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スマホ料金見直し術|格安SIMカードの活用&プラン見直しで毎月の支払額を抑えよう!

スマホ節約術_格安SIMカードの活用

節約したいと思いながら、なかなか手をつけられずにいるのがスマホ料金ではないでしょうか。

・2年縛りがあるから変えられない
・契約解除料が高そう
・そもそも契約更新月がわからない
・変えるにしても手続きが面倒
・格安は気になるけど、不安

など、スマホ料金の見直しを先送りしている理由はさまざまだと思います。しかし近年、プランによる2年縛りという概念は消えつつあり、契約解除料も安く(会社によっては0円に)なり、手続きのほとんどをオンラインで済ませることも可能になりつつあります。本気になればスマホ料金は確実に安くできます。ポイントとなるのは「格安SIMカード」です。そこで、今回は「格安SIMカード」を中心に、スマホ料金節約術をご案内します!

そもそも「格安SIMカード」とは?

そもそも格安SIMカードとは?

スマートフォンに挿入されているSIMカードには、電話番号や加入者の情報などの情報が記録されています。スマートフォンを「電話」として使用するためにはSIMカードが必要です。格安SIMカードは、大手キャリア(docomo、au、ソフトバンク)のSIMカードよりも低価格で利用できます。

以前は、大手キャリアによって「SIMロック(特定のSIMカードを差し込んだ場合のみに動作を認める機能制限)」が設定されており、SIMカードを自由に選ぶことができませんでした。しかし、昨今では「SIMフリー化(SIMロックが解除された状態)」が進んだため、多くの事業者が参入可能になりました。

その結果、さまざまな格安SIMカードが提供されるようになったのです。スマートフォンの利用スタイルによっては、この「格安SIMカード」を選ぶと大きな節約につながるかもしれません。

節約最優先なら格安SIMカードが最有力?
格安SIMカード利用者が増加中!

今、格安SIMカードをメインで利用している人は、スマホ利用者全体の15%程度を占めるという調査結果があります。格安SIMカードの魅力は何と言っても料金プランの安さ。大手キャリアユーザーが格安SIMカードに乗り換えた場合、プラン次第では料金を半分に抑えることも不可能ではありません。例えば、某格安SIMカードを提供している会社では、次のようなプランが用意されています。

某格安SIMカードのプラン別月額料金(A社)

・Sプラン:2680円(データ3GB)

・Mプラン:3680円(データ10GB)

・Lプラン:4680円(データ14GB)

※全プラン10分までの通話無料付

某格安SIMカードのプラン別月額料金(B社)

・Sプラン:1600円(データ3GB)

・Mプラン:2220円(データ6GB)

・Lプラン:3260円(データ12GB)

※通話10分無料オプション料:830円/月

格安SIMカードを利用するメリット・デメリットとは?

格安SIMカードを利用するメリットとデメリットについて

ここからは、よく尋ねられる質問をベースに、格安SIMカードのメリット・デメリットについて深掘りしていきます!

格安SIMカードのメリット①:月額料金が安い

格安SIMカードを利用する一番のメリットは、月額料金の"格安"さでしょう。前の項でもお伝えしたように、確かに月額料金を抑えることができそうです。普通に電話もネットもできるのに、なぜ大手キャリアのSIMカードよりも安いのでしょうか?それは、格安SIMカードのサービス提供会社が大手キャリアの回線を借りているからです。ネットワーク設備を自前で準備する必要がなく、インターネット販売が中心の格安SIMカードのサービス提供会社であれば店舗運営のための費用もかかりません。

格安SIMカードのメリット②:格安なのに回線エリアは大手キャリアと同じ

格安SIMカードに関して多く受ける質問として、

・電波が弱いのでは?
・圏外にならないの?

といったことが挙げられます。ズバリ言いますが、格安SIMカードのサービス提供エリアは大手キャリアと同等であり、電波が弱い・圏外になるなどの心配はないと考えて良いでしょう。先述したように、格安SIMカードのサービス提供会社はドコモ・au・ソフトバンクのいずれかから回線を借りています。ドコモ利用者であればドコモ回線の格安SIMを選んでおけば電波状況が変わることはありません。au回線・ソフトバンク回線でも同じことが言えます。

格安SIMカードのデメリット①:窓口での対面サポートを受けにくい

サービスを削ることで安さを実現している点は、大手航空会社とLCC(ローコストキャリア)の違いに似ているのかもしれません。逆の見方をすると、困った時に駆け込める窓口が身近な場所になく、大手キャリアのような手厚いサポートが受けられない可能性もあります。これをデメリットと感じる人もいらっしゃるかもしれませんね。しかし、この特徴を納得した上で利用すれば、毎月のスマホ料金を確実に削ることができます。

格安SIMカードのデメリット②:通信速度には差異あり

通話・通信エリアについては大手キャリアと差異がない格安SIMカードですが、通信速度が遅くなることがあります。格安SIMカードのサービス提供会社は借りた回線分しか通信できません。決められた通信量に対して利用者が集中すれば一時的に通信速度が遅くなってしまいます。通勤時間帯・昼休み時間帯・帰宅時間帯は利用者が増えるため、予めその時間帯には速度制限をかけているプランの格安SIMカードもあります。

