お悩み相談

元気が出るお金の話|子どもを3人希望。妻が働かずに生活できる?

公開日 2025.05.02

相談者:Kさん(福岡県在住)
夫32歳(会社員)、妻31歳(主婦)、長女4歳、次女1歳

Q.子どもを3人希望。妻が働かずに生活できる?

 第一に家族との時間を大切にしたい、家族が良ければそれで良し、と夫と話し合い、「働かない」という選択をした主婦です。

 毎年旅行!毎月レジャー!とはいきませんが、無料の施設を利用したり、家からお弁当を持参したりして、それなりに家族で楽しく過ごしています。

 毎日子どもと接していると、もう一人欲しいなと夫も私も現在3人目を希望しています。もちろん、あくまで希望であり、確実なものではありませんが、もし3人目ができたとして、今のところ児童手当や娘がもらったお年玉などは一切使わずにためて生活ができていますが、この家計のままで家族が増えても生活はキープできるか心配で相談させていただきました。

 やはり、私が働くのはマストなのでしょうか。抑えられそうな項目があれば教えてほしいです。年間で必ず払うべき税金や自治会費などは細かく項目分けして月割り計算してためています。また、夫の投資信託は月2万円、夫の預金から引かれていますが、残高が3年後になくなります。6年後には長女の学資保険の支払いからシフトできますが、その間、家計から捻出するか貯蓄から回すかも悩み所です。

A. 足りないと実感した時点で働き出してもよいのでは

学資保険の払い済み後は夫が働けなくなるリスクに対応して貯蓄を

 夫さんだけの働きで、月8万円超も黒字というのは、とてもやりくり上手ですね。さらに袋貯金もしていて、素晴らしいです。

 将来的に、お子さんたちの望む進学をさせたいとのことですので、一人当たり約600万円の進学費用を準備すると仮定すれば、今のままの家族構成でしたら、特別なやりくりも必要なく、可能となると思います。

 お子さんが3人になった場合は貯蓄のペースも落ちますし、進学費用としての貯蓄は不足してしまうと思います。とはいえ今、それを心配することはないと思います。お子さんたちが大きくなるに従って、食費や被服費を含めた生活費全般は増えていきます。さらに、塾代などが必要となるかもしれません。今のままでは、とても3人の子どもの進学費用は足りないと実感したら、その時点で、何らかの形で働き出してもよいのではないでしょうか? 大いに今だけしか味わえない子育てを満喫してください。

 貯蓄からつみたて投資をする「資産の組み換え」をされていますね。一つの考え方としてもよいと思いますが、それ以上は、全体のバランスが悪くなるので、今動かしている貯蓄の分が終わったら、それでつみたては終了でいいと思います。

 資産運用には確実性はありません。夫さん一人の収入で賄っている家計ですので、夫さんが大病やけがで働けなくなるリスクに対応した資産は、投資ではなく確実性のある預貯金で準備したほうが良いと思います。長女さんの学資保険も終了したら、投資に回さず貯蓄することをおススメします。

回答者 安田まゆみさん
東京・銀座の「元気が出るお金の相談所」所長。FP歴27年目(CFP認定者)。
これまでの相談件数7000件以上、講演回数1000件を超える。

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掲載元: 「リビングかごしま」2024年12月7日号掲載

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