ビジネスマンにとって、良質なアイデアを産むためには、睡眠の質を上げて脳の働きを活性化させることが重要といえます。本記事では今話題の睡眠グッズのおすすめランキングをご紹介します。寝苦しい夜を快適にするために、自分に合った快眠アイテムを見つけてください。
睡眠の質を上げて仕事のパフォーマンスを向上しよう
睡眠負債とは?
睡眠を十分にとれずに寝不足が溜まっている状態を、借金になぞらえて「睡眠負債」と呼ぶことがあります。睡眠負債が蓄積すると、脳や身体のダメージを修復することができなくなってしまいます。仕事の生産性を上げるためには、睡眠負債を解消し、良質の睡眠をとることが欠かせないといえます。
睡眠時間は長さよりも質が大事
忙しいビジネスマンは、睡眠時間が十分にとれないことも多いでしょう。睡眠時間は決して多ければ良いというものではありません。短時間でも熟睡できていれば、脳や身体をしっかり休ませることができます。仕事の疲れを翌日まで残すことのないよう、長く寝ることよりも、睡眠の質を上げることを意識しましょう。
快適な睡眠の基本
良質な睡眠をとるためには、メラトニンの分泌を意識しておく必要があります。メラトニンとは、我々の体内時計をコントロールし、自然な眠りを誘うホルモンです。メラトニンの分泌がスムーズであれば、睡眠のリズムも整うと考えられます。
生活のリズムを整える
夜更かしや朝寝坊が多い場合、体内時計のコントロールができなくなり、夜になってもメラトニンの分泌が促されません。生活のリズムを整え、できるだけ毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きるようにしましょう。
寝る前には脳を休めてリラックス
寝る前には脳を休め、リラックスした状態で布団に入ることが大切です。特に、寝る前にスマートフォンを見るのはNGといえます。スマートフォンの画面から発せられるブルーライトは、メラトニンの分泌を抑制するため、脳が覚醒状態になり、睡眠の質が下がってしまうと考えられています。
部屋を暗くする
日中に太陽の光を十分浴びた上で、夜には部屋の照明を暗くすることによって、メラトニンの分泌リズムを整えることができます。寝る1~2時間前から部屋の照明を落とし、寝るときには部屋を真っ暗にすると良いでしょう。
睡眠グッズを活用して眠りの質を改善
快適な睡眠の基本がわかっていても、なかなか思うようにいかないこともあるでしょう。そんなときには、眠りの質を上げてくれる寝具や便利グッズ、道具などを活用するのがおすすめです。
睡眠グッズは、単に口コミで評判が良いものを選ぶよりも、自分に合ったものを選ぶことが大切です。高価な睡眠グッズを使えば、必ず効果が出るというものでもありません。
どのような状態でリラックスできるかも人それぞれですから、使い方をよく読んで、「これなら試してみたい」と思うものを選びましょう。
6つの快眠アイテムをご紹介
ここからは、快眠に役立つアイテムを6つピックアップします。それぞれのアイテムの売れ筋商品もご紹介しますので、商品選びの参考にしてください。
※記事内の見解は、筆者個人の見解であり、当行の公式発表・見解等ではありません。また、当行は記事内容について情報の正確性、完全性、有用性について保証するものではありません。ご了承ください。
快眠アイテム①:安眠枕・快眠枕
安眠・快眠を意識した枕に変えると、眠りの質が上がると考えられています。
人間の脊柱はS字型にカーブしているので、布団にそのまま仰向けになると、布団と首・頭の間に隙間ができます。この隙間が埋まり、自然な寝姿勢を保つことができる枕が理想といえます。
枕が合っていないと首や肩に負担がかかり、疲れがとれるどころか、頭痛や肩こりを引き起こしてしまうことがあります。やわらかめ、かためなど自分の好みのタイプのもので、なおかつ身体に合う枕を選びましょう。枕は毎日使うものですから、清潔さやお手入れのしやすさもチェックポイントです。
(例)トゥルースリーパー セブンスピロー
トゥルースリーパーのセブンスピローは、睡眠時の体の負担を軽減するために開発された低反発枕です。頭、首、右肩、左肩、背中、右腕、左腕の7つの部位を支える設計になっています。
衝撃吸収性と復元力に優れた低反発素材を使用しているため、どんな寝方で寝ても体にぴったりフィットします。長さ68cm、幅90cmとワイドな作りなので、寝返りを打っても快適に寝続けることができるのではないでしょうか。
(例)AYO 高級ホテル仕様 高反発枕
