おうちキャンプやおうちオープンカフェなど、自宅にいながらアウトドア気分を楽しむアイデアが人気を集めています。外出が難しい日々を少しでも楽しく過ごすなら、自宅に「アウトドアスペース」があると便利。今回は、ベランダやバルコニーなどを豊かなスペースにする「ウッドデッキ」の楽しみ方をご紹介します。
ウッドデッキとは?
ウッドデッキとは、ベランダやバルコニー、テラスどに設置した木製デッキのことを指します。屋内と緩やかに繋がるように設置することで、もうひとつのリビング「アウトドアリビング」に。開放感のあるプライベートスペースが生まれます。
ウッドデッキは、基本的には天然木で作られており優しい風合いが魅力である反面、腐食やひび割れなどが気になるところ。メンテナンスが大変という声も聞かれます。
そこで登場したのが、樹脂でつくられた人工木材。耐久性があり腐食や色褪せにも強い特性から、メンテナンスがラクだと言われています。ただ、表面が熱くなりやすい・天然木よりも風合いが劣るなどデメリットも。お好みやメンテナンス性などを考慮して選んでみてはいかがでしょうか。
暮らしの夢が広がる!ウッドデッキの楽しみ方
1.もうひとつのリビングに
自宅のベランダやバルコニー、テラスなどがウッドデッキになっていれば、屋内のリビングとは違う、開放的なもうひとつのリビングとして癒しのスペースが実現します。
テーブルやチェア、ソファなどのガーデンファニチャーを置けば、オープンカフェやリゾートホテルのような佇まいに。さらに、ラグを敷いたりクッションを置いたり…日差しや小雨を遮るオーニングなどがあれば、より居心地よく仕上がりますよ。
2.お子さんの遊び場に
公園やレジャー施設などに出かけられない時、ウッドデッキはお子さんの遊び場としても活躍します。コンクリートやタイルに比べるとお子さんの足にも優しいので、靴を履かなくても遊べる開放感が魅力です。水はけのよいウッドデッキなら、水遊びを楽しむのもよいですね。屋内では難しいアウトドアな遊び方もできるので、おうちレジャーのバリエーションが広がります。
※ウッドデッキの素材によってはささくれができていたり、高温になったりなど裸足では危険な場合もあります。保護者が危険と判断した場合は靴を履いて楽しみましょう。
3.ガーデニングなど趣味の場に
ウッドデッキは、ガーデニングを楽しむスペースにもぴったり。お部屋から直接繋がるウッドデッキなら、水やりやお手入れがラクにできます。写真のように鉢植えをいくつか並べるだけでもほっと癒される雰囲気に。季節の花を植えたり、目隠し用の低木を植えたりと植栽にこだわれば、室内から見える景色がより豊かになりますよ。
4. リラックスの場に
ウッドデッキは、足元からも優しい肌触りを感じられるのが魅力。お気に入りのチェアを用意すれば、そこはもう自分だけの特等席。ガーデンファニチャーを置くスペースがない場合は、折りたたみのアウトドアチェアを取り入れるのもよいですね。読書や創作活動、ただただぼーっとするなど、思い思いのリラックスタイムを過ごせます。
「ウッドデッキ」で暮らしの夢が広がる
室内と屋外を緩やかに繋ぎ、開放感あふれる住まいを実現する「ウッドデッキ」。家族で過ごす時間はもちろん、ひとりでゆったりと過ごすプライベートスペースとしても役立ちます。最近では、べランピングやワークスペースとして活用するアイデアも。長らく続くおうち時間も、新鮮に感じられるはずです。
- ウッドデッキ
伊野奈緒美
フリーライター Naomi.Sping代表
ライフスタイルメディアをはじめ、企業サイト、Webマガジンなどでインテリア・ライフスタイル系記事を執筆。自身も地元福岡を応援すべく、福岡ライフスタイルメディア「福岡暮らすFUKU-KURA(フククラ)」を運営。職住融合のワークス
タイル経験を生かし「仕事×子育て×心地よい暮らし」のアイデアを届ける。【保有資格】文部科学省後援リビングスタイリスト1級/リフォームスタイリスト3級/
カラーコーディネーター2級
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