投資は資産を形成するだけでなく社会人にとって必要なスキルも身につくので、新入社員にもおすすめです。投資は副業にあたらず、会社の規則で副業を禁止されている方に薦められるのもメリットです。
本記事では投資のメリット・デメリットや新入社員におすすめの種類について解説しています。投資に関するアンケートも紹介しているので、投資に興味のある方は参考にしてみてください。
新入社員が投資を始めるメリット
新入社員が投資を始めるメリットには以下の3つがあります。
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複利運用で将来の資産に差がつく
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将来の資産形成ができる
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マーケットや経済へ自然とアンテナが張れる
それぞれ詳しく解説していきます。
複利運用で将来の資産に差がつく
資産運用には、「複利運用」と「単利運用」の2種類があります。
複利運用は長期的な運用に適しています。運用で得られた利益や利息を元本に組み込むため、運用する資産を増やせるのが特徴です。
単利運用は元本の額を変えずに運用するもので、両者を比較すると資産形成のスピードに大きな差が生じます。資産形成を目的とした投資では、早い段階から複利運用で資産を形成するのがおすすめです。
新卒ですぐに投資を始められれば、10年後、20年後の資産に大きな差がつくでしょう。
将来の資産形成ができる
資産形成を考えたときに最初に思いつくのは預貯金ですが、現在の金利は1%を軽く下回っており、資産を「増やす」のには向いていません。そこで注目したいのが外貨預金やiDeCoなどの投資です。
単純に投資をすれば資産がどんどん増えるわけではありませんが、効率的な資産形成を行うのに投資は欠かせません。
新社会人で将来の資産形成を考える方は少ないですが、投資は早く始めるほど時間が味方となり資産形成を手伝ってくれます。結婚式やマイホーム資金確保のためにも、新社会人のうちから本格的に投資を学ぶのがおすすめです。
マーケットや経済へ自然とアンテナが張れる
長期的な投資を行うには、マーケットや経済に関する情報を集めることが必要不可欠です。投資の種類にもよりますが、決算書の読み方や企業の分析、経済の流れを読み取る力などが身につきます。
例えば1つの株を所有しているだけで、その業界に詳しくなろうという意識が芽生え、マーケットの動きに敏感になります。
投資を行うことは将来の資産を形成以外に、仕事に必要な知識やスキルの習得にもつながるのです。
新入社員が投資を始めるデメリット
投資にはいくつかデメリットも存在しています。
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リターンを得られるがリスクもある
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実践してすぐには利益を得られるわけではない
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長期間の投資では将来のマーケット予測が難しい
資産形成が目的の投資を始めても、すぐに大きな利益を上げられるわけではなく、長い目で見た資産運用が大切です。どの方法を選択した場合でもリスクはありますが、分散投資によって大きなリスクを回避できます。
投資にはデメリットもありますが、基礎知識を学んで活用すれば効率的な資産形成が可能です。また投資を行うことで社会人としてプラスの知識やスキルが身につくため、早いうちに挑戦するのがおすすめです。
新入社員がはじめる投資の選び方
新入社員が初めての投資を選ぶコツを2つ紹介します。
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投資初心者でもわかりやすいか
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少額から始められるか
投資への挑戦を検討する方は参考にしてください。
投資初心者でもわかりやすいか
初めて投資に挑戦する初心者には、わかりやすい仕組みのタイプがおすすめです。例えば投資信託では、プロが投資家から集めた資産の運用を行います。
自ら投資する商品を選ぶ必要がなく、国内株式や債券などをバランス良く購入する分散投資まで任せることが可能です。いくつかの投資商品を同時に購入するため、リスクが分散されて瞬く間に資産を失う心配もありません。
REIT(不動産投資信託)も投資信託と仕組みが似ており、異なるのは株や債券の代わりに不動産に投資を行う点です。不動産の選定を専門家に任せられるので、投資家に詳しい知識がなくても安心して投資を行えます。投資の初心者は資産運用をプロに任せられるタイプのものを選びましょう。
少額から始められるか
投資が初めての方は少額から始められるタイプのものもおすすめです。100円~1,000円ほどの少額であれば、資産を失うリスクに怯えることもなく投資にチャレンジできます。
投資には大きな元手が必要なイメージがありますが、証券会社によっては1銘柄100円から投資を始めることが可能です。100円ずつ10銘柄を購入しても1,000円なので、大きな資金を用意できない方でも気軽に始められます。
投資に必要な最低限の知識を勉強し終えて、実践に取り組みたい方にも少額投資が適しています。いきなり大きな投資を始めずに、まずは少額投資から挑戦してみてください。
新入社員がはじめるべきおすすめの投資の種類
ひと口に投資と言ってもさまざまな種類があるため、どの投資に挑戦するのが良いかを判断することは難しいでしょう。新入社員が投資を始めるには、比較的に仕組みがシンプルな以下の投資から選ぶのがおすすめです。
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株式投資信託
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外貨預金
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iDeCo(個人型確定拠出年金)
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株式投資
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REIT(不動産投資信託)
おすすめとして挙げた投資は「ミドルリスク・ミドルリターン」のものが中心です。資産運用にあたって投資した分が一気に消失する心配がなく、初心者の方でも取り組みやすくなっています。
【おすすめ】株式投資信託
メリット |
デメリット |
選定から運用までプロに任せられる |
元本が保証されない |
特徴 |
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株式投資信託では、投資家から集めた資産を専門家であるファンドマネージャーが運用します。インデックス投資と呼ばれるものも投資信託の一種です。マーケットや銘柄の分析から購入する銘柄の選定までをプロに任せられるため、知識を必要とせず気軽に投資を行えるのが魅力でしょう。
一般的に最低投資額は10,000円に設定されていますが、1銘柄100円から投資できる証券会社も増えています。あまり資金を用意しなくても挑戦できるため、初心者が最初に取り組む投資としておすすめです。
