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大学生の貯金額はどのくらい?将来のために貯める方法やコツもあわせて紹介

公開日 2025.05.08

大学生は、旅行や留学、さらにファッションなど、さまざまなことにお金を使う機会があります。ですが、使うばかりではなく貯金もしていきたいと考えている人も多いのではないでしょうか。本記事では、大学生の貯金額の内訳や上手な貯め方について解説します。

大学生の平均貯金額は月16,305円

全国大学生活協同組合連合会の「第60回学生生活実態調査 概要報告」によると、実家暮らしの学生が月18,360円、一人暮らしの下宿生が月14,250円を貯金しており、この平均をとると16,305円になります。

この額を1年間貯めると、約195,660円となり、大学生活を通じてしっかり貯めれば、まとまった金額を蓄えられるでしょう。

出典:全国大学生活協同組合連合会「第60回学生生活実態調査 概要報告

大学生の収入の内訳

大学生の収入は、大きく分けてお小遣い・仕送り、奨学金、アルバイトの3つがあります。それぞれの収入源には特徴があり、人によって内訳は異なります。

実家暮らしの大学生は、仕送りとお小遣いの割合が大きく、一人暮らしの下宿生は生活費を自分で負担する必要があるため、アルバイトの収入が大切になってきます。それぞれの内訳を、詳しく見ていきましょう。

参考:全国大学生活協同組合連合会「第60回学生生活実態調査 概要報告」

お小遣い・仕送り

実家暮らしの大学生は、月平均10,580円のお小遣いを受け取っているのに対し、下宿生の仕送りは72,350円と大きな差があります。

これは、下宿生のほうが家賃や生活費の負担が大きく、その分仕送りの金額も多くなる傾向にあるためと考えられます。下宿生の場合は仕送りが生活の大部分を占めることも多く、仕送りの金額が少ない場合はアルバイトで補う必要があります。

奨学金

奨学金を利用する大学生も多く、実家暮らしの学生は平均9,940円、一人暮らしの下宿生は19,140円の奨学金を受け取っています。奨学金は学費や生活費の補填に充てられることが一般的ですが、使い方によっては貯金に回すことも可能です。

ただし、奨学金は返済が必要なものも多いため、計画的に利用することが大切です。

アルバイト

アルバイトを主な収入源としている大学生は多く、実家暮らしの大学生は月46,060円、下宿生は37,540円の収入を得ています。

アルバイトの収入は勤務時間や職種によって異なりますが、学業との両立を考えながら無理のない範囲で働くことが大切です。アルバイト代の一部を貯金に回せば、将来のための資金を確保できます。

大学生の貯金の目的と使い方

大学生が貯金をする目的は多岐にわたります。旅行や留学、資格取得、生活費の補填など、目的によって貯金の使い道は異なります。

ここでは、大学生の貯金の使い道を見ていきましょう。

参考:全国大学生活協同組合連合会「第60回学生生活実態調査 概要報告」

旅行や合宿

大学生の貯金の使い道の一つとして、旅行や合宿があります。旅行や合宿の費用は大学生にとって大きな支出となるため、計画的な貯金が大切です。

大学生は半年間で平均して、合宿に46,300円、国内旅行に68,400円、海外旅行に163,400円、そして帰省に27,200円を使っています。

特に海外旅行の費用は高額で、学生生活の中でも大きな支出です。旅行専用の貯金口座を作って計画的に貯金をするなど、工夫して貯金をするといいでしょう。

留学費用

留学は大学生活の中でも、かなりの額が必要になるお金の使い道です。特に留学を考える学生は、その準備として大きな貯金をする必要があります。

平均的な留学費用は、530,900円となっており、これには渡航費や滞在費、学費などが含まれています。奨学金やアルバイトでの収入を活用しながら、計画的に貯金をすることが大切です。

短期留学であっても数十万円の費用がかかるため、できるだけ早い段階から留学費用を貯め始めましょう。

各種スクール

大学生の各種スクールの平均支出額は97,700円です。大学生の中には、資格取得やスキルアップを目的に各種スクールに通う学生も多くいます。英語やプログラミングスクールなど、就職活動に役立つスキルを身につけるために、多くの大学生が費用を投じています。

将来に備えて必要なスキルを高めたい大学生は、早めに必要な金額を貯金し、スムーズにスクールに通えるように計画を立てられるようにしましょう。

運転免許

運転免許を取得するための費用は、平均で273,300円程度かかります。大学生にとって大きな支出となるため、計画的に貯金をしておくことが大切です。

免許取得には教習費用のほかに、検定料や教材費、交通費なども含まれるため、予想外の支出を避けるためにも余裕を持って貯金をしておく必要があります。合宿免許を利用するなど、支出を抑えられる選択肢も視野に入れておきましょう。

高額商品

スマートフォンやPCなど、高額商品を購入する場合の平均支出額は116,100円です。高額なアイテムは一度に支払うのではなく、分割払いを選択することで負担を軽減できます。慎重に選んで購入しましょう。

