お悩み相談

教えて!かけいぼ相談室|転勤族。安心な老後生活のため、貯蓄するには?

教えて!かけいぼ相談室|独身者が、老後や万が一に備える貯蓄や保険は?

相談者

Mさん(熊本県在住)
夫32歳(会社員)、妻25歳(会社員)、長男1歳

Q.転勤族。安心な老後生活のため、貯蓄するには?

結婚して2年、去年の6月に育休を終え、正社員の時短勤務で職場復帰をしました。

夫が転勤族のため、いつ転勤になってもおかしくない状況です。

私は可能な限り正社員として働き続けたいのですが、もし転勤になれば頼れる人もおらず、子どもを保育園に預けられるかどうかもわからないので、大幅に収入がダウンしてしまうのでは、と不安です。

子どもは今後考えておらず、一人っ子の予定です。

できれば高校までは公立に進ませ、大学は本人の希望するところへ行かせてやりたいと考えています。

現在の息子名義の預金から240万円はジュニアNISAで運用し、児童手当は全額貯金して、18歳までに500万円貯める予定です。

また、住まいについては転勤があるため、マイホームは今のところ考えていません。現在は、夫の会社から6割の家賃補助が出ており、自己負担3万6000円で済んでいます。

今後ずっと賃貸に住むことを考えると、安心な老後生活のためには、どのように貯蓄すればよいでしょうか?

かけいぼ相談 独身者が、老後や万が一に備える貯蓄や保険は?

A.すぐに使わないお金は、定期預金などで管理を
車の購入資金も予算化して、投資への資産配分は検討の必要あり

時短勤務での職場復帰で、月2~3万円の減収だそうです。

お子さんが3歳児クラスに進級するまでは保育料もかかり、大変ですね。

でも、そうした逆風にめげず、投資を含め毎月18万5000円も貯蓄に回しているのはお見事です。

この調子なら、転勤で片働きになる時期があっても、保育料がかからなければ、月9万円超の貯蓄が見込めます。

夫のボーナスの6割以上を貯蓄に回せている点も、安心材料です。

転勤を不安に思うより、「今が貯め時」と考えてがんばりましょう。

マイホームの予定はないので、主な貯蓄目的は教育資金と老後資金とのことですが、車の買い替え資金も計画的に準備すべきです。ボーナスから予算化することをお薦めします。

教育資金はすでに340万円が用意できており、児童手当からの貯蓄予定180万円を加えた運用原資は520万円。

投資と貯金で約半分ずつ運用する計画ですが、貯金分が普通預金なのは問題です。

妻普通預金に貯められている毎月の預金やボーナスの黒字分も同様です。

すぐに使わないお金は、定期預金などで管理しましょう。

老後に備え、夫婦で話し合ってiDeCoやNISAで積み立てを開始しているのは◎。

でも、投資信託も含め、年間貯蓄の半分が投資に回っており、資産配分を検討すべきです。

現在M家の全金融資産に占めるリスク資産の割合は22%です。

投資初心者ですから、「リスク資産は全体の30%まで」などとルールを決め、リスクをとりすぎないように気をつけましょう。 

相談者募集!家計の悩みを解決してもらいませんか

かけいぼ相談 家計の悩みを解決してもらいませんか

あなたの家計も高橋伸子さんにズバッと診断してもらいませんか。
1カ月の収支、家計状況と質問を書いて投稿フォームから応募を。

相談内容(保険、ローンなど)に関するデータは詳しく。
確認のため電話番号は必ず明記してください。

採用者には商品券2000円分を進呈。

転載元:
「リビング北九州」2021年1月9日号掲載

タグ
  • 暮らし
PR ご来店はネット予約がオススメ!
PR

" お悩み相談"の記事をもっと見る

"お金のいろいろ "の記事をもっと見る

ピックアップ Pickup Articles