【飛翔対談】グラノ24K・小役丸秀一氏 | “どこにでもある”を“ここにしかない”へ

*はじめに:本記事は、株式会社NCBリサーチ&コンサルティングが発行する経営情報誌「飛翔」2018年11月号掲載の対談記事を、発行元の許諾のもと転載公開するものです。以下、本文の記載内容(肩書きや代表者名、商品・サービス名等)はインタビュー当時のものである旨、ご了承ください。

話し手

株式会社グラノ24K
小役丸秀一(こやくまる・しゅういち)代表取締役

1955年8月17日、福岡県遠賀郡岡垣町の旅館八幡屋の息子として生まれる。父親は観光ぶどう園、母親は祖母の代から旅館業を経営し、幼少期から両親の手伝いをする。高校・大学時代はウエイトリフティングの選手として活躍。大学卒業後、大阪の調理師専門学校と料亭で修業。1978年、岡垣に戻り家業に専念する。1995年、株式会社グラノ24Kを設立し、代表取締役に就任。現在に至る。

株式会社グラノ24K  代表取締役 小役丸秀一

聞き手

株式会社NCBリサーチ&コンサルティング代表取締役社長
石田保之

“どこにでもある”を“ここにしかない”へ

岡垣町の小さな旅館の跡取りとして生まれ父が経営する観光ぶどう園を継ぎ、23年前に法人を設立。全国にビュッフェ形式のレストランを展開する。
さらに、近隣農家を巻き込んで地域全体が活性化するビジネスへのチャレンジも続けている。人材、事業、店舗が、ぶどうの房のようにつながって輝くことを願って名付けられた社名グラノ24K。その名のようにビジネスを広げている小役丸秀一社長にお話を伺う。

海外からヒントを得る

石田●御社は1984年に「ぶどうの樹」を開店し、1995年に「グラノ24K」を設立され、いろいろなジャンルの飲食店やブライダル事業など、多くの事業を手掛けられています。本日は、社長の考える商売のコツなどについてお聞かせください。そもそもは、岡垣町の波津海岸そばにある旅館「八幡屋」がスタートですね。

小役丸●はい。祖母が1935年に創業しました。

石田●その旅館の跡取りだったのでしょう。

小役丸●そうです。大学卒業後、大阪で2年間料理の勉強をし、帰ってきました。帰郷当時は父が観光ぶどう園を経営し、旅館は母が切り盛りしていました。

石田●ぶどう園はお父様が始められたのですね。

小役丸●父が40代のころ観光ぶどう園の構想を思いつき、自ら開墾して農地として整備しました。私も子どものころから野菜づくりを手伝っていましたので、農業がどれだけ大変かということや、自分で作った野菜に自分で値段を付けられないという厳しい現実を知りました。

石田●私も岡垣町に住んでいますが、北九州と福岡の中間あたりに位置し、海と山が近くにあるのですが、有力な観光資源がありません。旅館業で収益を上げるのは簡単なことではないでしょうね。一方、農業地域ではあるものの、ブランド農産物として全国的に販売できる「産地化」が進んでおらず、多品種少量生産です。ぶどう園でレストランを開こうと考えられたきっかけは何ですか。

小役丸●私が28歳の時、父の友人のニュージーランド人が来て、ぶどう畑でバーベキューをし、音楽に合わせダンスを踊ったんです。それを見て「こんなに楽しい世界がここにもほしい」と思い、すぐにぶどう畑にテントを張り、バーベキューレストランを開きました。そして、隣の敷地にあった旅館を宿房「野々庵」としてリニューアルオープンしたのです。

石田●収穫期だけでなく、年間を通してぶどう園に足を運んでもらえるようにされたのですね。

小役丸●はい。バーベキューをするのなら地元の魚介類や野菜を食べてほしいと、魚は漁師さんから、野菜は農家から直接仕入れることにしました。

石田●社長の経歴を拝見すると、海外から新規事業のヒントを得られていることが多いようです。日本の固定観念を払拭するには、海外を見てみるのも一つの方法ですね。

小役丸●そうですね。海外へは新規事業を立ち上げる時や迷っている時に行くことが多く、そこで見たり聞いたりしたことからアイデアやひらめきを得ることがあります。たとえば、肉の勉強をするために行ったハワイのホテルではガーデンウェディングを見ました。それをヒントに森のウェディングを始めたのです。

小役丸社長と弊社代表の石田

石田●御社のブライダル事業は好評ですね。

小役丸●ぶどうの樹岡垣本店での森のウェディングだけでなく、福津店では海岸での海のウェディング、さらに和のウェディングとして地元の神社での神前結婚式も行っております。ただ、長い間私どもの経営を支えていたブライダル事業ですが、近年は競争が激化し、厳しくなっています。なので、安定したビジネスモデルが必要だと思っているところです。

