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食費を抑える13の方法!初心者でもできる節約のコツもあわせて紹介

毎月の出費のなかでも、欠かすことのできない支出が食費です。食費にかかる割合が高く節約のために削りたいと考えているものの、どうすればよいのか困っている人もいるでしょう。 そこで本記事では、初心者でもできる食費を抑える方法を解説します。

食費を抑える前に平均額をおさらい!

食費を抑える方法を実践する前に、全国の食費の平均を理解しましょう。自分の家庭が平均より大幅にオーバーしているのか確認することで、理想の食費の金額を考えられるようになります。

2人以上の世帯の食費の全国平均

全国の2人以上世帯の毎月の食費の平均は、77,474円でした。平均金額は住んでいるエリアによって変動します。以下の表を参考に毎月の食費が平均額を超えている場合は、まず平均の金額を理想の食費に設定してみましょう。

全国平均

77,474円

大都市

82,353円

中都市

77,493円

小都市

75,488円

町村

71,698円

大都市は輸送コストがかかり、物価も高いため基本的に食費が高い傾向にあります。一方で地方は農業や漁業が発展しており、輸送コストもかからないことから食材にかかる出費を抑えやすいです。

参考元:総務省統計局2022年「都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり1か月間の収入と支出

福岡県の2人以上世帯の食費平均

福岡県の2人以上世帯の食費の平均は、75,957円です。全国平均と比較すると、小都市の平均額である75,488円に近い金額でした。

総務省統計局2022年「都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり1か月間の収入と支出

食費の一般的な目安は26%程度

総務省「家計調査報告[家計収支編]2022年(令和4年)平均結果の概要」によると、2人以上の世帯の食費の目安は収入の26%程度です。同調査によれば2人以上世帯の収入の平均額は毎月617,654円で消費支出が320,627円、エンゲル係数(消費支出における食費の割合)は26.6%でした。

消費支出が320,627円の場合、食費の目安である消費支出の26.6%は約8万円です。

世帯あたりの食費は、収入だけでなく住んでいるエリアや家族構成によっても変動するので、目安としてお考えください。

食費を抑える13の方法を解説

食費を抑える方法は、多数あります。買い物やお店選び、料理方法など、基本から応用まで取り入れやすい節約のコツを紹介するので、参考にしてみてください。

買い物で食費を抑える方法

食費を抑える方法として、まずは支出を減らすために買い物の仕方を考えましょう。一度習慣化すれば、節約もスムーズにできます。

食費の内訳を明確にする

毎月の食費の内訳を書き出し、無駄がないか、節約できる部分はどこかを考えてみましょう。やみくもに食費を節約しようとしても、何を節約すればよいのかわからずうまくいかない可能性があります。

家庭によっては、レトルト食品が多い、必要以上に買いすぎている品目があるなど、さまざまなケースがあるでしょう。徐々に無駄な出費を減らしていけば、食費を下げやすくなります。

週ごとに食費の上限を決める

週ごとに上限を決めて、食費を抑える方法もおすすめです。買いすぎを防ぎ、計画的な買い物ができるでしょう。

毎月の食費を8万円と決めた場合、毎週約2万円ずつ使える計算です。その予算のなかで、何を買うべきか、何を買わないべきかを考えながら買い物をしてみましょう。

買い物メモを用意しておく

食費を抑える方法の一つに、買い物メモを用意するという方法もあります。買い物メモに書かれた食材だけを購入すると決めておけば、無駄遣いを防げるでしょう。

買い物メモは無駄な買い物を防ぐだけでなく、買い忘れを防ぐことも可能です。毎週のメニューを決めておけば、必要な食材も把握できます。

冷蔵庫の在庫を確認する

買い物に行く前に、冷蔵庫の在庫を確認しましょう。冷蔵庫にある食材を無駄に買う心配をなくし、食費を抑えることが可能です。

とくに傷みやすい生鮮食品は、「多めに買ったものの、冷蔵庫のなかでいつの間にか腐っていた」ということもあります。食費を抑えるだけでなく食品ロスを防ぐためにも、今ある食材をきちんと使い切る習慣をつけましょう。

コンビニに入らないようにする

買い物をするときは、コンビニを選ばないようにしましょう。コンビニは基本的にスーパーよりも値段が割高で、選択肢も少ないです。

コンビニは近くにあったり、24時間営業など何かと便利ですが、コンビニにふらっと立ち寄る習慣をやめることも意識してみてください。

お店選びで食費を抑える方法

食費を抑える方法として、お店選びを考えることも大切です。お得なスポットを見つけて、日々の買い物に活用しましょう。

ポイントを有効活用する

ポイントを貯めたり使ったりと有効活用すれば、お得な買い物ができます。スーパーやモールでは独自のポイントカードを用意しているところが多いため、早速作ってみましょう。

お店によっては、曜日によってポイント5倍イベントなどが開催されることも多いです。また、クレジットカードを使ってポイントを貯める方法もあります。

プライベートブランドを選ぶ

プライベートブランドを選ぶことも節約のコツです。プライベートブランドとは、小売店や卸売り業者が独自に展開するブランドのことを意味します。

流通業者と製造業者が連携して開発したり、デザイン費を削ったりすることで、高クオリティで低コストな食品の販売が可能です。九州ではトクセレやIt’s moなど、九州CGC系列のプライベートブランドがあります。

株式会社九州シジシー

市場や直売所、商店街などを選ぶ

食費を抑える方法として、市場、直売所、商店街を選ぶ人もいます。これらのスポットは輸送コストや卸にかかるコストをカットできるため、一般的なスーパーよりも安く買い物ができる可能性が高いです。

商店街では、おまけをもらえたりセールの情報を共有できたりなど、コミュニケーションを通してお得な買い物ができることもあります。また、道の駅には直売所があり、地元の野菜や魚介などが安く手に入ります。