衣料品

大学生の衣料品にかかる支出の平均は、半年で30,500円程度です。大学生になると私服で通学でき、ファッションにも力を入れたいと思う学生は多いでしょう。

近年は、手ごろな価格で購入できる衣料品も多いため、上手に節約しつつファッションを楽しむことがおすすめです。

就職活動のためにスーツを購入する必要がある学生も多いので、それを見越して貯金をしておくことも大切です。

引っ越し

大学生活が進むにつれて、引っ越しをする学生も多くなります。引っ越し費用は平均で116,900円です。

新しい生活を始めるためにはまとまった資金が必要となるため、事前に貯金をしておくことが大切です。引っ越し業者の選定や見積もりを早めに取り、計画的に資金計画を立てていきましょう。

また、家具や家電などの購入費用も考えておく必要もあります。

就職活動

就職活動には多くの費用がかかります。面接や説明会のための交通費、履歴書の印刷代などが必要で、これらの費用は平均して32,700円となります。

特に地方から都心へ向けて面接や説明会に何度も通うと、支出が多くなってしまいます。オンライン面接を実施している企業や、オンラインで情報収集ができるサービスなどを賢く選ぶことも大切です。

大学生が効率的に貯金する方法

大学生が効率的に貯金するためには、いくつかのコツがあります。

収入に対して支出を管理することが基本で、貯金の目標金額を明確に設定し、そのために毎月いくら貯めるのかも決めていきましょう。

実際のおすすめの貯金のコツを、詳しく見ていきましょう。

アルバイトを見直す

貯金額を増やすためには、アルバイトの収入を効率よく確保することが重要です。

時給が高い仕事を選んだり、安定したシフトを組めるアルバイトを探したりすることで、収入を増やせるでしょう。

アルバイトの収入を増やすためには、時間をうまく活用することも大切です。夏休みや冬休みなどの長期休暇中に集中的に働けば、短期間でまとまったお金を貯められます。

しかし、アルバイトの時間が長くなりすぎると学業に支障をきたしてしまうため、学業とのバランスを取ることも忘れないようにしましょう。

毎月の収入と支出を管理する

収入と支出を把握し、無駄な出費を削減することも貯金を増やすポイントです。

まずは、毎月の収入を確認し、それに基づいてどれだけの支出があるのかを把握します。そのうえで、生活に必要な支出を確保した後、余った金額を貯金に回すというシンプルな方法です。

定期的に発生する生活費、家賃、食費などの支出項目をリストアップし、無駄な支出を削減しましょう。収支のバランスを取れれば、余剰金を貯金に回せて、計画的に資産を増やせます。

先取り貯金をする

先取り貯金とは、毎月の収入から最初に一定額を貯金に回す方法です。この方法をとれば、貯金を生活の一部として習慣化できます。先取り貯金をするためには、貯金用の口座を作り、そこに自動的にお金を振り込む仕組みを作るといいでしょう。

「余ったら貯金する」という方法ではなかなか貯められない人でも、この方法なら確実に貯金を積み上げていけます。毎月一定額を先取りすることで、無駄遣いを防ぎつつ、計画的に資産を増やすことができます。

貯金の目標金額を明確にする

貯金を効率的に進めるためには、目標金額を明確に設定することが大切です。目標金額があると貯金をする意欲が湧き、達成感を得やすくなります。

1年間で旅行資金として10万円を貯める、留学費用として50万円を貯めるなど、具体的な目標を掲げることで、どれだけの金額を毎月貯める必要があるかが分かり、計画的に貯金を進められます。

目標設定には、短期的な目標と長期的な目標を組み合わせることがおすすめです。短期的な目標を達成すればモチベーションが保たれ、長期的な目標へ向かって更に貯金を続けられます。

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日々の支出を節約する

日々の支出を節約することは、貯金を着実に進めるために非常に大切です。毎月必ず支出が発生するスマホ代、サブスク代などは、見直しの余地が大きい部分です。

スマホ代を格安プランに変更したり、使わないサブスクリプションサービスを解約したりすることで、支出を抑えられます。

外食を減らして自炊を増やすなど食費を節約する工夫も大切です。日々の小さな節約が積み重なり、数ヶ月後には大きな金額となって貯金に繋がるでしょう。

NISAで資産形成する

NISAは、大学生でも利用できる資産形成方法の一つです。NISAを使うことで、年間360万円まで、生涯では最大1,800万円までの投資が非課税となり、利益を得ても税金がかからないため、長期的な資産形成に有効です。

投資先は株式や投資信託、ETFなどさまざまな選択肢があり、自分のリスク許容度に合わせて投資先を選べます。学生時代から少額でも積み立てていくことで、将来的に大きな資産を築けるかもしれません。

投資にはリスクが伴いますが、NISAの非課税枠を上手に活用すれば、資産形成を若いうちから計画的に進められるでしょう。

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まとめ

大学生は、計画的に収入・支出を管理することで貯金額を増やしていくことが可能です。生活費の見直しやアルバイトの見直しなど、収入と支出の両方から貯金を考えていきましょう。さらにチャレンジしたい場合は、NISAを利用して資産形成を始めてみることもおすすめです。

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