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固定費とは?おすすめの節約方法と見直すポイントもあわせて紹介

公開日 2025.05.01

固定費とは、毎月必ず必要な一定額の支出のことです。固定費を削減することで、生活の質を落とさずに賢く節約、資産形成を進めやすくなります。 本記事では、固定費とは何か、またどのような節約方法があるかについて解説します。

固定費とは毎月ほぼ定額で必要な支出のこと

固定費とは、毎月ほぼ一定額が発生し、生活を維持するために必要不可欠な支出のことを指します。これらの費用は支出が安定しているため、家計の基盤を築くうえで重要な項目です。

具体的には、以下のようなものが固定費に該当します。

一般的な固定費の一覧

  • 住居費
  • 水道光熱費
  • 通信費
  • 保険料
  • 自動車維持費
  • 教育費
  • サブスクリプションサービス

固定費は、予算を立てる際に最も大きな割合を占めることが多いです。生活を安定させるためにもしっかりと把握し、適切な管理をおこないましょう。

固定費と変動費を分けて考えるべき理由とは

固定費は毎月ほぼ一定で支払う支出で、家賃や保険料、通信費などが該当します。一方、変動費は食費や光熱費、娯楽費など月ごとに変動する支出です。では、なぜこの2つを分けて考える必要があるのでしょうか。

収支を把握しやすくするため

固定費と変動費を分けることで毎月の支出全体を把握しやすくなり、家計の見直しが簡単になります。固定費が占める割合が高い場合、その支出項目を減らすことは特におすすめの節約方法です。

また、収入と支出のバランスをしっかりと把握することで、今後の家計管理がしやすくなります。収支を整理するために家計簿やアプリを利用して、支出の項目ごとにどれだけお金を使っているかを見える化しましょう。節約意識が高まり、効果的にお金を貯める第一歩を踏み出すことができます。

節約できる部分を把握しやすくするため

固定費と変動費を分けると、どこに無駄があるのか、どこを節約できるのかが一目で分かります。毎月一定額が支出される固定費の部分は、無駄にお金を使っている可能性が高い項目が多く、見直すことで大きな節約効果を期待できます。

例えば、使っていないサブスクリプションサービスの解約や、格安SIMに乗り換えるなど、小さな節約を積み重ねることで、家計に与える影響は大きくなります。また、固定費を見直せば変動費に使えるお金が増え、生活の質を落とさずに支出を減らせます。

固定費を節約する方法とは

固定費を節約する方法はさまざまですが、最も簡単で効果的なのは不要な支出を見直すことです。具体的に固定費を節約するにはどうすればいいのか、詳しく見ていきましょう。

不要なサブスクリプションサービスを解約する

まずは現在利用しているサブスクリプションサービスを一度見直し、不要なものを解約しましょう。サブスクリプションサービスの普及により、音楽や動画配信、オンラインゲーム、アプリの利用料など、気づかないうちに固定費が増えていることがあります。便利な一方で、使わなくても毎月料金が発生するため、支出が無駄に増えてしまいます。

定期的にサブスクリプションサービスの契約内容をチェックし、本当に必要なサービスだけを残すことが、無駄な支出を防ぐためにも大切です。

住宅ローンを見直す

住宅ローンは家計の中で最も大きな固定費の一つです。そのため、見直すことで長期的に大きな節約ができます。

住宅ローンの金利は借り換えによって改善でき、現在の金利が高い場合には、より低い金利のローンに切り替えることで毎月の支払い額を減らせます。借り換えの際は、手数料や手続き費用がかかることもあるため、慎重に計画を立てましょう。繰り上げ返済も元本が早く減り、支払う利息を大幅に削減できるので、有効な方法といえるでしょう。

また、西日本シティ銀行では、住宅ローン借り換えに関するご相談も受け付けています。住宅ローンの負担が大きいと感じている方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。

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保険の契約内容を確認する

保険料も固定費の中で見直しやすい項目です。必要以上に高額な保険料を支払っていないか、保障内容をチェックしてみましょう。

生命保険や医療保険、車両保険などを複数契約している場合は、それぞれの保障内容を見直してください。重複している部分や必要のない内容を解約すると、毎月の支払いを減らせる可能性があります。保険会社によって保障内容や保険料が異なるため、見積もりを比較し、よりコストパフォーマンスの高いプランに変更するのがおすすめです。

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水道光熱費のプランを見直す

水道光熱費も、固定費として毎月支出が発生する項目です。電気・ガス・水道の使用量が多い場合は、プランや契約内容を見直すことで節約できます。また、電力会社やガス会社を変更すると、毎月の支払いを減らせる可能性があります。