外貨預金
メリット |
デメリット |
円で預金するより金利が高い |
円高になると元本割れを起こす 預金保護の対象外 |
特徴 |
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外貨預金は円ではなく国外の通貨で預金する方法です。外貨預金による投資では、「金利」と「為替差益」を利用します。日本の銀行で普通預金を行った場合の金利は0.001%ほどですが、外貨で普通預金を行うと1年間の預入で金利が0.1%を超えるものもあります。
為替差益は外貨預金を円に換算する際のレートの差から得られる利益です。例えば預け入れたときに「1ドル=100円」のものが円安・ドル高になると、円に変換したときに「1ドル=110円」となり利益が発生します。預金するだけで資産形成ができるため、投資が初めての新入社員にもおすすめです。
\為替手数料が20%OFF/
iDeCo(個人型確定拠出年金)
メリット |
デメリット |
積み立てた資産は全額所得控除の対象 |
原則60歳まで資産を出金できない |
特徴 |
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iDeCoは20~59歳までの現役世代が対象の私的年金制度です。運用商品は保険や投資信託の中から選択でき、途中で商品を変更することもできます。
20歳で加入すると40年間の積み立てができるため、新入社員のうちから老後資金について備えたい方にもおすすめです。
iDeCoで積み立てた資産は全額が所得控除の対象となっています。運用益も非課税であり、年金として受け取るときには「公的年金等控除」、一時金として受け取るときには「退職所得控除」が適用されるのも魅力でしょう。
\来店不要・手数料が下がりました/
株式投資
メリット |
デメリット |
値上がり益や配当金で資産を増やせる |
原則100株単位での購入 |
特徴 |
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株式投資は株式会社が発行する株を購入することで、値上がり益や配当金から利益を得る方法です。難しいイメージを持つ方も多いですが、適切な知識を身に着けて情報収集を行えば、リスクを下げつつ資産の運用ができます。
他の投資と異なるのは、株式の購入は100株単位と決まっており1度の投資額が大きいことです。全くの初心者が挑戦するよりも、シンプルな仕組みの資産運用に慣れてから取り組むのが良いでしょう。
REIT(不動産投資信託)
メリット |
デメリット |
少額から投資ができる |
価格変動が起こりやすい |
特徴 |
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REITは投資家から集めた資金でファンドマネージャーが複数の不動産を購入し、運用を行う方法です。購入した不動産の売却益や賃貸収入を配当金として還元することで、投資家は資産を増やせます。
株式投資信託とよく似ていますが、REITでは少額投資ができず最低でも2万円~の資金が必要です。少額投資と比べて敷居の高さは上がってしまいますが、資金さえ用意できれば初心者でも投資を行えます。
新入社員(社会人1年目)の投資についてのアンケート
20~30代の男女100名に対して、新入社員の投資に関するアンケートを実施しました。
Q.「新入社員(社会人1年目)のときに投資に興味があったか?」
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あった(25%)
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なかった(75%)
新入社員のときに投資に興味があったと答えたのは全体の25%でした。新入社員の4人に1人が何らかの投資に興味を持っている計算になります。
Q.「新入社員(社会人1年目)に、実際に行った投資の種類は何ですか?」
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投資信託(34.8%)
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株式投資(30.4%)
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仮想通貨(8.7%)
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FX(8.7%)
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外貨預金(8.7%)
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国債(4.3%)
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その他(4.3%)
新入社員が実際に行った投資の種類には、投資信託や仮想通貨、FXなど人気のあるものが並んでいます。
投資信託を行った方の割合が34.8%と高いのは、少額投資ができて銘柄の選定や分析をプロに任せられるのが大きな理由でしょう。近年、1株からの少額投資が可能となった株式投資も多くの新入社員から支持を得ています。
対して仮想通貨やFXのように、ハイリスク・ハイリターンな方法を実践した新入社員の割合は低いことがわかりました。アンケート結果から、まずシンプルでわかりやすい投資に取り組み、難易度を上げていくのがおすすめです。
投資には口座の開設が不可欠
投資を始めるタイミングが早ければ早いほど、時間を味方につけることが可能です。将来の資産形成について明確なプランを持つ方は、新卒のうちから投資を実践しています。20代からコツコツと投資を行うことが、結婚資金やマイホームの購入資金を形成するコツです。
投資に対して難しそうなイメージを持っている場合は、資産運用をプロに任せられる株式投資信託や外貨預金など、初心者でもわかりやすいタイプのものに取り組んでください。
投資を始めるには、銀行口座を開設しなければなりません。西日本シティ銀行では外貨預金・投資信託・iDeCoなどの口座開設できます。投資に興味を持つ新入社員の方は、投資用の口座を開設するところから始めましょう。
アンケート実施概要
調査対象 |
20〜30代の会社員経験のある人 |
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調査方法 |
インターネットアンケート調査 |
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調査対象数 |
100名 |
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調査期間 |
2021年4月5日〜7日 |
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調査対象地域 |
日本国内 |
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調査主体者 |
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https://www.ncbank.co.jp/tameru/
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