リフォームのことも考えておこう
新築住宅を購入しても、年数が経過するとリフォームが必要になってきます。国土交通省の2020年度(令和2年度)住宅市場動向調査をもとに、リフォームしなければならない理由やリフォームの時期をご説明しましょう。
どんなリフォームが必要?
住宅市場動向調査によると、主なリフォームの動機は以下のとおりです。
住宅がいたんだり汚れたりしていた
家を長持ちさせるため
台所・浴室・給湯器などの設備が不十分だった
リフォームの内容も、「住宅外の改善・変更」「住宅内の設備の改善・変更」が多くなっています。
出典:国土交通省住宅局「令和2年度住宅市場動向調査報告書」
出典:国土交通省住宅局「令和2年度住宅市場動向調査報告書」
リフォームの時期
令和2年度住宅市場動向調査では、新築で取得した住宅の今回のリフォームまでの平均居住年数は26.1年、平均築後年数は25.5年となっています。また、前回のリフォーム時期については、「今回が初めて」という世帯が4割程度あるものの、それ以外は既にリフォーム経験済みです。新築後25年の間には、少なくとも1回以上のリフォームが必要になるものと考えておくとよいでしょう。
出典:国土交通省住宅局「令和2年度住宅市場動向調査報告書」
リフォーム費用はどれくらいかかる?
リフォームにはまとまったお金がかかるため、資金準備について考えておかねばなりません。2020年度(令和2年度)住宅市場動向調査の結果をもとに、リフォーム費用の相場や、資金の準備方法について説明します。
リフォームの自己資金は7~8割
住宅市場動向調査によると、リフォーム資金の平均は181万円です。このうち自己資金は140万円で、自己資金比率77.2%という結果になっています。リフォーム費用のうち2~3割は借入金を利用している世帯が多いことがわかります。
出典:国土交通省住宅局「令和2年度住宅市場動向調査報告書」
リフォームの自己資金は計画的に準備しておこう
リフォームの自己資金の内訳は、「預貯金・有価証券売却代金・退職金」が約8割です。預貯金や投資でリフォーム資金を準備している人や、退職金をリフォーム資金にあてている人が多いことがわかります。ただ、資金的な準備が整わない状態でリフォームに迫られるケースもあり、その場合はローンを組まなければならないのが一般的です。リフォームローンの頭金についても、計画的に準備をしておきましょう。
出典:国土交通省住宅局「令和2年度住宅市場動向調査報告書」
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