終身医療保険のメリット・デメリットとは?終身型の特徴&定期型との違いを総まとめ

長寿化に伴い、長く備えるタイプの医療保険に注目が集まるようになりました。終身型の医療保険であれば、どんなに長生きしても一生涯の保障を持つことができます。終身医療保険について、メリットとデメリットの両側面からわかりやすく解説します。

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終身型の特徴

終身医療保険にはどのような特徴があるのでしょうか。メリット・デメリットをそれぞれ確認しておきましょう。

終身医療保険のメリット

メリットとしてまず挙げられるのは、「一生涯の保障」です。人間は誰しも自分の寿命を知ることはできませんし、特に近年は長寿化が進んでいて何歳まで生きるかわかりません。

終身医療保険で一生涯の保障を確保しておくと、生きている間の健康リスクに備えることができて安心感が得られるでしょう。

加入後に病気になっても安心

終身医療保険に加入すれば、その後は継続するだけで保障を持ち続けることができます。定期型と違って更新がないため、加入後に万が一病気になっても安心です。あくまでも加入時の健康状態の診査が必要というだけで、その後継続のための診査はありません。

「一生涯の保障」以外のメリットは?

● 加入時から保険料が一生涯変わらない

● 保険料が変わらないことで家計の管理がしやすい

● 一生同じ保障内容なので見直しの必要がない

● 払込満了時期によっては老後の保険料が不要となる

終身医療保険のデメリット

終身医療保険のデメリットは、「定期型よりも保険料が割高である」ということです。通常、生命保険料は年齢が上がれば保険料も上がるという仕組みになっています。終身医療保険は更新がなく保険料が一生涯変わらない代わりに、保険料が初めから上乗せされています。

「割高な保険料」以外のデメリットは?

● 終身払込にした場合は保険料を一生払い続けることになる

● 基本的には保障内容の見直しができないことが多い(加入したらそのまま一生継続)

● 年齢が高くなってから加入すると保険料が高額になる場合がある

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定期型との違い

一生涯の保障がある終身医療保険に対し、定期医療保険は一定期間のみの保障です。定期型の特徴および終身型との違いを比較してみましょう。

定期型の概要

定期型の医療保険は、加入時にあらかじめ定めた期間のみの保障となっています。設定できる保障期間は保険会社によって違いますが、「10年・15年・20年」または「60歳まで・65歳まで」などが多いです。60歳・65歳というのは、加入してから一般的な定年年齢までの期間としてひとつの目安となっています。

定期型は保険料が安い

医療保険だけでなく、一般的に定期型の保険料は割安です。さらに保障期間が短い方が、より保険料は安くなる傾向にあります。

その反面、保障期間を長く設定すると保険料は割高になります(上記の例なら20年超や60歳65歳までなど)。とはいえ、同じ保障内容の終身型よりも安い場合が多いです。

終身型と定期型の違い

終身型と定期型の医療保険の違いをまとめると、以下のようになります。加入を検討するときは、どちらが自身のニーズに合っているのかを考えてみてください。

終身型

定期型

保障

一生涯

一定期間のみ

更新

更新がない

期間満了後の更新が必要

保険料

加入時から一生変わらない

更新ごとに保険料が上がる

終身医療保険に加入するときの考え方

必要な時期に必要な分だけを上乗せするのがおすすめ

年代ごとに差はありますが、赤ちゃんでも高齢者でも病気やケガによる入院・手術のリスクはあります。そのため、まずは基本となる医療保障部分だけでも終身型に加入し、定期型でその他の保障を適宜上乗せするという方法が合理的です。

最初からすべての保障を終身型で確保できればいいですが、終身型は保険料が割高な傾向があります。基本となる部分のみ終身型に加入する方が保険料を抑えられ、各年代に応じた必要保障額やリスクに備えることができるでしょう。

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一生安心できる終身医療保険の選び方

終身医療保険を選ぶときは、自己負担額の確認や保険料の比較が大切です。選び方のポイントを確認しておきましょう。

(1)入院時の自己負担費用を把握する

公益財団法人・生命保険文化センターの「2019年(令和元年)生活保障に関する調査」によると、入院時の1日あたりの自己負担費用は10,000円~15,000円未満が最も多く、24.2%でした。これは、入院している人の4人に1人の割合です。

なお、高額療養費制度が適用される場合は、適用後の金額が自己負担額とみなされます。したがって、自分で手出しをしないといけない金額は、1日あたりおよそ15,000円前後であるということがわかります。

(2)入院時の治療費以外の費用を考える

(1)の自己負担額に含まれるのは、入院時の治療費だけではありません。食事代、差額ベッド代に加え、交通費、衣類や日用品にかかる費用なども含まれます。

公的医療制度の対象となる医療費ならば、高額療養費制度のサポートを受けられます。しかし、その他の金銭に関しては自分で準備しておくことになります。

「終身医療保険で完璧にリスクに備える」という意味では、上記のデータから「1日あたり15,000円程度」の給付金が受け取れるものに加入するのが安心でしょう。

(3)シミュレーションを活用して保険料を比較する

前述の通り、終身医療保険は保険料が割高です。また、同じ保障内容の終身医療保険に加入する場合でも、加入年齢によって保険料にかなりの差がある点に注意しなければなりません。

加入年齢による保険料の差

インターネット上では、誰でも簡単に保険料シミュレーションを利用することできます。試しに、シミュレーションを使って加入年齢ごとの保険料の試算をしてみました。保障内容は日額15,000円で終身払込です。

● 50歳男性…月額6,660円

● 20歳男性…月額2,640円

保障内容が同じでも、年齢が違えば約4,000円の差があります。一生涯払い続ける前提で考えると、月4,000円の差は決して小さくありません。

シミュレーションを活用して比較したり、信頼できるファイナンシャルプランナーに相談したりして、自身のニーズに合致した終身医療保険であるかを検討しましょう。

終身医療保険に関するまとめ

保障が一生涯で保険料が一生変わらないのが、終身医療保険の特徴でありメリットです。定期型に比べて保険料が割高というデメリットがありますが、早期に加入すれば比較的負担の少ない保険料で保障を確保できます。シミュレーションなども活用し、どの終身医療保険に加入すべきかを検討してみてください。

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