お悩み相談

元気が出るお金の話| 妻が扶養に入る期間もプラスの家計を保つには?

相談者:Yさん(福岡県在住)
夫30歳(会社員)、妻30歳(会社員)

Q. 妻が扶養に入る期間もプラスの家計を保つには?

 妻がもうすぐ退職をして夫(私)の扶養に入る予定です。そうなると収支がマイナスとなるため、家計を見直したいと考えています。何かアドバイスをいただけると幸いです。

 夫婦個別のお小遣いは定めておらず、日用品に含まれています。外食が多いかなとは考えているので、こちらは減らしていきたいです。また、ドラマ等のサブスクに複数入っているため、どれか解約することは考えています。車は移動手段なので、手放したくはないです。

 夫の変額保険は最速で40歳、夫婦それぞれのドル建て終身保険は最速で43歳で払い戻し金が100%になる予定であり、それ以降は必要なときに解約しようと思っています。妻の個人年金保険は満期(60歳)まで契約し、満期後は、一括または10年間分割で受け取る予定です。

 現在妻は妊娠していませんが、子どもを希望しているのは妻の退職理由の一つです。子どもは35歳ごろまでに2人希望。退職後、失業保険の給付が終わった後にパートとして復帰し、出産や子育てが近づいてきたらパートも休んで3歳ごろまでは育児に専念したいと考えています。

A. 夫婦の小遣いを予算化し、日用品の見直しを

食費・外食・レジャー・交際・光熱費を削減。死亡保障を増やして

 妻さんが退職されることに伴って、今後は、貯金が減る一方ですので、ここは厳しめに見直しましょう。

 お子さんが生まれれば、出産費用の他、子どもに関する育児の費用がかさんでいきますので、「子どもが3歳まで育児に専念する」には、正直、預貯金が心もとないと思います。出産近くになるまでパートに行くということですので、その収入で、二人の年収分の預貯金を貯めましょう。

 家計を見直して支出を減らすには、予算管理が大事です。夫婦のお小遣いが明確でないと、日用品の見直しができません。各々が自分の小遣いの範囲でやりくりする技術を出産の前に磨いていきたいですね。

 家事の能力を鍛える(笑)ためにも、加工食品や調理済みの食品はできるだけ避けて、素材を中心に購入すれば、食費を減らすことができます。退職後は外食は控え、レジャー費、交際費もフルで働いていた時とは違うやり方で、支出を抑えながら楽しみましょう。

 戸建ては光熱費がかかりますが、電力会社を変えるなどの工夫で電気代を見直してもよいのではないでしょうか。

 それと、資産運用系の生命保険にいくつか入られていますが、いずれも現在においては流動性の少ない貯蓄型です。子どもが生まれれば、死亡保障を大幅に増やす必要があります。それは、掛け捨ての定期保険で対応するとしても新たに保険料が発生しますので、加入中のいずれかの終身保険を払い済みにするなど、その時になったら検討してみてください。

回答者 安田まゆみさん

東京・銀座の「元気が出るお金の相談所」所長。FP歴26年目(CFP認定者)。

これまでの相談件数7000件以上、講演回数1000件を超える

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転載元:
「リビングかごしま」2024年2月3日号掲載

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