FP資格取得後の主な就職先や年収は?未経験や資格なしでファイナンシャルプランナーで年収1,000万は目指せる?
稼げるイメージの仕事として、1つにファイナンシャルプランナーが挙げられます。
ファイナンシャルプランナーはお金を扱うプロと言われていることからも、金回りがよいと思われることは当然かもしれませんね。
この記事では、実際にファイナンシャルプランナーとして活動した経験のある筆者が、実際にファイナンシャルプランナーは稼げる仕事かどうかといった点や、具体的にどのような仕事があるかといった点について解説していきます。
>>お金の勉強にオススメの本10冊!初心者でもお金の基本~応用まで知識が身につく
目次
ファイナンシャルプランナーへ未経験での転職は厳しい?

ファイナンシャルプランナーには未経験でもなれるの?といった質問をよく受けます。
確かに未経験から仕事に就くことも不可能ではありません。しかし、よほど秀でたスキルや運がなければ高収入は難しいでしょう。
ご自身が誰かにお金に関する相談をしようと思ったときも、その方が経験が浅いかどうかは相談相手として選ぶかどうかのポイントになるのではないでしょうか。
万が一これからファイナンシャルプランナーを目指す場合
- お金を扱う仕事や経験は重要
- 未経験の場合は資格が武器になる!
の2点は押さえておきましょう。
お金を扱う仕事や経験は重要
既に経理職としてお金を触ったことがあったり、株や社債などに投資をした経験があったりすると、その経験がそのままファイナンシャルプランナーとしても活かせるので非常に強い武器になります。
とくに最近は少額から手軽に投資ができるため、投資系のファイナンシャルプランナーを目指す場合は経験を兼ねてはじめてみてもよいかもしれませんね。
未経験の場合は資格が武器になる!
お金を扱った経験があれば転職や独立もスムーズですが、未経験の場合はそうもいきません。
未経験でファイナンシャルプランナーを目指す場合、まずは知識をつける意味合いからもファイナンシャル・プランニング技能士資格(以降:FP資格)を取っておくことをおすすめします。
未経験であっても資格を取るために努力した!と言う経験や実績は、面接官やお客さんの立場からもよい評価につながることでしょう。
ファイナンシャルプランナーとしての主な就職先は?仕事はきつい?
ファイナンシャルプランナーとしてデビューを果たすとして、具体的にどのような業界や仕事があるのでしょうか。
具体的には以下の業界や職場で働くパターンが多いです。
- 金融や保険業界
- 賃貸不動産業界
- 税理士事務所や公認会計士事務所
それぞれの内容について詳しく確認してみましょう。
金融や保険業界
ファイナンシャルプランナーのなかでもとくに人気な就職先は金融や保険業界です。
求人数そのものが多いですし、平均年収も700万円台とかなり高給取りな業界と言えるでしょう。
参照:金融業界上場159社平均年収ランキング~1位は野村證券年収1383万円、2位は東京海上年収1338万円
最近はフリーランスや副業といった形態で働く方も多く、相談に乗れる機会も増えつつあります。
需要がなくならない業界なので、まずは金融や保険業界を目指してみてもよいのではないでしょうか。
不動産業界
金融業界や保険業界に次いでおすすめできる業界が不動産業界です。
不動産業界は人が日本に住んでいる限りなくならないので、将来的にも安定が見込まれます。
とくに不動産営業のなかで稼いでいる方は1,000万円クラスも多いのだとか。
参照:不動産営業は稼げるのか?年収1,000万円を狙える会社の選び方を紹介
不動産営業で1,000万円はそうとう厳しく大変な仕事ですが、リターンも大きいです。
不動産業界を目指す場合は、FP資格に加えて宅建士の資格もあるとさらに大きな武器になります。
税理士事務所や公認会計士事務所
ファイナンシャルプランナーとして、税理士事務所や公認会計士事務所で働く働き方もあります。
税理士や公認会計士は士業と呼ばれ、それこそ個人や法人に対して具体的にお金のアドバイスができたり、監査をしたりといった独占業務を持ちます。
これら士業はファイナンシャルプランナーがキャリアアップとして目指す仕事とも言われており、事務所で働けば彼らの働きぶりを直接目の当たりにできることでしょう。
よい刺激になると言ったメリットもあるため、上昇志向のある方には事務所はおすすめです。
一般企業に勤めるファイナンシャルプランナーの男女・年齢別平均年収は低い?