AYOの高反発枕は、ふわふわの寝心地なのに弾力性があり、首と肩をしっかり支えることができます。43cm×63cmというサイズで、老若男女問わず使いやすい大きさです。
素材は、側生地が綿100%、詰め物がポリエステル100%で、通気性は抜群といえます。家で丸洗いもできる上、リーズナブルな価格なのに長く使ってもへたりにくく、コストパフォーマンスの良さも魅力的に感じます。
(例)GOKUMIN プレミアム低反発枕
GOKUMINのプレミアム低反発枕は、人間工学にもとづく3D特殊形状を採用しており、首や頸椎を自然に正しくサポートしてくれます。ストレートネックで悩んでいる人には特におすすめです。
低反発の枕は通気性が気になるポイントですが、オリジナルウレタンに穴あき加工を施すことにより、空気の通りやすい設計になっています。消臭効果のある竹炭が配合されているので、すっきりさわやかな寝心地を体験できるでしょう。
快眠アイテム②:アイマスク
アイマスクは、シンプルなのに快眠効果が高いアイテムといえます。アイマスクを使うと目から入ってくる光を遮断できるため、メラトニンの分泌が促進され、自然と眠りに入っていくことができるでしょう。
アイマスクの圧迫感が気になる場合は、つけ心地やフィット感を重視して選ぶのがおすすめです。最近の売れ筋は、3Dタイプ(立体型)のものです。立体型のものなら、まぶたを締め付けず、長時間快適に装着できるでしょう。温めて使えるホットアイマスクも人気です。
(例)iSleep 3Dアイマスク
遮光性と開放感を両立させたアイマスクです。目元部分がドーム状の立体構造になっているので、まぶたとアイマスクとの間に空間ができ、圧迫感がありません。ふわふわでなめらかな素材を使っているので肌触りが良く、長時間装着しても快適に眠れるでしょう。
(例)テンピュール スリープマスク
同一ブランドの枕やマットレスにも使われている軽量の素材でできたアイマスクです。肌に触れても心地がよく、まぶたを圧迫しないので楽につけられるでしょう。
顔にはしっかりフィットするので、つけている間は光をシャットアウトできます。快適なつけ心地と高い遮光性でリラックス効果が得られ、自然な睡眠が促されると考えられます。
(例)MYTREX ホットアイマスク
こちらは温めて使うホットアイマスクです。目の周りのツボを温めることで、筋肉の凝りをほぐすことができ、目の疲れがとれてリラックスできるでしょう。3段階の温度調節機能が付いているので、熱すぎて困るようなこともありません。
遮光性にも優れているので、睡眠導入効果も高くなっています。自動電源オフ機能があり、装着したまま安心して眠れるのもポイントです。
快眠アイテム③:耳栓
耳栓はアイマスクと並んで、シンプルで効果の高い安眠グッズといえます。家族がいる場合には、いびきや生活音で落ち着いて寝られないこともあるでしょう。そんなときには、耳栓を活用するのがおすすめです。
耳栓にはスポンジタイプやシリコンタイプがあり、つけ心地や遮音性に若干違いがあります。使い捨てのもののほか、水洗いができるものもあります。
(例)MOLDEX メテオ
モルデックスはアメリカ生まれの耳栓で、形や素材などいろいろな種類のものが展開されています。メテオは低反発のウレタン素材を使ったやわらかな耳栓で、独自の曲線デザインにより耳の内部にピッタリとフィットします。遮音性能もトップクラスなので、つけると朝まで熟睡できるでしょう。
レギュラータイプ以外にスモールタイプもあるので、ご自身の耳の大きさに応じて使い分けると良いでしょう。
(例)サイレンシア レギュラー
ポリウレタン素材の使い捨てタイプの耳栓で、幅広い世代に愛用されているロングセラー商品です。高周波ノイズをカットすることができ、生活に必要な低周波音は通す設計になっています。睡眠時のほか、仕事や勉強に集中したいときにも手軽に使えるでしょう。
(例)Quietide 睡眠用耳栓
Quietideは独自開発のフィルターを搭載しており、周囲の騒音ボリュームの調整が可能な耳栓です。外界音を完全に遮断するのではなく、すべての音域の音圧を減衰するため、アラームや警報音などは聞き逃さずにすみます。
人間工学にもとづいた設計で、長時間の装着でも耳が痛くなりません。水洗い可能で繰り返し使えます。
快眠アイテム④:ホワイトノイズマシン
ホワイトノイズとは、特定の周波数に偏らず、可聴域にある周波数の音をほぼ均等に持つノイズのことをいいます。テレビの放送終了後に流れる「ザーッ」という砂嵐の音がホワイトノイズです。
