住宅購入時に必要な家具や家電
住宅購入時にかかる費用は、頭金や諸費用だけではありません。新生活に必要な家具や家電をそろえる費用も必要です。何が必要かを洗い出し、購入資金の準備をしておきましょう。
場所別にリストを作る
新居を購入したら、買い足さなければならないものもあります。すでに持っている家具や家電については、そのまま使うか買い替えるかの検討も必要でしょう。キッチン、リビング、外まわりなどの場所ごとに、必要なもののチェックリストを作ると整理しやすくなります。
新居に必要なものチェックリスト
ここでは、家の場所ごとに、どんなものが必要かをみてみます。買い替えや買い足しについて検討してみましょう。
キッチン
冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器など、家電が多く必要になる場所です。収納が不十分な場合には、収納戸棚も必要でしょう。
リビング・ダイニング
カーテン、照明器具、カーペット、ソファ、テレビ、エアコン、ダイニングテーブルなど、リビング・ダイニングではさまざまなものが必要になります。
サニタリールーム(洗面所・トイレ・浴室)
洗濯機や乾燥機といった大型家電が必要になる場所です。そのほか、掃除用具、収納ラック、風呂ふた、ランドリーバスケットなども必要に応じてそろえましょう。
寝室・子ども部屋
ベッド、机、カーテン、照明器具、カーペット、エアコンなどが必要です。
庭・ベランダ
物干し竿、物干し台、布団干し、屋外物置などが必要です。
一戸建て購入時にかかる家具・家電の購入費用
住宅金融支援機構は2014年(平成26年)1月から6月に住宅を購入した人を対象に、「住宅取得に係る消費実態調査」を行っています。この調査結果によると、新築住宅建築・購入後、概ね1年以内に購入した耐久消費財の平均額は152.8万円です。住宅の種類別にみると、新築一戸建てが201.0万円、建売住宅が105.1万円、新築分譲マンションが85.9万円となっており、特に新築一戸建てはかける金額が多いことがわかります。
出典:住宅金融支援機構「住宅取得に係る消費実態調査(2014年度)」
太陽光発電システムの導入は費用対効果を見極めて
一戸建てで費用がかかる理由は、太陽光発電システムを導入している家が少なくないからです。「住宅取得に係る消費実態調査(2014年度)」によると、1世帯あたり平均購入額が20万円を超えているのは乗用車(新車)と太陽光発電システムです。太陽光発電システムを個人で導入可能なのは主に一戸建てで、調査結果でも太陽光発電システムの購入世帯比率は一戸建て(新築)23.0%、建売住宅11.3%、新築分譲マンション1.1%、中古住宅1.5%となっています。
太陽光発電システムには光熱費の大幅カット、余った電力は売電可能、地球にやさしいなどのメリットがあります。反面、天候や地域によって発電量が左右される、売電価格の低価傾向などのデメリットも考えられますので、必要性をよく検討しましょう。
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