「手相」は世界に人ひとつだけ。あなただけのオリジナルなものです。手相を知ることで、あなたが気づいてない「本当の自分」を知ることができるそう。
算命学や手相学を専門とする「占い師」として活動するとともに、キャリアコンサルタントとして活躍する「美猫(びねこ)」こと富沢理恵さんに「手相でわかる!あなたのイキイキ☆ライフ」をテーマにお話をうかがう連載記事の第10回。
今回は「財運線(財産線)」について解説して頂きます!
(Go!Go!ワンク編集部)
財運線(財産線)はどの線?見方をチェックしよう!
財運線(財産線)は、下図の赤い線のように、小指の付け根にある「水星丘」と呼ばれる場所に出る線、もしくはそこに向かう線です。
財運線(財産線)は通常、複数本あります。これは三大基本線(感情線・知能線・生命線)と異なる点ですね。
財運線(財産線)からどんなことがわかるの?
「財運線(財産線)」と聞くと「この線があるとお金持ちになれる!」と思う人もいらっしゃるのではないでしょうか?実は、そうではありません。
財運線(財産線)は、「お金のこと」を考える機会が多くなると出てくる線と考える方が適切でしょう。
なので、まだお金について考えることが少ない人にはハッキリとした財運線(財産線)が出てこない傾向にあります。将来にわたってお金の心配がなくお金のことを考えなくてもよい人にも、ハッキリとした財運線(財産線)はあまり出てこないでしょう。
では、財運線(財産線)で何がわかるか?
財運線(財産線)は「自分のお金に対する考え方・向き合い方」を表します。
なので、自分の財運線(財産線)を知ることにより、自分にあったお金の貯め方・増やし方がわかります。
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財運線(財産線)の長さや本数からわかるお金の貯め方・増やし方
では、先ほどお示しした①~⑤の財運線(財産線)をそれぞれみていきましょう。
あなたの財運線(財産線)はどのタイプでしょうか。
「図とまったく同じ線」でなくても、大丈夫。
近い形のタイプをみてみてくださいね。
複数本あるひとは、該当するタイプを併せもっています。
財運線(財産線)①:コツコツ貯める貯蓄型の人
【ココをチェック】
□水星丘の真ん中に一本だけ太い線がある
このタイプの財運線(財産線)を持つひとは、毎日コツコツ500円玉貯金をしていたり、ポイント特典を徹底活用していたりするなど、「小さなお金」にも敏感です。納得がいかないものにはお金を出さないので、何かを買うときは徹底的に調べる賢さを持ったひとです。
「貯めたお金が減る」ことを恐れるので、株やファンド等の元本保証がないものはあまり好まれません。
定期預金や、財形貯蓄など確実に貯まっていく方法がよいでしょう。お金に関してはキッチリしているので、周囲からの信頼度は抜群に高いのですが、細かすぎると「ケチ」と言われかねないので、そこは注意が必要ですね。
財運線(財産線)②:リスクをとってお金を増やすのが合っている人
【ココをチェック】
□小指と薬指のちょうど間に一本の財運線(財産線)がある
このタイプの財運線(財産線)を持つひとは、多少のリスクをおかしてもお金を増やしたいと考えます。ギャンブルの類が好きだったり、実際にギャンブル等で儲けを出せていたりする人に観られる線です。
そんな人には、「コツコツ貯蓄」よりも債券投資や株式投資のように「回して大きくする」方法が合っているかもしれませんね。
しかし、投機心があおられるとこの財運線(財産線)は太く・濃くなりますので、ハイリスクハイリターンの金融商品を購入する際は、慎重に選ぶようにするべきでしょう。
財運線(財産線)③:起業家線があり、起業して財を得る人
【ココをチェック】
□知能線から水星丘に伸びる財運線(財産線)がある
「知力」が流れている知能線から出て、水星丘に向かう線は「知能で財を得る」財運線(財産線)です。この財運線(財産線)は「起業家線」と呼ばれています。
起業家線があるひとは、「雇われて収入を得る」というスタイルではなく「自ら考えた業種・業態で稼いで収入を得る」というスタイルで財を得ていくことができます。既に起業をしていて事業が軌道に乗っているひとはこの線が太くて長く、「今はまだ具的なプランはないけど、いつかは起業したい」と思っているひとは短くて薄い線が出ています。
いずれにせよ、起業家線があるひとは「自分の考えた手段」で稼いでいけるひとでしょう。
財運線(財産線)④:生命線から伸びる財運線(財産線)をもつ、動いて稼ぐ人
【ココをチェック】
□生命線の線上から水星丘に伸びる財運線(財産線)がある
生命線は「生命エネルギー/活動するエネルギー」が通っている線です。生命線から伸びる財運線(財産線)は「活動エネルギー」が源になっています。
なので、貯金や株式等、お金だけを動かすのではなく、実際に身体を動かして財を得ていくスタイルが向いています。
仕事はひとつだけではなく、ダブルワーク、トリプルワーク等、複数かけ持ってもよいでしょう。
またこのタイプの財運線(財産線)を持つひとは、お金を「贅沢するために使う」ものではなく、「日々の糧を得るために必要である」と考える傾向にあります。
実直に働き、必要な分だけきちんと稼いでいけるタイプのひとです。
財運線(財産線)⑤:細かい三本以上の財運線は、無駄使いが多いときに現れる「散財線」
【ココをチェック】
□水星丘に細かい線が三本以上ある
水星丘の上に三本以上の細かい線が出てきているときは、「財運線(財産線)」ではなく「散財線」です。
お金の出入りが大きいときに出てくる線で、衝動買いが多いときや無駄使いが多いときに現れます。この線が出たときは、購買欲が高くなっているのでバーゲンセール等に行く際は、支払いは現金で。
また、予算以上のお金はお財布に入れていかないようにしましょう。無駄使いが収まってくると、細かい線の本数が減っていきます。日ごろの自分のお金の使い方のバロメーターになりますので、「最近、お金が足りないなー」と感じたときはチェックしてみてください。
財運線(財産線)のまとめ
「財運線(財産線)がある」=「お金持ち」ではなく、財運線(財産線)は自分のお金に対する考え方・向き合い方がわかる線です。三大基本線(感情線・知能線・生命線)と違い、財運線(財産線)はよく変化する線です。その時の自分のお金に対する考え方・向き合い方がわかりますので、毎日でもチェックしてみてくださいね。
次回も「イキイキ★ライフ」のヒントを手相から紐解いてお伝えします。
- 手相
美猫(びねこ)|富沢 理恵
キャリアコンサルタント/心理カウンセラー/手相鑑定士/算命学鑑定士
福岡県出身。九州大学文学部心理学科卒業。卒業後、占いを学び、心理カウンセリングと占いを融合させた「フォーチュリング®」を考案。「美猫(びねこ)」の名前で「占い師」として活動するとともに、キャリアコンサルタントとしても活躍。2019年に「手相」をビジネスツールとして活用できる「ビジネス手相」(幻冬舎:刊)を上梓。