レストランで地産地消を実現

石田●2001年に八幡屋を改装し、ビュッフェ形式のレストランを始められました。それから御社のコンセプトのひとつ「地産地消」が明確になってきたと感じます。

小役丸●これも海外でヒントを得たんです。ニューヨークのホテルでビュッフェ形式のレストランを見た時、食べたいものを食べたいだけ取る方法であれば、食べ物が無駄にならないし、地産地消の取り組みができると思いました。

 先にメニューが決まっている場合、たとえば50人の予約が入った時、50人分の食材を確保する必要があります。それを地元で調達できない場合は、市場に頼らざるを得ません。しかしビュッフェだと、地元の旬のもので料理を作るので、臨機応変にメニューを組むことができます。

石田●なるほど。あらかじめ決められたメニューで地産地消をするには限界があるわけですね。人間の都合ではなく、畑や海の都合に合わせる。発想の転換ですね。

小役丸●そうですね。ビュッフェ形式を選んだのは、多品種少量生産の農作物を有効利用できると考えたこともあります。また、それまで捨てられていた規格外の野菜や果物を、少量でも買い取ることができます。曲がった大根や二股になった人参などは、見た目が悪いだけで、味も品質も変わりません。それらはドレッシングやソースなどにも加工して提供します。漁師さんや農家の方々から、素材が生きる味付けも教えてもらっています。

石田●少しの野菜でも引き取ってもらえるのは農家の方にとって助かりますよね。

小役丸●おかげさまで、八幡屋のビュッフェが好評で、天神と黒崎にビュッフェレストラン「野の葡萄」をオープンしました。

石田●その後の展開には目を見張るものがあります。今では全国に直営店やビュッフェ形式のレストランのフランチャイズを持つまでに成長されました。作った人の顔が見える食材を使っていらっしゃるから、当然食材の1つひとつに愛着が沸きますね。

ウェディング事業

小役丸●そうですね。料理が残ったとしても可能な限り利用したいという気持ちになります。そこから自然に会社のコンセプトのひとつ「生ごみひとつ無駄にしない循環型農業」という発想が出てきました。

石田●しかし、日本全体に目を転じれば、まだ食べられるのに捨てられている食べ物、いわゆる「食品ロス」が年間約632万トンもあるそうです。「循環型農業」はかなりハードルが高いですね。

小役丸●確かに実行するのは難しいですが、早くから生ごみを循環する機械を導入して、循環型農業を目標にしています。

石田●食材を直接生産者から仕入れたり、地元食材の種類と量に合わせてメニューを組み立てたり、これまでの常識にとらわれない自由な発想です。やはり常識を疑うことも大切で、そこに新たな可能性の芽が隠れていることもありますね。

地域の6次産業化

石田●商品が売れていくためには、安さ、安全性、品質,付加価値などが必要です。無農薬や有機は付加価値ではなく、「よそでは買えない、ここでしか買えない」という特長がなければ、買ってもらえません。ビジネスでよく言われる“差別化”ですね。社長は早くからこれも実践されています。付加価値の大切さを実感される体験があったのですか。

小役丸●商品にならないぶどうを利用した自家製ジュースが好評で、リピートのお客様が増え、「この地にあるもの、ここにしかないもの」を提供する大切さに目覚めたんです。

 加工は付加価値をつけるためだけでなく、農産物の価値を下げないという利点もあると思います。旬の時期に豊作で余剰が出ると、売り切ってしまおうと値段を下げます。しかし、味も品質も良い野菜や果物を、漬物やジュース、ソースなどに加工すると、だぶつかなくなります。それを安く提供できれば、お客様、農家、当社、3者のメリットになります。

石田●現在は近隣農家を巻き込んで地域全体が活性化するビジネスを展開されています。いわゆる「6次産業化」です。御社の場合、6次産業化とは具体的にどういうことでしょうか。

小役丸●ぶどう園と農業の1次産業、岡垣で取れた農作物や魚介類を使って料理をし加工品を作る2次産業、それを提供するレストランや旅館という3次産業、これらを掛け合わせて地域の6次産業化と考えています。

石田●生産者と消費者、それに自分たち、3者のメリットをよく考えたうえで、ビジネスを展開されているわけですね。

野の葡萄と鮨屋台

小役丸●どこまでやれているかは疑問なんですけれどね。

石田●6次産業化をいち早く実践し、2013年には優良事例として農林水産省から表彰されています。

 このほかにも2008年は経済産業省の「農商工連携88選」、2009年にはサービス産業生産性協議会の「ハイ・サービス日本300選」、2017年には経済産業省の「地域未来牽引企業」に選定されています。御社の取り組みは高く評価されていますね。