一般企業で勤めるファイナンシャルプランナーはどれくらい稼いでいるのでしょうか。
以下の表はU-canが調べた額になります。
年齢 | 男性 | 女性 |
20代 | 460万円 | 372.5万円 |
30代 | 779万円 | 497.5万円 |
40代 | 1,012万円 | 567.5万円 |
50代 | 963.5万円 | 593.5万円 |
60代 | 528.5万円 | 475.5万円 |
引用:ファイナンシャルプランナーの年収や給料は?FPになるための方法や試験難易度を徹底解説
平均的に見てもかなり稼いでいると言えますね。
- FPの収入源はどこ?なぜFPの給料は高いと言われているの?
- 年収1,000万円を目指すなら独立を目指そう
- いきなり独立しても仕事がないから注意が必要
といった点についても確認していきましょう。
ファイナンシャルプランナーの収入源はどこ?なぜ給料は高いの?
ファイナンシャルプランナーは他の職種と比較しても高給取りと言えるでしょう。
理由としてファイナンシャルプランナーは他のサラリーマンと給与体系が違う事が挙げられます。
通常のサラリーマンは企業から給与をもらってお終いで、営業職などの特殊なケースを除いて固定給となることが一般的です。
一方でファイナンシャルプランナーは成約や実績によって歩合を追加で貰えることが多いです。
成果が出せれば出せるだけ給料が上がるので、実力がある方は若いうちから稼げるわけですね。
年収1,000万円を目指すなら独立を目指そう
サラリーマンで1,000万円を超えるとなかなか至難の業です。
先ほど掲載したユーキャンの調査結果でも40代でようやく達成する方が出始めている程度です。
サラリーマン全体から見ると、年収1,000万円を達成している方は上位5%程と言われています。
もっと若いうちから稼ぎたい!と言う方は独立も視野に入れてみてよいかもしれません。
以下の記事ではファイナンシャルプランナーとして年収1,000万円を稼ぐ方法をまとめているので、興味がある方はご覧ください。
参考:未経験からFPに独立するのは難しい?独立系FPの気になる年収や開業必要な資格
いきなり独立しても仕事がないから注意が必要
年収1,000万円を目指す場合、独立がおすすめと書きました。
しかし実績がない段階で独立することはリスクが高いのでおすすめできません。
ファイナンシャルプランナーの仕事はお客さんがいて初めて成り立つ仕事なので、まずはサラリーマン時代に人脈を形成して実績を積み上げることを意識しましょう。
まずは資格勉強しながら副業ベースで進めて行くのがおすすめ!

将来的に独立系ファイナンシャルプランナーとして活躍するにしてもサラリーマンとして働いて行くにしても、FP資格は取得しておく事をおすすめします。
FP資格は国家資格で知名度も高く、取得しておく事で箔が付きます。
資格を取るにあたっては
- 年収の高い就職先を見つけるために必要な資格は2級?3級?
- FP2級合格におすすめの通信講座3選
といった点も確認しておきましょう。
年収の高い就職先を見つけるため必要な資格は2級?3級?
FP試験は3級から始まり1級まであります。
いずれも履歴書や名刺に書けますが、書くとしたら2級以上を狙いたいものです。
理由として3級は簡単すぎて合格率が高く、誰でも取れるといった認識が広がっているためです。
一方で2級になると合格率も下がり、一定以上の努力をしないと合格できない資格といった認識があるため企業や顧客からの評価が上がります。
FP2級合格におすすめの通信講座3選
参考までに、FP2級を取り扱っている通信講座をご紹介します。
通信講座名 | ファイナンシャルプランナー・FP通信講座 | スタディングFP講座 | ファイナンシャルプランナー(FP)講座 |
教材内容 | テキスト | インプット動画 | フルカラーテキスト |
料金 | 27,800円 | 32,890円 | 59,000円 |
学習期間 | 約2か月 | 約8か月 | 約12か月 |
とくにフォーサイトは価格が安く、AFP認定講座に該当しているので最短でFP2級を取得できるおすすめの講座です。
それぞれの講座が気になる方は資料請求をしてみたり、サンプル動画をご覧になったりしてみてください。
ファイナンシャルプランナーの就職先や年収まとめ
今回はファイナンシャルプランナーの就職先や年収について解説しました。
ファイナンシャルプランナーは高収入な仕事と言えますが、それ相応の経験や知識が求められます。
まずは経験を積むことを目標とし、あわせて資格の勉強を通して知識や技術を伸ばして行くことが高収入への近道と言えるでしょう。
▼あわせて読みたい
・FP独学合格!FP3級・2級の独学におすすめのテキスト&勉強法を総まとめ
・FP3級の難易度は簡単すぎ?意外と難しい?ファイナンシャルプランニング技能士(FP)3級の難易度と必要な勉強時間
- 資格