また今年も食べ過ぎてしまった?!年末年始の食べ過ぎは薬膳料理でスッキリ解消しましょう。

皆さま、あけましておめでとうございます。薬膳料理研究家・SATOEです。福岡市平尾にあるキッチンから、皆さんの体調やココロを整える薬膳料理を発信しています。本コラムでは、季節の過ごし方、体調別のおススメ食材、ご家族で美味しく食べることのできるカンタン薬膳レシピをお伝えします。今回のテーマは「お正月明けのデトックス薬膳」。年末年始に食べ過ぎてカラダが重い、太ってしまった!という方におススメのデトックス料理をご紹介します。薬膳料理で身体とココロを整えて、美味しく楽しい生活を送りましょう!

皆さま、年末年始はゆっくり過ごすことはできましたか?

おかげさまで、私も久しぶりにのんびりした年末年始を過ごし、カラダをリラックスさせることができました。

薬膳の世界では、冬はゆっくり休んでたっぷりと食べて、カラダに営養(えいよう)を蓄える時期だとされます。そのため、冬は1,2キロ体重をUPさせて過ごすのが、長い目で見て長生きの秘訣だとも言われます。お正月におせちを食べてゆっくり過ごす風習があるのは、まさに薬膳的な考え方の名残なんですね。

でも、「冬は多少太ってもいいんですよ」と生徒さんや周囲に言うと、「私は3,4キロも太ったので、せめてむくみをとりたいです。」「コロナ太りしているので、これ以上太りたくないです」といったお声をいただくことが多いのも事実です。

確かに、お正月明けにむくみが気になったり、体重が増えてカラダが重いと、日常生活に支障がありますよね。かくいう私も顔周りのむくみが気になります。

そこで、今回は、食べ過ぎたお正月明けにカラダをデトックスするための薬膳料理をご紹介しようと思います。

今年は美味しい薬膳料理で、お正月太りを解消し、すっきりとした体で年明けの日常へ戻りましょう!

それでは、デトックスに良い食材に注目しながら、3つの薬膳レシピをご紹介していきますね。

【レシピNO1】鯛のロール白菜 とうもろこしソース添え

【材料(2人分)】

鯛(切り身)・・・・・・・・・200g(2切れ)

白菜・・・・・・・・・・・・大2枚

フェンネルシード・・・・・・2g

A(コーンポタージュソース)

ハト麦・・・・・・・・・・・20g

とうもろこし実・・・・・・・180g

玉ねぎ・・・・・・・・・・・70g

山芋・・・・・・・・・・・・60g

昆布出汁・・・・・・・・・・500ml

塩・・・・・・・・・・・・・小さじ1/2

【作り方】

1 ハト麦は、たっぷりの水で一晩寝かしてから柔らかくなるまで茹でる(約15分)。

2 昆布出汁を作る。水500㏄に昆布5gを30分浸す。沸騰しないよう注意し弱火にかける(フタなしで約3分)。昆布に爪をたてられるくらいの柔らかさになったら昆布を取り出す。

3 フェンネルシードはすり鉢ですりつぶす。

4 白菜は葉を1枚づつはずし、葉の付け根の軸の厚いところを削ぎ切りし、さっと茹でる。 

5 鯛の切り身にフェンネルシードをふりかける。鯛を4の白菜で包む。

6 玉ねぎは粗みじん切りにする。山芋は擦り下ろす。

7 鍋に昆布出汁、とうもろこし、玉ねぎ、山芋、塩を加え、くたくたになるまで煮込む(約15分)。粗熱を冷ましたら、フードプロセッサーにかける。裏ごしし、とうもろこしソースを作る。

