福岡はほたるの名所がたくさんあります。
ほたる観賞は一年のうち、5月下旬から6月中旬と短いため、この時期は見逃せません。
暗い夜の中にほたるが飛びまわる姿は、幻想的で特別な時間です。
今回は福岡のほたる観賞スポットを7つまとめました。定番から穴場スポットまであるので、ぜひチェックしてみてください。
福岡のほたる鑑賞スポット7選
福岡のほたる鑑賞スポットは下記の7つです。
朝倉郡東峰村『棚田親水公園』
福岡市博多区『JR博多シティ』
宗像市山田『宗像ホタルの里公園』
糸島市二丈吉井
福津市本木『本木川自然公園・ほたるの里』
八女市上陽町『ホタルと石橋の里公園』
那珂川市市ノ瀬『中ノ島公園』
それぞれ詳しくご紹介します。
朝倉郡東峰村『棚田親水公園』
朝倉郡東峰村(とうほうむら)は、ほたるの名所として知られており、ほたる観賞スポットも数多く存在します。
東峰村のほたるはゲンジボタルで、5月下旬から6月上旬にかけて飛びかいます。「ほたるの乱舞」と言われる光景をぜひ見に行ってみてください。
東峰村のほたるの見物スポットは駐車場もあり、ほたるスポットが舗装してあるので、ほたる見物には最適の場所です。ただし、満車になることも多いので遅くても19時前には行きましょう。
東峰村のほたるの名所は観光客も多く、懐中電灯や車のライト、スマホのライトでフラッシュ撮影する人もいるため、落ち着いてきれいな写真を撮影したいなら、平日の夜がおすすめです。
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福岡市博多区『JR博多シティ』
福岡市博多区では、JR博多シティの屋上でほたるの見物ができます。
ほたる観賞の場所にはビオトープ(ほたるが生活する場所)が設置されており、都会のど真ん中でほたる観賞ができます。
ほたるを見物できる場所はそこまで広くありません。そのため、小さい子ども連れでも安心して目が届きます。
ほたる観賞は毎年5月下旬から6月中旬に開かれています。週末はほたる夜市も開催されているので、ぜひ一緒に楽しみましょう。ほたる夜市は駄菓子屋も夜まで営業しており、大人も子どもも楽しめます。
JR博多シティはアクセスも便利なので、ぜひ気軽に行ってみてください。
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宗像市山田『宗像ホタルの里公園』
宗像市山田はほたるの名所として有名です。公園には無料の駐車スペースがあるので助かります。
宗像市山田は主にゲンジボタルが飛びまわっており、ピーク時はほたるの幻想的な光で包まれます。
しかし、ほたるの見物スポットの周りが車道で囲まれているので、観光客が多いと車のヘッドライトの明かりで、ほたるの明かりが見えにくいです。
静かにほたるを楽しむなら平日の夜に行きましょう。
ほたるの見物スポットは少し暗いですが、遊歩道が整備されているので子ども連れでも歩きやすいです。
宗像のほたるの見物スポットは、遊具もあり、ほたるの生態についても学べるため、明るい時間帯から楽しめます。
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糸島市二丈吉井
糸島市二丈吉井は糸島市を代表するほたるスポットで、とくに東川付近にほたるが飛んでいます。しかし、この辺りには駐車場がないので、ほたる見物に行く際は近くの銭湯もおすすめです。
二丈吉井の湯どころでは、ほたるの時期に、ほたる観賞のミニツアーを開催しています。見物の後にひと汗流すのも魅力です。
糸島市は昔ながらの建物が多く、二丈吉井のほかにも、ほたるを見物できる場所が多数存在します。
ほたるスポットが多い糸島ですが、ほたるがよく見られる場所は駐車場や電灯がないところもあるため、くれぐれも注意しましょう。
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福津市本木『本木川自然公園・ほたるの里』
福津市本木は、ほたる見物の名所です。ほたるが出てくる5月下旬から6月上旬には、ほたる祭りも開催されています。