水道光熱費は毎月必要な支出のため、無駄をなくすには家庭の使用状況に合ったプランを選ぶことが大切です。

格安SIMに乗り換える

格安SIMに乗り換えることで、通信費を節約できます。通信費は、毎月支出の中で大きな割合を占めることが多い項目です。特に携帯電話の契約料金は、高額なプランに加入している場合が少なくありません。格安SIMは、大手キャリアと比べて料金が圧倒的に安いため、契約内容を見直して乗り換えるだけで月々数千円の節約が可能です。

また、通話料やデータ容量のプランを見直すことで、自分にぴったりの契約を見つけられるでしょう。

車のローンや駐車場代を減らす

自動車にかかる費用も、固定費として家計に影響を与える項目です。車のローンや駐車場代は長期的な支出となるため、見直しが必要です。ローンの金利や返済期間が適切でない場合は借り換えを検討し、月々の支払いを減らせるか考えてみましょう。

また、駐車場代が高い場合は、より安い場所に変更するか、公共交通機関を利用するなどの選択肢もあります。

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家賃が安い部屋に引っ越す

住居費は、固定費の中でも最も大きな支出となる場合が多いです。現在の家賃が収入に対して高すぎる場合、引っ越しを検討することが節約につながります。

引っ越し先を選ぶ際には、家賃だけでなく、交通費や周辺の生活環境も考慮に入れたうえで最適な場所を選びましょう。家賃を抑えることで毎月の生活費を大きく節約できるため、長期的に大きな金額を貯蓄などに回せるようになります。

教育費の見直しは慎重に

教育費は、特に子どもがいる家庭では大きな支出項目となります。学費や教材費、習い事の月謝など、見直しを行うことで節約できますが、教育に対する投資は慎重に考えるべきです。

無理に削減しすぎると子どもの将来に悪影響を及ぼす可能性もあるため、教育の質を落とさない範囲で見直しを行うことがおすすめです。習い事の選択肢を見直す、教育資金の貯金方法を改善するなど、無理なく支出を減らす方法を見つけましょう。

固定費の見直しの際に意識したいポイント

固定費の見直しを行う際には、慎重に検討することが大切です。生活の質を落とさずに節約を実現するために意識したいポイントを、詳しく見ていきましょう。

自分に本当に必要なものかをよく考える

固定費の見直しで大切なのは、何が本当に必要かをよく考えることです。家計の無駄を削減するために、まず自分の生活にとって本当に必要なサービスや支出を見極めましょう。使わなくなったサブスクリプションサービスや、過剰な保険の契約内容などは、見直すことで大きな節約ができます。

しかし、生活に欠かせないものまで削減してしまうのは逆効果です。生活必需品や家族のために必要な支出については、その価値をしっかりと理解したうえで見直すことが大切です。無駄を省きつつ必要なものにお金をかけることが、より効率的な家計管理につながります。

家計簿で可視化して無駄を見つける

家計簿を使って毎月の支出を可視化することは、固定費の見直しにおいて非常に有効な手段です。支出を項目ごとに記録し、どこに無駄があるのかを一目で確認できるようにすることで、改善すべきポイントが見えてきます。

家計簿アプリを使えば、より手軽に支出の記録ができ、どの項目にどれだけ費用がかかっているのかをグラフやデータで確認できます。節約の意識も自然と高まり、家計改善への第一歩を踏み出せるでしょう。

収入に見合った固定費か比較する

固定費が収入に見合っているかをチェックすることも、家計の見直しには欠かせません。一般的に、固定費全体が収入の45%〜50%を占めるのが理想的だとされています。その中でも、住居費は収入の25%〜30%程度が理想とされていますが、これを超えると生活の自由度が狭まり、節約や貯蓄に回せる余裕が少なくなります。

収入に対して過剰な固定費を支払っていると感じる場合は、住居費の見直しや、不要なサービスの解約を検討しましょう。また、生活レベルに合った支出を見極め、将来的な貯蓄や投資に回せる余裕を作ることも大切です。

まとめ

固定費の見直しは、家計管理の基本であり、節約や資産形成にも重要です。毎月安定して支出される固定費を削減することで、無理なく家計を改善し、貯金や投資の余裕を生み出せるでしょう。小さな節約の積み重ねが、大きな効果につながります。

本記事で紹介した固定費の見直しポイントなども参考に、カットできる部分がないか考えてみましょう。

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