あなたはお金持ちになりたいと思いますか?もしなりたい場合は、実際にお金持ちになっている人の習慣を取り入れてみましょう。この記事ではお金持ちが実践する習慣を紹介した上で、お金に好かれる方法について解説します。ぜひ参考にしてみてください。
お金持ちが実践する7つの生活習慣
1.「価格」よりも「価値」を重視する生活スタイル
自分にとって価値があるかを重視する
買い物をするときなど、一般的に人は価格で選んでしまう傾向があります。一方で、お金持ちは価格よりも価値を重視する人が多いといえます。
そもそも価格は人が付けたものであり、実際の価値と等しいとは限りません。同じものでも、人によっては価値があると感じる人と、価値がないと感じる人がいるでしょう。その点において、お金持ちは自分にとって価値があるかどうかを重視しているといえます。
価値を重視する思考はビジネスにも通じる
価格重視によって欲しいものが手に入らず、機会損失となるケースは往々にしてあることですが、特にビジネスで機会損失をすると、お金を稼ぐチャンスを失ってしまいかねません。ビジネスにおいて成功するためにも、普段の生活スタイルから価値を重視する発想を心がけましょう。
2.約束を大切にする
金融取引が信用情報機関に記録されていることから分かるとおり、お金を得るためには信頼が欠かせません。そのため、お金持ちは約束を大切にする傾向があります。金銭や時間、契約に関してはもちろん、恋人や家族との約束をしっかりと守るような人は、周囲からの信頼を得やすいといえるでしょう。
3.寄付に積極的
他人を喜ばせようとする人は成功しやすい
脳科学者の西田文郎先生は、さまざまな著書の中で「他喜力」が重要だと書かれています。他喜力とは西田先生の造語で、他人を喜ばせる力を意味します。そして人間の脳の構造上、他人を喜ばせようとする人ほど成功しやすいと考えられています。
寄付によって「他喜力」が身につく
寄付は誰でもすぐに行える社会貢献で、他喜力の賜物です。一括して大金を寄付するケースもあれば、毎月定期的に寄付するプログラムに参加する、コンビニや街頭で行われている募金に協力するなどさまざまな形があります。
まずは取り組みやすい方法で寄付を行い、「誰かを喜ばせている」と想像しながら他喜力を身につけましょう。結果的に成功脳となり、お金が返ってくることにつながるといえます。
4.自己投資に積極的
多くのお金持ちは自己投資をして学びを実践し、失敗を繰り返しながら思考錯誤を続ける傾向があります。自己投資とは、将来を見据え、お金や時間をかけて今の自分を成長させることを意味します。
たとえば、ビジネスノウハウや金融投資のノウハウを学び、お金を得る仕組みを知ることなどが挙げられます。人によってタイミングこそ違えども、自己投資は自分の成長につながり、いずれ自分に返ってくるといえるでしょう。
5.健康管理ができている
健康状態は仕事面にも金銭面にも影響する
健康であれば、気力が充実して物事にエネルギッシュに取り組めます。しかし、不健康な生活では体力が続かず、仕事のパフォーマンスにも影響を及ぼすでしょう。また、医者にかかる費用がかさんでしまう点もデメリットといえます。
健康でいるほど節約になる
確かに、健康的な食生活のためにはお金がかかり、運動するにも時間を割く必要があります。しかし病気になったほうが、出費も治療にかかる時間も大きなものになる可能性が高いと考えられるでしょう。私の知り合いのお金持ちは、男性も女性も口を揃えて「健康管理がしっかりしているほど節約になる」といいます。
仕事面にも金銭面にもよい影響となるよう、無添加の食品を選んだり、ランニングをしたり、掃除をして清潔な空間を整えたりして、健康的な生活を心がけましょう。
6.リスクに備えている
リスクマネジメントによって成功確率が上がる
お金持ちはリスクマネジメントを徹底している傾向があります。お金持ちになるためにはさまざまなチャレンジが必要といえますが、チャレンジをするほど失敗のリスクも高くなるでしょう。
そのリスクをしっかりと想定し、リスクを抑えながらチャレンジを続けることが、お金持ちの共通項として挙げられます。リスクを管理することで成功確率が上がり、よい成果を手にできるといえるでしょう。
「何もしないこと」は一番のリスクになり得る
リスクだけを考えれば、チャレンジをしないほうがリスクを回避できるように思えるかもしれません。ですが、実は「何もしないこと」は一番のリスクになり得ると考えられます。というのも、何もしなければそれ以上発展することはない上に、現状維持の状態を続けることも簡単とはいえないからです。
川でボートに乗る場面をイメージしてみましょう。同じ場所に留まるためには、流れに逆らって漕がなければなりません。一生懸命漕ぐと川の上流を目指せますが、何もしなければ下流に流されてしまうでしょう。人生もこれと同じで、現状よりも悪い状態に陥るリスクを回避するためにも、チャレンジを続けることが大切といえます。
7.読書量が多い
さまざまな成功本から、多くのお金持ちはたくさん本を読んで学んでいることが分かります。読書で得た知識がビジネスに役立ち、収入アップにつながることもあるでしょう。あるいは、お金を稼ぐノウハウや節約ノウハウを本から得ることで、お金を増やす仕組みを作ることも可能です。お金に関する正しい知識を身につけるためにも、読書によって英知を養いましょう。
