インタビュー

【ぼくたちの子育て】寝顔を見ながらお酒を飲むひと時が最高に幸せな時間です。|株式会社BBDO J WEST・小町浩太郎さん

ぼくたちの子育て 小町さん

お客さんと福岡マラソンに出たことがきっかけで趣味となったランニング。近くの公園で早朝週2~3回、7、8キロを走り、学生の時から続けているサッカーと最近ではゴルフも始めたというスポーツマンの小町さん。多忙な仕事とスポーツそして子育て、そのバランスについて伺ってみました。

◾️Profile
小町 浩太郎(こまち こうたろう)さん
株式会社BBDO J WEST福岡営業部長
1978年8月27日生まれ。 広島県出身。
福岡教育大学在学時より福岡在住。地元情報誌編集部を経て、2006年広告代理店の株式会社BBDO J WEST北九州支社に営業として入社。2012年より福岡本社勤務、現在営業部長として部下とともにクライアントの広告企画やブランディングなどを務める。妻・南津子さん(40歳)と玄ちゃん(9か月)の3人暮らし。趣味はランニングとゴルフとお酒。 

妻は仕事の理解者であり、良きパートナー

――お二人は社内恋愛とのことですが出会いをお聞かせください。

僕が福岡本社に異動になるタイミングで妻が北九州支社に入社してきて、僕の引き継ぎ案件を妻が主に担当していましたのでそのため打ち合わせなど仕事で接することも多く4、5年仕事の後輩、仲間として過ごしていました。

そろそろ結婚をと思った時、彼女が横にいた

――結婚を決めたタイミングはありましたか?

仕事のこともわかってくれているし、お互いお酒も好きで飲みに行くことも多くて、僕も40歳になろうとした時で、そろそろ結婚をと思った時に彼女が横にいたという自然な流れです。一緒にいて気を使わなくていい存在だったのが一番ですね。結婚を前提につきあい始めて2019年9月に入籍しました。

――子どもを持つことについてはいかがでしたか?

二人とも子どもは欲しいと思っていたので、年齢のこともあって、結婚後すぐに子どもができてほんとよかったです。

結婚後すぐに妊娠

――妊娠したことはどのように知ったのですか?

2019年の10月ごろだったと思うのですが、仕事中に珍しく、彼女がLINE電話をしてきて「今日だけは早く帰ってきて」と言われて「なんかなぁ」と思い帰宅して妊娠を聞いて「よかったね!!」と二人で喜び会いました。年齢のこともありすぐに授かったことにはほんと感謝しています。

――南津子さんは出産2か月前までお仕事をされていたということですが。

妊娠がわかって、妻は北九州勤務から12月に福岡本社に異動となり妊娠中は二人同じオフィスに勤務できたので彼女の通勤距離などの負担も減ってよかったと思います。社内結婚で産休を取って復帰している後輩もいたので、やりにくいこともなく仕事もできました。

焼肉を食べると陣痛がくるという迷信?

――悪阻などもほとんどなく順調だったそうですが、出産時はいかがでしたか?

予定日が6月15日だったんですけどちょっと遅れていて、迷信だと思いながら、「焼肉を食べると陣痛が来る」と人から聞いて、16日の夜に焼肉を食べたんですよ。そしたらその夜中1時に陣痛が始まりました!迷信じゃないかもです(笑)。

出産はLINEで立会い

コロナの影響で僕は病院には入れないので、病院入り口まで妻を送って、LINEを繋いでオンラインで立会いをしたんです。なにをどうしたらいいのかわからなかったんですけど、看護師さんから「旦那さん、応援してあげてください」と言われて、とにかく「がんばれ!がんばれ!」とスマホに向かって5時間ひたすら言い続けて、明け方6時に無事に生まれました。初産は12時間以上くらいはかかると聞いていたので、5時間くらいで生まれたので安産の方だったようです。

産婦人科から大学病院への転院

――実際に玄ちゃんを抱くことができたのは10日後だったとのことですが。

退院する当日に呼吸器に問題があると診断され急遽、妻も子どもも産婦人科から大学病院へ転院することになって…。

今までが順調だったので正直、何が起こったのかよくわからない、信じられないという感じで、すごくショックでした。二人に直接会えないままで、もう毎日祈るしかなくて、僕は普段はいくら体調を崩しても食欲は旺盛なんですが、あの時ばかりは食事が喉を通らなかったです。夫として父としての思いなのか、今までの人生で初めての感情だったと思います。初めて抱くことができたのは、検査結果が問題なかったと診断された日でした。

――入院中だったそうですが初めて我が子を抱いた時はいかがでしたか?

病室でしたが、管とかが身体についていたので、恐る恐るで、首が座っていない状態の新生児ってこんなにも不安定なのかと驚きました。抱いた後は、とにかく早く退院して一緒に暮らしたいと。その後1か月ほど二人とも入院していたんですが、お見舞いで妻と子どもの病室にいる時は、ず~っと抱っこしてました(笑)。

小町 パパ

オムツ交換には苦戦

――自宅に戻っての育児に関してはいかがですか?

子どもは7時くらいに起きるんで出社前の少しの時間に遊んで、早く帰れた時はお風呂やミルクをあげたり、オムツを替えたりできますが、やっぱり土日がメインですね。そして土日はお散歩もします。育児としてはまだまだ足りないと思いすけど(笑)。夜泣きなどもなくて、比較的スムーズに育ってくれてると思います。

――妊娠中に育児の勉強などもされていたそうですが?