以下は福岡県にある市場や直売所、商店街、道の駅の一部を紹介した表です。ぜひ活用してみてください。

伊崎夕市

福岡市中央区福浜1丁目23

柳橋連合市場

福岡市中央区春吉1-5

新天町商店街

福岡市中央区天神2-9

川端商店街

福岡市博多区上川端町6−135

福岡中央青果

福岡市東区みなと香椎3-1-11

箱崎商店街

福岡市東区箱崎3-8-18

姪浜朝市

福岡市西区愛宕浜4丁目49-1

井尻商店街

福岡市南区井尻4-3

旦過市場

北九州市小倉北区魚町4-4-18

北九州市中央卸売市場

北九州市小倉北区西港町94-9

柏原漁協活魚センター

遠賀郡芦屋町大字山鹿2291

農産物直売所 夢工房

遠賀郡水巻町頃末北1-19-12

志摩の四季

糸島市志摩津和崎33-1

伊都菜彩

糸島市波多江567

朝採り市場とまと

朝倉郡筑前町東小田1653-1

赤村特産物センター

田川郡赤村大字赤5951-1

なのはな畑

直方市植木4173-1

飯塚昭和通商店街

飯塚市飯塚5-33

道の駅むなかた

宗像市江口1172

道の駅うきは

うきは市浮羽町山北729−2

道の駅おおとう桜街道

田川郡大任町今任原1339

道の駅たちばな

八女市立花町下辺春315-1

道の駅みやま

みやま市瀬高町大江2328

ふるさと納税を活用する

ふるさと納税を活用することで、食費を抑えられます。ふるさと納税は、寄付金額に応じて地域の特産品を受け取れるだけでなく、翌年の税金を抑えられるお得な制度です。

ただし、自分が住んでいるエリアへの納税では返礼品は受け取れないので、注意しましょう。

自炊で食費を抑える方法

自炊をして食費を抑える方法もあります。外食が多い、ついコンビニ弁当を買ってしまう人は、自炊のコツを掴んで節約する方法も取り入れてみましょう。

地域の食材を選ぶ

地域の食材を選ぶことで、食費を抑えられます。地域で作られた食材は輸送コストや中間マージンが発生しにくく、その分安い金額で販売されることが多いためです。

地域の食材を購入すると、節約だけでなく地域経済の活性化にも貢献できます。

自炊の頻度を多くする

外食が多い人は、外食を控えて自炊をメインにしましょう。外食は割高ですが、自炊で作り置きを覚えれば食費を大幅にカットできます。

ライフスタイルや家族構成によっては、いきなり外食をすべてやめることが難しいケースもあるでしょう。週一度だけにする、外食の予算の上限を決めておくなどのルールを作り、徐々に自炊中心の生活を目指してみてください。

食材が余ったら冷凍保存する

食材が余ったときは、冷凍保存をして長く使えるようにしましょう。冷蔵庫に眠らせておくとすぐに傷んでしまう食材でも、冷凍保存をすれば保存期間が伸びます。

冷凍しておいた食材を有効活用して自炊すれば、無駄な買い物を防いで賢く節約できるでしょう。買い物に行く前には、冷蔵庫だけでなく冷凍庫の在庫もチェックしてください。

レシピに頼りすぎない

料理は、レシピに頼りすぎないことも大切です。今はネットで多くの料理のレシピを簡単にチェックできます。しかし、使用頻度の少ない調味料などをわざわざ買い足すと、一回使ったきりで賞味期限を迎えてしまうかもしれません。

白ワインなら料理酒とレモン汁など、自宅にあるもので代用できないか考えてみましょう。無駄な買い物をしないためにも、「レシピはある程度守れていればよい」くらいの気持ちで取り入れてみてください。

かさ増し食材を取り入れる

かさ増しに使える食材を取り入れて、食費を抑えつつ満足度を高める方法もあります。お肉の割合を減らし、安い食材でかさ増しすれば、食べ盛りの子どもがいる家庭でも食費を節約できるでしょう。

かさ増しに使える低価格な食材には、豆腐、もやし、はんぺん、キャベツなどがあります。これらをハンバーグやつくね、餃子作りなどに取り入れ、節約に役立ててみてください。

初心者が食費を抑えるコツは?

初心者が食費を抑えるために覚えておきたいコツを紹介します。食費の節約方法がわからず、いつも節約に失敗してしまう人は、ぜひ参考にしてみてください。

無理な節約はしない

無理な節約をしないことは、節約生活を長く続けるうえで大切です。食事を抜いたり栄養を取らなかったりして体調を崩すと、かえって治療費の出費が多くなってしまいます。

仕事を休んだ分、収入が減る可能性もあるでしょう。自分が心身ともに健康でいられることを優先しつつ、無理のない範囲で節約を続けてみてください。

レトルト食品も賢く取り入れる

レトルト食品は割高な印象がありますが、賢く取り入れれば食費の節約ができます。一から食材と調味料を揃えるほうが割高なレシピを作るときは、レトルト食品を活用しましょう。

例えば中華料理やカレーなどは、珍しい食材や調味料、スパイスを用意するより、レトルト食品を選んだほうがお得なことが多いです。レトルト食品は料理の時間を短縮でき、仕事をしながら自炊もしたい人のストレスも低減できる点においてメリットがあるでしょう。

まとめ

食費は毎月必ず必要な支出ですが、無駄を見直せば賢くしっかり節約することが可能です。また、地域にある市場や直売所、商店街などで買い物をしたり、地域の食材を選んだりすることもおすすめです。

本記事で紹介した食費を抑える方法のなかで、実践できそうなものを考えてみることから始めてみましょう。

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