度概要や手続きの流れ、商品選びに関する相談が可能です。運用目的やライフプランに応じて、制度の仕組みを確認しながら進めたい方にとって、相談しやすい環境が整っています。

西日本シティ銀行のNISAに関する詳細は、公式サイトをご確認ください。

西日本シティ銀行「NISA公式ページ」

まとめ

NISA口座は、配当金や売却益が非課税となる制度で、資産形成の選択肢のひとつとして活用されています。口座開設にあたっては、必要書類や手続きの流れ、ネット申し込みと窓口手続きの違い、制度上の注意点を事前に把握しておくことが大切です。

制度の特徴や制約を理解したうえで、自身のライフプランや資金計画に合った方法を選び、無理のない範囲で活用していきましょう。

投資信託のご留意事項(必ずご確認ください)
商号等:株式会社西日本シティ銀行 登録金融機関 福岡財務支局長(登金)第6号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会

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