既に二人の子どもがいる会社の後輩から育児本をもらったのでそれを出産前に読んで勉強は一応していました。ミルクをあげるときのエプロンももらったり。でもオムツでは最初苦労しましたね。なかなか替えるタイミングがわからなくて、漏れ出したりして。まず、漏れないようにするためには、うんちしたら、すぐ替えること。そのために、表情で「今、ふんばってるな」というのを注視するようになりました!それでもたまに失敗しますけど(笑)。

――ベビー用品などはどうされましたか? 

ベビーベッドは妻の家に代々引き継がれているヨーランベッドがあって、それで育ててましたね。ゆりかごのようなベッドで妻もそれで育っていて、寝心地もいいようでよく寝ていました。ベビーカーや服などは会社の後輩などからお下がりをもらって、とても助かりました。

食生活の改善に感謝

――家事はいかがですか?

子どもができてから皿洗い、ゴミ捨てなどはしていますが、きっと妻は足りないと思っていると思います。

子どもがいない時は仕事帰りに二人で食事とお酒を飲みに行くことが多かったんですが、今は手料理を作ってくれたりして栄養のバランスも取れるし助かっています。子どもが生まれたことで食生活はかなり改善されたと思います。

――玄ちゃんは今9ヶ月ということですが?

最近、お座りができるようになり、声が大きくなったと、そして笑うようになったのを見て、成長を感じてます。最近、離乳食が始まったんで食事も食べさせてます。基本何でも食べてくれて、初めて食べるものの表情とか可愛くて、酸っぱいものを食べる時なんか、ほんと酸っぱい~!っていう顔をするんで食べさせるのも楽しいです。

――子どもができてよかったなって思う時はどんな時ですか?

いや、やっぱりお酒を飲みながら子どもの寝顔を見れるのって最高ですね。

それが一番幸せに感じる時間ですかね。夜は8時にミルクをあげるんですけど、ミルクを飲むとすぐ寝てしまうんで今はできるだけ8時前には帰るようにしています。

小町さん パパ

人に優しくなれた気がする

――育児をすることで小町さん自身が変わったなって感じることはありますか?

育児をすることでですか…、あっ!これは僕自身の感想かもしれないんですけど、人に優しくなったような気がしますよね。なんとなくですけど。

部下に対してとか、言い方とか優しくなったんじゃないかって思ってます。

部下を見ながらコイツも子どもの頃があったんだよなって思うとあまりキツく言えないようになったりしてですね。

そして、他の子どもを見てもかわいいなって感じたりするようになりました。

自分に子どもができるとそうなるんでしょうかね?弟にも1歳と2歳の姪っ子がいるんですけど、自分の子どもが生まれる前より、二人とも今とても懐いてくれて嬉しいです。僕の接し方もだいぶ変わったんだともいます。自分が育てているから接し方がわかったんじゃないかなって。

――玄ちゃんの「玄」の字には「落ち着いた」「優れている」というイメージがあると言われていますがお名前の由来は?

直感で浮かんできたのでこれだ!って 出産の1ヶ月前くらいにそろそろ名前を決めようかなって思った時に降りてきたのが「玄(げん)」だったんです。妻も珍しく一発承諾でした(笑)。

――玄ちゃんにはどのように育ってもらいたいという思いがありますか?

いや、もうほんと、生まれた時にいろいろあったんでとりあえず健康でいてもらえればって、健康に育ってさえもらえればって、それだけです。

――緒にしたいことなどはありますか?

僕はずっとサッカーをやっていたんで、一緒にしたいなって思ってますね。実はすでにちっちゃいボールを足元に置いてるんですよ、興味を持つようにって。

両親のことなど将来を見据えて

――夫婦として子どもができてから何か変化はありましたか?

変わりましたね。子どもができる前は正直、二人のことしか考えてなかったんですけど、今はお互いの親のこととか、それぞれ離れているんでもう少し近くで生活したほうがいいんじゃないかとか話すようになりました。

親にはできるだけ子どもを見せてあげたいし、月1回は妻の実家に行くようにしています。僕の母親は広島で介護士をしているんで、コロナでずっと会えなくてようやく先月会うことができたんです。理想はもう少し近い方がいいですけど親の意向もあるのでこれからの話ですね。

親として守るべきものがここにあるという感覚。瞬間、瞬間を十分楽しんでほしい。

――パパになる人へのメッセージをお願いします。

まあ、本当になんか、子どもって日増しに変わっていくんで、大変だと思うんですけど、瞬間、瞬間の子育てを十分に楽しんでほしいなって思うんです。首が座るのもあっという間ですし、今思うと首がすわってないあの時がすごく懐かしく思ったりするんで(笑)。

――首がすわってない時ってそんなに違いがあるんですか?

抱っこする時に一番感じるんですけど、首が座ると体がすごく軽くなるんですよ、子どもが力を分散してくれるんで。首がすわってないと全体重を委ねてくるんですね。重いんですけど、親として守るものがここにあるというか、あの感覚は忘れられないですね。

編集後記

職業柄、夜や週末も仕事になることも多い小町さんですが、コロナ禍によって週末家にいることができたり在宅勤務で育児や家事の時間ができたことは、プラスの時間だったのではないでしょうか。保育園が運よく決まったそうで、4月から南津子さんも仕事へ復帰、春からは小町ファミリーの新生活が始まります。家族でサッカーボールを蹴る日も近そうですね!

タグ
  • 子育て くらし パパ
PR ご来店はネット予約がオススメ!
PR

" インタビュー"の記事をもっと見る

"ライフステージ "の記事をもっと見る

ピックアップ Pickup Articles