くつろげる空間に、あると嬉しい家具がソファ。でもそのレイアウトに悩む方は多いよう。どう置くと快適になるのでしょう。今回は、ソファレイアウトのアイデアをご紹介します。あなたにとって「ベストなソファの配置」を見つけるヒントになりますように。
ソファのレイアウトで居心地が変わる
リビングで心地よく過ごしたい、ゆったりとくつろげる場所が欲しい、そう思ったらやっぱりあると嬉しいのはソファ。でも、そのレイアウト(配置)に悩む方は多いのではないでしょうか。
座ったり寝転んだり、自分がラクに感じられる姿勢でくつろげるソファですが、大型家具だけに部屋が狭くなることも。そんなお悩みも、それぞれの部屋に合ったレイアウトにすることで解決するかもしれません。ポイントになるのは「動線をふさがない」こと。通路を確保しつつ、ゆったりと足を伸ばせる場所を選んでみてください。
ソファの周りに必要なスペースは?
ソファの前にテーブルを置くなら、通路や足元にゆとりをもたせるため30~50cm程度のスペースをつくりましょう。またソファの背面を通路にする場合は、ソファと壁の間に最低でも60cm程度のスペースが必要です。これからご紹介するアイデアを参考にしながら、ソファのベストなレイアウトを探してみてはいかがでしょうか。
ベストな配置はどれ?ソファのレイアウト5選
1.部屋のコーナー部分に配置する
壁や家具に囲まれると何だか落ち着く、という方は多いのではないでしょうか。部屋の角、コーナー部分はカウチソファのようにL字になったソファを置くのにぴったりのスペース。大きめのソファでも壁に添うように配置すれば、すっきりと置くことができます。壁側にソファを寄せて床を多く見せると、広々とした部屋に見せてくれますよ。
2.テレビに向けて配置する
ソファに座ってゆったりとテレビを観たい、という方は、テレビの正面にテレビを配置するのがよいでしょう。写真のように間にローテーブルを置くのがスタンダードなリビングのレイアウト。一般的には、テレビとソファの距離は「テレビの画面の高さ×3倍」がちょうどよいとされています。
3.窓向きに配置する
あえて視線を外に逃がして、窓向きにソファをレイアウトするアイデアも。部屋のなかではなく外の景色を眺めることで開放感が得られます。眺望のよい部屋や近隣からの視線が気にならない部屋なら、大きな窓向きにレイアウトしてみてはいかがでしょうか。
4.フォーカルポイントに向けて配置する
部屋のなかで美しく整っている場所、気に入っている場所、眺めていて気持ちが落ち着く場所に向けてソファをレイアウトするのもおすすめのアイデア。
部屋のなかでぱっと目を惹く「フォーカルポイント」向きにソファを配置すれば、整った場所を中心に目に映り心地よく過ごせます。お気に入りの本が並んだ本棚、花やグリーン、素敵な家具など、ご自分が気持ちよく感じられる場所に向けてソファを配置してみてください。
5.ソファを間仕切りにする
ソファをくつろぐ場としてだけでなく、部屋の間仕切りとして使うのも人気のアイデア。こちらの写真のように、ダイニングテーブルと背中合わせにレイアウトして「くつろぐ場」「食事をする場」を仕切るのもおすすめのアイデアです。
背もたれが低いため部屋に圧迫感を与えず、緩やかにゾーニングすることができます。この場合は、ダイニングの椅子を引いた状態にプラスして「60cm程度の通路」を確保すれば動線をふさがず行き来しやすくなります。
暮らしやすく広々と見えるソファレイアウトに
ソファはリビングで大きな面積を占める家具。狭い部屋なら壁側に寄せると広々と、広い部屋なら間仕切りとして使って個室感を楽しめるなど、住まいの広さやライフスタイルに合わせてレイアウトすればより暮らしやすくなります。あなたもぜひ、アイデアを参考にしながらソファのベストなレイアウトを検討してみてはいかがでしょうか。
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- ソファ
伊野奈緒美
フリーライター Naomi.Sping代表
ライフスタイルメディアをはじめ、企業サイト、Webマガジンなどでインテリア・ライフスタイル系記事を執筆。自身も地元福岡を応援すべく、福岡ライフスタイルメディア「福岡暮らすFUKU-KURA(フククラ)」を運営。職住融合のワークス
タイル経験を生かし「仕事×子育て×心地よい暮らし」のアイデアを届ける。【保有資格】文部科学省後援リビングスタイリスト1級/リフォームスタイリスト3級/
カラーコーディネーター2級
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