小役丸●ありがとうございます。子どもたちの食育体験・農業体験・自然体験の場として、「ほっこり農園」も提供しています。ここではソーセージ教室、フライパンdeピザ教室、お米やアスパラガスなどの収穫体験を行っています。最近、野菜に季節感がなくなっていますが、野菜の旬を知ることができますし、土や植物とふれあうこともできます。これは学校ではできない貴重な体験です。

石田●子どもたちの地元への愛着も強まるでしょうね。

 交通の便がいいとは言えない地域に、御社だけで年間30万人の観光客を呼び込んでいるというのは、すごいことですね。

小役丸●同じ岡垣に来ていただくにしても、1回目は八幡屋に、次に家族とぶどうの樹、その次は奥さん同士で野々庵にといった感じで、何度も訪れていただけるよう知恵を絞っています。観光に行政区は関係ありません。地域全体が潤う仕組みを作って、「どこにでもある田舎を、ここにしかない田舎」にしたいのです。

石田●社長には商才がありますね。

小役丸●あったらもっと儲かっていますよ(笑)。

ワインとソーセージ

ニッチスペシャリスト型企業

石田●御社は、専門性の高い領域で高度なサービスを提供する「ニッチスペシャリスト型」の企業です。さらに、顧客満足の深化や付加価値向上をモットーとするサービス「ハイバリュー型」の経営なので、競合らしい競合はいないでしょう。

小役丸●喧嘩が弱いので同じ土俵には上がらない主義なんです。その方針でここまで来ました。

石田●全体の売り上げの3分の2近くが飲食ということです。飲食といっても、パスタやピザなど何か1本ではなくて、ビュッフェ、会席、鮨、イタリアン、ワインバル、ステーキ、焼肉、カフェ、仕出し等々、いろんなことを手がけられています。それに加え、ぶどうの樹のオリジナル商品販売、宿泊、結婚式もされています。決して行き当たりばったりではなくて、関連性をもつニッチな分野のあちこちに枝を伸ばすという発展型の事業の方法ですから、リスク分散ができていて、非常にいいと思うのです。

小役丸●おかげさまで、岡垣、福津エリア以外に、全国に直営店26店舗、フランチャイズ・お手伝い店18店舗を展開しています。若いころ、スタッフに、将来は東京、ホノルル経由、ニューヨーク行で頑張ろうというのが合言葉でした。夢の実現まではまだまだですが、ニューヨークには当社のポン酢や出汁を出す予定です。ただ、店舗は増えましたが、全体での収益性は乏しいんです。フランチャイズの収益が予想より低かったんです。フランチャイズは自分で投資をしてテナントとして入るので、賃料などがかかり、原価率が低くない限り、ほとんど利益が取れないのが実状です。そこを10年ほど前から見直し、当社の良さを生かしたビジネスに変えていこうとしているところです。具体的には、ホテルの朝食やホテル内のレストランの展開を考えています。

石田●駅前など集客力のあるホテルは魅力がありますね。継続的に発展し、お客様や地域の人たちに喜んでもらうには、適正利益を確保することが大切ですね。

小役丸●そうですね。父にはたくさんのことを教わり、ほとんどが教えられた通りになっていますが、唯一、実現していないことがあります。それは、人の3倍仕事をしていたら、お金は追いかけて追い越していくということです。お金はなかなか追いかけて来てくれないなあと思っています(笑)。

石田●なにかひとつ、ヒット商品が出ると違いますよね。

小役丸●そうなんです。でも夢物語みたいにそれを言ってもしようがないので、地道に手堅く行きながら、ヒット商品を狙おうと考えています。実は、年商が今の半分ぐらいの時のほうが利益が確保できていたんですよ。

石田●経営には適正な規模があります。世の中の変化が大きい今のような時代は、変化に合わせてどれだけ早く変わることができるかが重要になってきます。大きくなりすぎるのもリスクのひとつだと思います。

小役丸●そうですね。適正な形にどうやってもっていくかが一番の課題だと思っています。

地域の環境を生かすビジネス

石田●お話を伺っていると、御社は地域の環境を生かしたビジネスをなさっていますね。以前から北部九州沿岸の観光の振興を図る「筑前七浦の会」でご活動されていることも存じ上げています。

小役丸●はい。筑前七浦の会は、芦屋町、岡垣町、宗像市、福津市、古賀市を「一つの観光圏」として位置づけ、各地の豊富な観光資源を地域横断でつなぐブランドです。活動の中で、海岸線の飲食ビジネスモデルの難しさを感じることもありましたが、昨年「神宿る島」宗像・沖ノ島関連遺産群が世界遺産に登録されました。これを機会に、世界遺産をただ観光資源として利用するだけではなく、まわりの方々と協力して、環境に配慮しながら資産を後世に引き継ぐ取り組みも強化しながら、地域全体が発展できるよう努力していきたいと思います。