ホワイトノイズを聴くと、不要なノイズをかき消すことができるので、眠りを促したり集中力を高めたりする効果があるといわれています。
ホワイトノイズはスマホのアプリなどを利用して聴くこともできますが、ホワイトノイズマシンと呼ばれる機械を使って発生させることも可能です。ホワイトノイズマシンでは自然音などのリラックス効果のあるサウンドも聴けるので、自分好みの音で眠りにつくことができるといわれています。
(例)AVANTEK ホワイトノイズマシン
ホワイトノイズのほかに、扇風機、せせらぎ、波、風、雨、鳥など全部で20種類の音を聴くことができます。音量は30段階で調節可能です。オフタイマーもあり、シンプルながら必要十分な機能がついています。電源アダプタとUSBケーブルの両方で使えます。
(例)Dreamegg ホワイトノイズマシン
サウンドの種類は全部で24種類あり、7種のホワイトノイズ、7種のファン音、10種の自然音の中からお好みのサウンドを選べます。大容量バッテリーが内蔵された充電式で、10時間以上の連続再生が可能です。外出先で使うのにも便利といえるでしょう。
快眠アイテム⑤:安眠・快眠ドーム
家族と一緒に寝ている場合でも、手軽に自分だけの眠り空間を作ることができるのが安眠ドームです。頭から上をすっぽりと覆う小さなテントのような形状で、快眠ドームなどと呼ばれることもあります。
アイマスクや耳栓など身体に直接つけるものは苦手という人でも、安眠ドームなら落ち着いて眠れるかもしれません。
(例)PROIDEA かぶって寝るまくら IGLOO(A) 快眠ドーム
睡眠専門医が監修したかぶって寝るドーム枕です。静かな空間、光が入らない空間、適度な閉塞感の3つの要素により、良質な眠りを誘います。
遮光素材としてアルミシートを採用しており、本体外壁部の遮光率は99.9%です。また、工業製品にも使用される吸音スポンジを採用しているので、一般的なウレタン素材と比べて吸音率が約26%アップしています。
【PROIDEA】かぶって寝るまくら IGLOO(A) 快眠ドーム
快眠アイテム⑥:快眠ガジェット
不眠症の解消や睡眠負債の改善に特化したサポートアイテムもあります。快眠ガジェットなどと呼ばれる睡眠サポートツールのうち、特に人気のものをご紹介します。
(例)cheero Sleepion3
Sleepionは、聴覚(音)、視覚(光)、嗅覚(香り)の3つの要素から人間の感覚を刺激して、快眠のための環境づくりを行う快眠サポートツールです。
音源として、リラックス状態を促す15曲を搭載しています。スピーカーから紡ぎ出される音が360度全方向に広がり、部屋全体を包み込みます。光はローソクをイメージした心地よいゆらぎ、香りはエッセンシャルオイルを閉じ込めたアロマシートを採用しています。コンパクトな手のひらサイズなので、持ち運びにも便利です。
(例)Dodow
フランス生まれのDodowは、睡眠のための呼吸調整ができる光のメトロノームです。世界中で不眠や睡眠障害に悩む50万人以上のユーザーが利用しています。
使い方は、布団に入るときにタッチセンサーの面をタップします。天井に映し出される青い光に合わせてゆっくり呼吸をすることで、身体がリラックスし、自然な眠りへとつながります。寝つきが悪く悩んでいる人におすすめのツールです。
(例)Deep Sleeper
Deep Sleeperはけやきを使ったボールで、瞑想やヨガの呼吸を応用した睡眠サポートツールです。天井に照射された青い光に合わせて腹式呼吸をすることで、自律神経が安定し、眠りにつくことができます。木の香りとやさしい手触りがやすらぎをもたらしてくれるでしょう。
睡眠の質を向上させる快眠アイテムのまとめ
生産性の向上を目指すビジネスマンにとって、睡眠の質を上げることは重要な課題といえます。快眠のためには、基本的な生活習慣を整えてメラトニンの分泌を促したり、睡眠グッズを取り入れて活用したりすることが効果的です。自分に合った睡眠グッズを見つけて、眠りの質を上げましょう。
- 業務効率化
森本 由紀
AFP(日本FP協会認定)、行政書士、夫婦カウンセラー
大学卒業後、複数の法律事務所に勤務。30代で結婚、出産した後、5年間の専業主婦経験を経て仕事復帰。現在はAFP、行政書士、夫婦カウンセラーとして活動中。夫婦問題に悩む幅広い世代の男女にカウンセリングを行っており、離婚を考える人には手続きのサポート、生活設計や子育てについてのアドバイス、自分らしい生き方を見つけるコーチングを行っている。