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博多駅前の西日本シティ銀行・本店本館、建て替えがいよいよスタート!

九州の玄関口、博多駅前に建て替え予定の西日本シティ銀行・本店本館。駅前の空き地にどんな建物が建つのか、気になる人もいるのではないでしょうか?そこで今回は、その概要について、すでに発表されている内容をまとめてみました。

2023年11月着工、2026年1月完成予定。旧ビルと比較して約2.9倍の広さ

今年11月からいよいよ始まる新本店ビルの建設。地上14階、地下4階建て、延べ床面積は約7万5,000㎡です。旧本店ビルのおよそ2.9倍の広さになります。

このうち、西日本シティ銀行とそのグループ会社は地下2階の一部、および2階~8階、9階の一部を利用予定。そのほかの部分は、商業店舗やオフィスが入る見通しです。

1フロアあたりのオフィス面積が約3,900㎡あり、博多駅周辺では最大の規模となります。

今年3月には福岡市から『博多コネクティッドボーナス』の認定を受けています。これは、つながり・広がりが生まれる広場の創出など、賑わいの拡大に寄与するビルへの建て替えを促進するためのインセンティブ制度(容積率の緩和等)です。

博多駅前のランドマークとなる洗練されたデザイン

デンマークを拠点に活動する建築デザイン事務所『3XN Architects(スリーエックスエヌ アーキテクツ)』が内外装のデザインを手掛ける日本初の建築物であり、博多駅前のランドマークとなる洗練されたデザインになります。

また、敷地の北東側、地上1階と地下2階に、『コネクティッドコア』という公開空地を整備し、博多駅から住吉通りやはかた駅前通りへの回遊性向上に繋げたり、ときには、街のイベント利用に対応し、博多駅前の賑わいの広がりの一役を担います。

潤いを与える緑地空間の創出

建物の足元部分の柱や壁面の花や緑に加え、『都心の森1万本プロジェクト』の主旨を踏まえて広場などに中低木を配し、歩行者目線で緑が連続する緑化空間を創出することで、街に潤いを与えます。

『都心の森1万本プロジェクト』とは、天神ビックバンや博多コネクティッドにより、街が大きく生まれ変わっていく中で、緑が持つ魅力により、街に「彩り」を加え、憩いや安らぎが感じられる空間を創出するため、市民や企業が協働するプロジェクトです。

新たに樹木を植え、今ある緑をより美しくするとともに、民有地における緑化誘導により、良好な都市景観の形成や都市環境の改善を図り、緑豊かなまちづくりを推進します。

芸術への取り組み

敷地内にはアートの設置を計画し、アートのある暮らし(アートの持つ価値と魅力を市民が再認識し、国内外に発信するまち)の推進に寄与すべく、『Fukuoka Art Next*』に取り組みます。

また、著名な音楽家が室内楽コンサートを開催できる高い音響性能を持った設えに加えて、地域のみなさまがセミナーや会社説明会など多用途に利用できる施設として、約400人規模のホールを地下に設置します。

*福岡市美術館や福岡アジア美術館のこれまでの取り組みをさらに発展させ、彩りにあふれたまちを目指すプロジェクト。アートの力による都市の成長と生活の質の向上の好循環を創り出し「人と環境と都市活力の調和がとれたアジアのリーダー都市」を目指します。

最後に…

約2年をかけて建設される新本店ビル。建設はこの秋から始まります。まだその全容は見えていませんが、また新たな情報が発表になり次第、『らいふくのーと』でもお伝えしていく予定です。どうぞお楽しみに!

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