福津市本木のほたるは、敷地内にある本木川に沿って出てきます。階段もあるため、暗くなる前に一度下見をしておきましょう。
ほたるの里は福岡市内から車で40~50分ほどで、そこまで遠くありません。公園内は広く、駐車場も約60台駐車できます。道路も整備されているため、子ども連れでも安心です。
ほたる見物のほかにも、大自然の中でウォーキングや森林浴が楽しめ、公園の入口付近では鯉の餌やりもできます。
福津市本木は、昼は公園内で遊び、夜はほたる観賞できるため、家族連れにおすすめのスポットです。
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八女市上陽町『ホタルと石橋の里公園』
八女市上陽町(じょうようまち)はほたるの名所で、星野川、横山川、下横山川沿いにゲンジボタルが飛びまわります。
5月下旬から6月上旬のピーク期間は、八女上陽ホタルと銘茶まつりが開催され、ホタル総合案内所が設置されています。
ホタル案内所では、町内各地のほたる連絡員からほたるの見所の案内がされるため、初めてほたる見物に行く方でも安心です。また新茶の無料接待もされています。
上陽町で特に行ってほしい場所は星野村です。星野村は天体観測の絶好スポットなので、ほたる見物の後にきれいな星空まで見れます。
家族連れの方は八女市上陽町の公園も行ってみましょう。川はきれいに澄んでおり、夏場は川遊びもできます。イベント日はバザーもやっているため面白いです。
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那珂川市市ノ瀬『中ノ島公園』
那珂川市市ノ瀬(いちのせ)もほたるの名所です。川が道路から離れており暗いため、ほたるがとてもきれいです。
那珂川市市ノ瀬の中ノ島公園はほたるの他にも、春は桜、夏は川遊び、秋はもみじ、冬は雪遊びと年間を通じて楽しめます。川辺も舗装されており、トイレもあるのでお子さん連れでも安心です。
市ノ瀬のほたるの見物スポットは足元が暗いので、小さいライトがあると便利です。ほたるを照らさないように注意しましょう。
那珂川市市ノ瀬のほたるの見物スポットは、福岡市からも約40分とそこまで時間もかかりません。お子さん連れやカップルにおすすめです。
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福岡のほたるの見頃の時期
福岡のほたるが見頃の時期は5月下旬から6月上旬です。しかし近年、九州は年々ほたるの飛び始める時期が早まっています。
ほたる前線は、沖縄から九州南部の一部までしか北上していませんが、福岡でも5月中旬ごろからほたるが見えるかもしれません。
上記をふまえて、福岡のほたる観賞のピークは5月の下旬です。ほたるの数は気温の上昇とともに増えます。
5月から6月の気温が例年より上がりそうなら、その年のほたるも早めに見れるでしょう。
ホタルが多く見られる条件は、くもりで風のない生暖かい夜で、時間帯は夜の20時から21時頃です。
雨が降ったり、風が強かったり、寒い夜はあまり飛びません。
ほたる見物に行くときは、天気予報を見てほたるの出現状況をチェックしましょう。
福岡で鑑賞可能な主なほたるの種類
福岡で観賞できる主なほたるは下の3種類です。
ゲンジボタル
ヘイケボタル
ヒメボタル
ゲンジボタルは日本固有種の体長15mmほどのほたるで、九州全土から本土に広く分布しています。他のほたるより体が大きく、光も迫力満点なので、木に数百匹集まると季節外れのクリスマスツリーのように見えます。
ヘイケボタルはゲンジボタルと並び一般的なホタルで、ゲンジボタルと比べると小さく、体長は約10mmです。
ヒメボタルはよく光るホタルですが、そこまで知られていません。体長は約9mmで、フラッシュ光のような点滅が特徴です。
福岡はほたる観賞ができる場所が多いです。
福岡でほたるを見物できる時期は5月下旬から6月上旬までなので、この時期はぜひほたる見物に行ってみましょう。