福岡観光をもっと楽しむ!夜遊びできるおでかけスポット5選

夏の福岡観光は、日中の暑さを避けて夜のおでかけを楽しむのもおすすめ。ライトアップされた史跡や夜にぜひ訪れたいイベント、美味しい屋台など、夜の魅力が詰まっています。旅行者も地元の人も涼しい時間帯に訪れたい、人気スポット5選をご紹介します。
福岡タワー

全長234mを誇る福岡のシンボル「福岡タワー」。昼間の展望も人気ですが、じつは夜の眺望こそが真骨頂。360度のパノラマで福岡市街や博多湾のきらめく夜景を一望できるのはもちろん、恋人の聖地としてのロマンチックな演出も好評。福岡タワーの外観には、四季折々のイルミネーションがライトアップされます。
住所:福岡県福岡市早良区百道浜2丁目3−26
アクセス:地下鉄「西新駅」から徒歩約20分、または西鉄バス「福岡タワー(TNC放送会館前)」バス停すぐ
公式サイト:https://www.fukuokatower.co.jp/
おでかけの注意点
・最終入場時間に注意しましょう(最終入場は21時30分)。
・展望室は冷房が効いているため、気になる場合は羽織るものがあると安心です。
屋台街

福岡の夜といえば、やっぱり屋台。天神・中洲・長浜を中心に、約100軒の屋台が軒を連ね、昔ながらの雰囲気と、にぎやかで活気ある空間が魅力です。とんこつラーメンやおでん、焼き鳥など地元グルメを堪能でき、観光客から地元民まで幅広く愛される夜の社交場。夏の夜風を感じながら、冷たいビールとともに福岡の味をぜひ。
住所:福岡県福岡市中央区天神周辺、博多区中洲周辺、中央区長浜周辺
アクセス:地下鉄「天神駅」から徒歩約3分、「中洲川端駅」から徒歩約10分、「赤坂駅」から徒歩約10分
公式サイト:https://yokanavi.com/yatai
おでかけの注意点
・キャッシュレス未対応の屋台も多いので、現金の準備を。
・混雑する時間帯(19:00〜21:00)は待ち時間があることも。
中洲クルーズ&博多湾クルーズ

那珂川や博多湾を巡る夜のクルージング体験。30分の「中洲クルーズ」では、キャナルシティ博多・中洲の屋台・赤煉瓦文化館・ボートレース福岡など、福岡市中心部の観光名所を水上から眺められます。45分の「博多湾クルーズ」では、福岡タワーや能古島、志賀島といった大自然を背景に、福岡の夜景を360度堪能。ネオン煌めく中洲の夜景や、博多湾の静かな水面に映る街明かりが、非日常の時間を演出します。
住所:福岡県福岡市中央区西中洲6-29(福博であい橋 天神中央公園のりば)
アクセス:地下鉄「天神駅」「中洲川端駅」より徒歩5分
公式サイト:https://river-cruise.jp/
おでかけの注意点
・出航15分前までに来場を。
・天候や潮の状況によりルート変更・運休の可能性があります。
・飲食物の持ち込み可。
・ペットの乗船可(混雑時は要相談)。
・船内は自由席、救命具の位置を確認して乗りましょう。
料金:
●中洲クルーズ(30分):大人 1,500円/小人(小学生以下)800円
(月〜木曜日平日16時まで大人1,000円、小人500円にて乗船可)
●博多湾クルーズ(45分):大人 2,000円/小人(小学生以下)1,000円
定員:50名(最小催行人数:1名)
開催時間:11:00~22:00(中洲クルーズは30分おきに運航)
予約・問い合わせ:080-5215-6555(那珂川水上バス 予約専用ダイヤル)または公式サイトより
※当日予約なしでも乗船可
大濠公園日本庭園のナイトイベント
大濠公園日本庭園で開催される「宙 -Sora-」。福岡で最も暗く、最も眩い庭園空間で、自然と記憶が織りなす新たな体験へ誘います。インナーネイチャーの旅人として、日本庭園の美しさと神秘に包まれる特別なひとときを楽しんでください。
住所:福岡県福岡市中央区大濠公園1番7号
アクセス:地下鉄「大濠公園」駅より徒歩10分、「六本松」駅より徒歩13分
西鉄バス「福岡城・NHK放送センター」より徒歩5分
公式サイト:https://sora-ohori.jp/
おでかけの注意点
・開催期間:令和7年7月4日(土)~9月30日(月)、期間を延長する場合があります。
・予約推奨(前売り割引あり)。
・虫よけスプレーを持参するのがおすすめ。
福岡オープントップバス “福岡きらめきコース”(中央区・天神発着)

屋根なし2階建てバスで博多旧市街や福岡タワー、都市高速越しの夜景を楽しむ約80分のナイトクルーズ。夕暮れから夜への移ろいを特別な視点で体感できます。
住所・アクセス:集合地は福岡市役所前バスカウンター(中央区天神1‑8‑1)、西鉄「福岡(天神)駅」・地下鉄「天神駅」徒歩約6分。
料金:大人2,000円/小人1,000円(4歳以上〜小学生)。
公式サイト:https://fukuokaopentopbus.jp/
おでかけの注意点
・予約推奨(特に週末・夏期)。
・トイレなしのため、出発前に済ませて。
・暑さ、寒さ対策と飲料持参がおすすめ。
夜のおでかけ準備&注意ポイント
・防寒&虫対策を忘れずに:夜は冷えやすい季節、薄手の上着や虫よけがあると快適です。
・交通の確保:深夜の移動手段(公共交通の最終時間)を事前チェックしましょう。
・ライトアップや夜間イベントの開催日要確認:天候や開催状況は公式サイトでチェックしてください。
・ご当地マナーを尊重:屋台は現金・明朗会計の店舗選びを。散策時は静かに歩く、歩道区域を確認するなどマナー重視で楽しみましょう。
夏の福岡観光を一層楽しむには、夜の時間帯を活用するのが鍵です。ライトアップされた歴史的街並みや高層タワーからの夜景、地元グルメを満喫できる屋台街、都心のきらめきを堪能できるナイトクルーズ、夜散歩にぴったりな公園など、夜ならではの魅力がぎゅっと詰まっています。昼とは違った福岡の表情を体感し、涼しく気持ちの良い夜のひとときを過ごすことのできる、地元民も納得する夜観光。ぜひ楽しんでみてください。

後藤 暢子
株式会社フリーランス 常務取締役、合同会社チノアソビ 業務執行社員
明治学園高等学校(福岡県北九州市)、熊本大学、九州大学大学院を経て㈱リクルートへ。その後地元の出版社などを経て、中小企業向けの広報・PR担当、クリエイティブまわりのディレクター、ライター業を主としたフリーランスとして独立。2017年に㈱フリーランスを創業。2023年、合同会社チノアソビを創業。2022年10月『離島を楽しむ 五島列島』(辰巳出版)上梓。