石田●昨年夏、福間海岸にオープンした「グランピング福岡」は、大評判のようです。これは日本ではいつごろから一般的になったのですか。

グランピング福岡

小役丸●2015年ごろから日本でもグランピングの名をつけた施設が見られるようになりました。グランピングとは、グラマラス(魅惑的な)とキャンピングを掛け合わせた造語で、新しい体験型旅行として今、注目されています。テント設営や食事の準備などの煩わしさから解放された「良いところ取りの自然体験」ということです。

石田●波津海岸の「鮨屋台」は、カウンター越しにその魚が穫れた海を見ながらお鮨が食べられるというロケーションで、特別感があります。アイデアから実践のビジネスモデルを作り上げるためには「商才」が必要と思いますが、社長はどの様にして商才を磨かれたのでしょうか。

小役丸●商才があるかどうかは別にして、子どものころから、両親が腰を低くし、頭を下げながら働く姿を見たり、仕事の手伝いしてきたことが、財産になっているのかもしれません。

自由闊達に能力を発揮する

石田●社員教育はどのようにされていますか。

小役丸●朝礼などで話をしてもなかなかみんなに伝わりませんから、毎月、冊子を作って勉強会をしています。冊子にはお客様からのお褒めの言葉やお叱りの言葉なども掲載し、フランチャイズも含めて全体に配っています。

石田●そういう冊子は社員さんが作るのですか。

小役丸●はい。社員たちがインタビューし、写真を撮って、楽しみながら作っています。

石田●社員さんの定着率はいかがですか。

小役丸●他社の職場経験のある人が当社に来ると、これで職場なんですかと驚くんです。というのは、マニュアルはないし、ノルマもほとんどない。ただ自由闊達に自分たちの能力を発揮してやりましょうという主義でやっているからでしょうね。だから、それをおもしろがる人も多いです。一方、新卒社員は続かないことがありますね。

石田●好きでこの仕事をやっているという人がのびのびと自由に働けるのはいいですね。毎日ストレスを感じるような仕事は続かないですからね。しかし、300人の従業員がいるということは、家族を合わせると約1,000人です。重責ですよね。後継者問題はどうお考えですか。

小役丸●息子が1人いますが、オーストラリアのワイナリーで10年ぐらい勉強していました。来年ワイナリーを開きますが、そこで力を発揮してくれることを期待しています。ゆくゆくはホールディングスにし、分社化・子会社化して、今までがんばってくれた人間をトップに据えようと思っています。というわけで、3年前ぐらいから、テスト的に社内分社化をやっているのですが、適材適所は難しいですね。

石田●確かにそうですね。現場ではピカイチなのに、管理部門では力を発揮できないということもあります。 その人の能力や特性などを正しく把握していないと、適材適所を実現することはできませんね。ところで、ご趣味は何ですか。

小役丸●趣味は……、ないです。

石田●仕事がオフの時は何をされていますか。

小役丸●それが……、食事しているか、何かを見ているかですね。

石田●好きな仕事を楽しんでいて、ストレスを感じていないから趣味はいらないんですね。

小役丸●そうかもしれません。あっ、趣味は南の島探検かもしれません。学生時代、石垣島から西表島まで1カ月半ほど旅行しました。その時夏休みの旅行で来ていた妻と西表島で知り合いました。その後も、フィジー、タヒチ、ボラボラ……。それに沖縄の離島はほとんど制覇しています

石田●来年は念願のワイナリーをオープンされるとのこと、楽しみですね。

小役丸●ワイナリーはぶどうの樹のすぐ近くです。父が農業公園を作りたいと言い出し、土地を買い求めました。しかし、バブルの時だったものですから、大借金地獄になりまして(笑)。下手に動いて借金が増えると怖いので、この30年ずっと眠らせていたんです。6次化だったらできるかな、ということで動き出しました。もともとワイナリーを開くのは夢だったんです。ただ、夢はあるけど、これも収益はものすごく低いです(笑)。

石田●6次化で利益をあげているところは非常に少ないです。そんな中で、社長は事業意欲があって楽しく働きながら利益をあげ、とてもがんばっていらっしゃると思います。適正利益をコンスタントに出せるようになるといいですね。

小役丸●はい。それを社員に還元するのが一番大切なことだと考えています。

石田●御社の名前「グラノ24K」のグラノはスペイン語で実、24Kは24金から名付けられたとか。お名前の通り、人材、事業、店舗が、ぶどうの房のようにつながって輝くことをお祈りしています。

会社概要

名称:株式会社グラノ24K
https://budounoki.co.jp/

創業:平成7年2月(1995年)

本社:福岡県遠賀郡岡垣町手野183


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