引っ越しと同時に必要になるモノのひとつが「カーテン」。忙しさからインテリア関係は後回し…となりがちですが、引っ越しが決まったらまず用意しておきたいアイテムです。今回は、迷った時に役に立つカーテンの選び方をご紹介します。
引っ越し時の盲点になりがちな「カーテン」の準備
バタバタと忙しい引っ越しのタイミングに、盲点になりがちなのが「カーテン」。これまで使っていたカーテンをうっかり処分してしまったり、新しいカーテンを用意していなかったりすると、目隠しになるモノがなく困ることに…。
既製品のカーテンであればすぐに手に入る場合もありますが、窓のサイズが特殊な場合などオーダーカーテンを選択するなら早めの準備が必要です。仕上がりまでの目安は、2週間程度だと言われています。新居への引っ越し時に間に合うよう、忘れずに準備しておきたいですね。
カーテン選びに迷ったら、これからご紹介するポイントを参考にしてみてはいかがでしょうか。デザイン性だけではなく、機能性やライフスタイルに合わせて選んでみてください。
知っておきたい「カーテン」の選び方
カーテン選びのポイント1:サイズを正しく測る
カーテン選びのスタートは窓の横幅の計測からです。カーテンレールの両端まで測るのがポイントになります。次に丈を測りますが、この時掃き出し窓なら床上1cmくらいを目安に、腰窓なら窓枠下15cm程度を目安にするとよいでしょう。
オーダーカーテンの場合は、プロのスタッフに採寸をお願いするのもひとつの方法。特殊サイズの窓なども、オーダーならぴったり合うカーテンを準備できます。ただ取り付けできる状態になるまで時間がかかることもあるため、使用する1ヵ月前くらいには打ち合わせをスタートさせておくことをおすすめします。
カーテン選びのポイント2:色やデザインから選ぶ
カーテンの種類で、一般的に「厚手」のものはドレープカーテンと呼ばれます。ゆるやかな美しいヒダが特徴です。
カーテンは素材感でその印象ががらりと変わります。たとえばナチュラルな雰囲気に仕上げたい場合は、アイボリーやベージュなど淡い色合いでまとめつつ、コットンやリネンなどの天然素材を取り入れると温かみのあるインテリアに。植物をモチーフにした柄などで変化をつければ、空間のおしゃれなアクセントになります。
モダンインテリアがお好みなら、ネイビーやブラウンなどシックな色合いを取り入れるのもよいでしょう。幾何学柄など少し大胆なデザインにトライしてみても素敵です。カーテンそのものがアートになり、インテリアをおしゃれに演出します。
カーテン選びのポイント3:機能性から選ぶ
カーテンはデザイン性だけでなく、日差しを遮る、視線を遮る、遮光や断熱、防音などさまざまな機能が備わっています。
すべては必要なくても部屋の役割に合った機能に注目して選べば、暮らしがもっと快適になります。カーテンの機能性を選ぶ目安になるのは、インテリアファブリックス製品に表示されているマーク。これは、「安心・安全」に向けた一定水準を満たしているという目安を提供するために表示されます。これらもカーテン選びの参考にしてみましょう。
カーテン以外のウィンドウトリートメントも人気
窓辺を彩るウィンドウトリートメントのなかで、最も一般的なのはカーテンですが他にもさまざまなタイプがあります。よりスタイリッシュにすっきりとしたインテリアをお好みの方は、ブラインドやロールスクリーンを選ぶのもおすすめです。
ブラインド
スラット(羽根)のたくさん付いたブラインドは、その角度を変えて日差しや視線などを調節するウィンドウトリートメント。横型ブラインドは羽根が横に付いたタイプでべネシャンブラインドとも呼ばれます。こちらは上下に動かして開閉するため、カーテンのように横に束ねるスペースを取りません。
掃き出し窓などの大きな窓には、羽根が縦に付いた縦型ブラインドがおすすめ。こちらはバーチカルブラインドと呼ばれ、スライドドアのように横に動かして開閉します。
ロールスクリーン
ヒダがなく、フラットな窓辺をつくるのがロールスクリーン。窓枠に取り付け、上部のローラーにスクリーンを巻き取る方法で開閉します。壁と同じ色合いを選べばよりシンプルな窓辺に、アート作品のような柄物を選べばインテリアのアクセントとして存在感を放ちます。
引っ越し前に準備したい「窓辺のインテリア」
日差しを通してさまざまな表情を見せてインテリアを素敵にするだけでなく、暮らしを心地よくしてくれるのがカーテン。入居時に目隠しになるモノがなかった、と慌てないためにも引っ越しが決まったら早めの準備をしておきたいファブリックアイテムです。あなたもぜひ、カーテン選びの参考になさってみてはいかがでしょうか。
伊野奈緒美
フリーライター Naomi.Sping代表
ライフスタイルメディアをはじめ、企業サイト、Webマガジンなどでインテリア・ライフスタイル系記事を執筆。自身も地元福岡を応援すべく、福岡ライフスタイルメディア「福岡暮らすFUKU-KURA(フククラ)」を運営。職住融合のワークス
タイル経験を生かし「仕事×子育て×心地よい暮らし」のアイデアを届ける。【保有資格】文部科学省後援リビングスタイリスト1級/リフォームスタイリスト3級/
カラーコーディネーター2級
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