※このとき、とうもろこしソースを裏ごしした後に残った固形物もとっておく。

8 7を鍋に戻し、鯛のロール白菜を加え約5分煮る。

9 器に、7のとうもろこしソースを丸く敷き、ハト麦を散らす。その上に鯛のロール白菜を置く。裏ごししたとうもろこしを飾る。※お好みでハーブやミントを飾る。

【レシピの効果】

とうもろこしとハト麦は、カラダのむくみを取ってくれる代表的な食材です。特に、とうもろこしは手に入れやすく味も甘いので、ご家族でも一緒に食べていただけます。フェンネルシードは大人の味ですが、気持ちをすっきりと解消してくれる効果があります。お子さんにはカレー風味にアレンジして鯛の味付けをすると、さらに食べやすくなると思います。美味しい上にカラダをデトックスしてくれる色鮮やかな一品です。ぜひご家族でお楽しみください。

【レシピNO2】あさりとハト麦のお粥

【材料(4人分)】

あさり・・・・・・・・・・300g

ハト麦・・・・・・・・・・80g

玉ねぎ・・・・・・・・・・・1/2個

酒・・・・・・・・・・・・50cc

白米・・・・・・・・・・・1合

水・・・・・・・・・・・・1700cc

【作り方】

1 あさりは水で殻を優しくこすり洗い、砂抜きしておく(3%の塩水につける)。

2 ハト麦はあく抜きのため沸騰した湯で軽く一度ゆでこぼし(約7分)、ざるにあげる。

3 白米はよく洗い、水を切って15分空気にさらす。

4 玉ねぎはみじん切りにする。

5 鍋にあさり、酒50㏄、水50ccを入れ蒸し焼きにする。あさりの口が開いたらすぐ取り出し、出汁とともにとっておく。

6 土鍋に水1700cc、5のあさり出汁、ハト麦、玉ねぎ、白米を入れ、強火→(沸騰したら)弱火で30分たく。

7 6を器に盛り、取っておいたあさりを盛り付ける。

【レシピの効果】

あっさりとしていながらも、あさり出汁の効いた美味しいお粥です。あさりや玉ねぎ、そしてハト麦にはカラダに溜まったむくみや痰(たん)を取り去ってくれる効果があります。お正月明けに、食べすぎてもう何も食べたくない日がありませんか?そんな日はこの軽い口当たりのお粥でデトックスしましょう!

【レシピNO3】山芋の小豆ぜんざい

【材料(4人分)】

山芋・・・・・・・・・・・160g

ハト麦・・・・・・・・・・50g

小豆・・・・・・・・・・・80g

黒砂糖・・・・・・・・・・大さじ3

【作り方】

1 鍋に、ハト麦、小豆、水1リットルを入れ、一晩つけておく。

2 1のハト麦、小豆をそのまま弱火にかけ、柔らなくなるまで煮る(約1時間)。

3 山芋の皮を剥き、1,5㎝角のサイコロ型に切る。

4 下準備したハト麦と小豆に山芋、黒砂糖を加えてさらに30分煮る。 ※このとき、水分が極端に少なくなるようなら水200ccを足してもよい。

5 器に盛りつける。※お好みで金木犀を飾る。

【レシピの効果】

甘さ控えめの薬膳ぜんざいです。デザートなのにデトックス効果があるので、無理なくダイエットすることができます。砂糖の甘さよりも、山芋や小豆の持つ本来の甘さを感じることができ、食べると気持ちがほっこりします。ハト麦、小豆のデトックス効果に注目したい一品です。

【まとめ】

いかがでしたか?意外と手軽に作れる薬膳料理もありましたね!これならお正月明けにまだカラダが重く、気持ちが乗らないときでも作れそうですね。

そして、お気づきだとは思いますが、3つのレシピに共通している食材は「ハト麦」です。「ハト麦」は「ヨクイニン」としても知られていて、薬膳の世界では「イボを取り去ってくれる」くらいにデトックス効果の強い食材だとされます。柔らかく炊いて、サラダやスープにクルトンがわりにかけて食べても美味しい食材です。むくみが気になる方はぜひ生活に取り入れてみてくださいね。

「薬膳料理で楽しく美味しく体質改善」。ご自宅でも作れるカンタン薬膳料理。今年はお正月明けに薬膳料理を食べてデトックスしませんか?