こんな人は簡単に貧乏になる?貧乏を招く考え方とは
「貧乏」と「貧乏性」の違いを区別できていない
貧乏と貧乏性の違い
貧乏とはお金がない状態を表す一方、貧乏性はメンタルや性格自体が貧乏なことを意味します。具体的には、お金を使うことを嫌ったり、何でも元を取ろうとしたりする性質が当てはまります。「安物買いの銭失い」は貧乏性の典型例です。
「貧乏性」にならないように注意する
貧乏に陥ってしまう人は、貧乏と貧乏性の区別ができていない可能性があります。貧乏は、その時点でお金がなくても、今後お金持ちを目指すことができる状態です。
一方、人間の脳構造において、メンタルのあり方は現実の自分に影響を及ぼすといわれています。そのため、たとえお金持ちだったとしても、メンタル自体が貧乏な貧乏性の場合は、現実でも貧乏に近付いてしまうと考えられるでしょう。
貧乏を悪いことと捉えるのではなく、日々の思考や行動が貧乏性ではないか意識することが大切といえます。
お金は「悪いもの」と思っている
貧乏な人は、「お金持ちは悪いことをして稼いでいる」「お金の話をするのはよくない」と考えている傾向が強いといえます。これはお金持ちの間では通説となっており、さまざまな成功本に登場している考え方です。
お金に対して悪いイメージを持っている人が、お金を増やすことは難しいといえます。なぜなら、誰も「悪いもの」を手に入れたいとは思わず、自ずと遠ざけてしまうと考えられるためです。
「お金には善悪がない」と気づく
お金持ちになるためには、「お金には善悪がない」と気づくところからがスタートといえます。お金の本質はあくまでも「取引の手段」であると認識し、お金に対する悪いイメージを払拭しましょう。
夢や目標を持とうとしない
自身ではなく外的要因に期待してしまう
夢や目標を持とうとせず、「何か良いことはないかな?」と外的要因にばかり期待するのも、貧乏な人に多い傾向といえます。これは私の周りの貧乏な人にも見られる共通点です。
たとえば、お金を稼ぐ努力をせずに宝くじで儲けようと考えても、宝くじに当たる確率は極めて低く、結果としてお金が減る一方ということも珍しくないでしょう。
成長の機会を失う
夢や目標がないと昨日のままの自分に甘んじ、成長する機会を失ってしまう可能性があります。結果的に先細りの人生を歩むことになりかねないため、夢や目標を高く持ち、ゴールに向かって努力を続けることが大切といえます。
すぐに実践できる、お金に好かれる行動や思考法
無駄遣いをしない
「1円は一人」と考える
お金に好かれるためには、お金を無駄にしない思考が重要といえます。
たとえば、私の知り合いの経営者は「大事な命を粗末にできないのと同じように、お金も粗末にしてはいけない。『1円は一人』と考えれば、自然に無駄遣いは減る」と考えています。
このようにお金と向き合えば、無駄な出費が減り、結果として手元に残るお金が多くなるといえます。無駄遣いをしないためには、お金に対する意識を変えることから始めましょう。
自分はお金持ちだと思い込む
人間の脳は騙されやすい
人間の脳はとても騙されやすい構造です。どれほど騙されやすいかというと、自分の思い込みによって理想の状態をコントロールできるほどです。このことは、茂木健一郎先生、中野信子先生、先述の西田文郎先生など、さまざまな脳科学者が紹介しています。
「お金持ちの状態」を無意識にを刷り込む
上記のことから、もしお金持ちになりたいのであれば、「自分はお金持ちである」と思い込むことが効果的と考えられます。たとえば、財布に大金を入れておく、高級ホテルのカフェを利用するなど、お金持ちにふさわしい行動を意識してみましょう。
そうすることで「お金持ちの状態」を無意識に刷り込みやすくなり、お金持ちになるための情報や思考、言動、アイデアを引き寄せやすくなるといえます。
「資産」と「負債」の違いを理解する
「資産」と「負債」の違い
一般的に資産は財産、負債は借金と考えられていますが、お金持ちになるためには違った考え方が大切といえます。お金を学ぶバイブルとして有名な「金持ち父さん貧乏父さん」によると、お金を呼び込むものが資産、お金をどんどん減らすものが負債とのことです。
たとえば株の配当、家賃収入、アフィリエイト収入など、保有により収入をもたらすものは資産です。一方、住宅(ローン)や修繕費が常にかかるものなど、持っているだけでお金が出ていくものは負債です。
お金を呼び込むものか、お金が出ていくものか考える
何かを購入・保有する際にはこの考え方を前提に、手に入れてもよいかどうかを検討しましょう。お金を呼び込むものを意識して選択することで、結果としてお金を手にすることができると考えられます。
まとめ
「価格よりも価値を重視する」など、お金持ちの生活習慣には特徴があります。その特徴を自身の生活に取り入れれば、お金持ちに近づくことができるでしょう。反対に、お金にマイナスイメージを持っていると、貧乏に陥ってしまう可能性があります。無駄遣いをしないなど、お金に好かれる思考や習慣を心がけましょう。
- 自己啓発
田中 英哉
上級心理カウンセラー、2級ファイナンシャルプランニング技能士
2級ファイナンシャルプランニング技能士の有資格者。長年のライター経験の中で、お金に関する記事を執筆。難しいお金の話しを分かりやすく伝える記事は、読者から読みやすいと好評。