・通信速度は必ずしも大手キャリアと同等ではない
・ネットが遅い時間帯がある

ということは覚えておきたいところです。

注目の格安SIMカードのサービス提供会社3選

注目の格安SIMカードのサービス提供会社

ワイモバイル

ソフトバンク回線を利用する「ワイモバイル」は通信速度が遅くなることはほとんどなく、オプション申し込み不要で10分までの通話が無料なのも魅力です。また、ソフトバンクショップがワイモバイル店舗の機能も兼ね備えているため、窓口でサービスを受けることも可能。通話完全定額オプション料1,000円も格安です。

UQモバイル

au回線を利用する「UQモバイル」も、安定した通信速度が評判の格安SIMカードを提供しています。通話10分かけ放題オプション・完全通話定額オプションを加味した料金はワイモバイルと全く同じです。au回線エリアが希望であればUQモバイルがおすすめです。

楽天モバイル

月額2,980円で電話し放題、データ使い放題を実現している楽天モバイルUN-LIMITも気になる存在です。楽天回線エリアならデータ無制限。楽天回線エリア外ではau回線と接続しますが、au回線利用に関してはデータ5GBまで高速通信、5GB超過後は速度制限がかかりますが最大1Mbpsでの通信が可能です。Rakuten Linkという通話アプリを使えば通話料はオプション料なしで0円。海外でも2GBまでデータ通信できるというのも面白いところです。

格安SIMカードの注意点

格安SIMカードの注意点とは

契約・サポートはオンライン中心

デメリットの項目でも述べましたが、格安SIMカードのサービス提供会社は大手キャリアのように多くのショップ・販売店を構えていません。手続きのほとんどはオンラインで行えるため問題はありませんが、これまでが窓口での対応ありきだった人にとっては少し不便に思えるところかもしれません。

キャリアアドレスは使えない

大手キャリアのSIMカードから格安SIMカードに移行した場合、

@docomo.ne.jp
@au.com/@ezweb.ne.jp
@softbank.ne.jp

などのキャリアアドレスは使えなくなります。ヤフーメールやGmailなどのフリーアドレスを活用しましょう。

意外と発生しがちな通話料

多くのキャリアで通話オプションは"5分通話定額"と"完全通話定額"が用意されています。かける電話のほとんどが5分以内に終わるのであれば5分通話定額オプションを、長電話が多い人なら完全通話定額オプションを利用しましょう。基本的な通話料は30秒20円(税別)です。

仮に5分通話定額オプションの人が30分の長電話をしてしまった場合、25分の通話に対しては1,000円(税別)の通話料が発生する計算になります。こういったことが数回続けばあっという間に通話料だけで数千円発生することになってしまいます。

通話定額オプションを正しく選べているか、再確認してみましょう。

格安SIMカードの注意点を補うために、アプリで通話料を節約!

・LINE
・メッセンジャー
・Skype
・FaceTime(Apple端末同士)

など、音声・ビデオ通話ができるアプリを活用するのも通話料節約のコツです。こういったアプリを使った通話には通話料が発生しません。もちろんデータ量を消費しますが、通話料に比べれば格安ですし、Wi-Fi接続時であればデータ消費を気にすることもありません。家族・友人知人との通話は積極的にアプリ通話を利用して通話料を抑えてみるのも一手です。

大手キャリア継続でもプラン見直しはマスト

大手キャリア継続でもプラン見直しはマスト!

家族割引・ネット割引で大幅割引も

ドコモ・au・ソフトバンクなどの大手キャリアが提供するSIMカードのユーザーは、大容量データプランを選べたり、キャリアショップによる手厚いサポートを受けたりできる点が魅力です。大手キャリアのプランは、格安SIMカードと比べると料金が高めですが、プランを正しく見積もることで安くすることはできます。

家族みんなで同じキャリアを使えば、家族割引で1人1,000円〜2,000円/月は安くなりますし、家のインターネットサービスをスマホキャリアと揃えればネット割でさらに毎月1,000円割引されます。

契約解除料が安い最新のプランに

昔のままのプランだと、契約更新月以外にキャリアを変える場合は9,500円の契約解除料が発生してしまいます。最新のプランにしておけば契約解除料は、

ドコモ:1,000円(dカード払いで0円)
au:1,000円
ソフトバンク:0円

です。その時々で自分に合うキャリア選びができるよう、昔のプランのままの人は契約解除料がかからない最新のスマホプランに変更しておきましょう。

まとめ

大手キャリアしか選択肢がなかった頃はスマホ料金に毎月1万円前後支払っていましたが、格安SIMカードの登場で、スマホ料金を1,000円や2,000円に抑えることも不可能ではなくなりました。仮に毎月1万円支払っている人のスマホ料金が毎月2000円になったとしたら、月8,000円の節約、年9万6,000円の節約になります。

これが夫婦ならば年19万2,000円の節約。
3人家族なら年28万8,000円の節約。
4人家族なら年38万4,000円の節約です。

スマホ料金は生活費の中で固定費にあたるため、削れないと思っている方も多いと思いますが、格安SIMカードを活用したり、プランをしっかり見定めたりすることで、大きな節約効果を生むこともできます。先行き不透明な時代ですから、スマホ料金を節約して得た資金は貯金に回すもよし、投資に充ててもよし、おいしいものを食べたり、家族で旅行に出かけたりしても良いでしょう。そんなワクワクを想像しながら、ぜひスマホ料金を見直してみてください。

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