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貯金できない人の3つの共通点!貯金できる人との違い&賢く貯めるための改善方法

貯金できない人の3つの共通点!貯金できる人との違い&賢く貯めるための改善方法

毎月のお給料で生活はできていても、急な出費が発生することはありますから、なるべく貯金をしておきたいところです。そうでなくても、一生の間にはまとまったお金が必要になるライフイベントがあります。貯金できない人は、早めに改善策を考えましょう。今回は貯金できない人の3つの共通点と、貯金するための方法について説明します。

お金が貯まらないのはなぜ?貯金できない原因を知ろう

お金が貯まらないのはなぜ?貯金できない原因を知ろう

同じくらいの収入でも、貯金できる人と貯金できない人がいます。貯金できない原因は何なのでしょうか?

原因1:無駄遣いをしていないのに貯められない

貯金できない原因として「無駄遣いをしているわけではないのに、いつもお金がない」という状態が考えられます。将来のために貯金をしなければならないのはわかっていても、毎月生活をするだけで精一杯という人も少なくないでしょう。

原因2:何となく節約しているだけでは貯金できない

節約を意識していても、それで貯金ができるわけではありません。貯金ができるようになるには、「貯金しよう」という意識が必要です。何となくの節約だけで満足せず、貯金に対する意識を高めましょう。

原因3:モノや生活に対して意識が向いていない

貯金できるかどうかは、モノや生活を含めたお金に対する意識の違いによります。貯金できない人は、貯金に対する意識だけでなく、モノや生活に対しても意識が向いていないと考えられます。

モノをお金として見ているか

「モノはお金が形を変えたもの」ということを認識している人は、お金を貯めやすいと言えます。お金を大切にするのと同じようにモノを大切にしますから、不要なモノは持とうとせず、結果として無駄遣いをすることがありません。

生活の乱れはお金の乱れ

生活とお金はつながっていると考えられます。生活が乱れるとお金の使い方が荒くなったりして、浪費が増えてしまうかもしれません。貯められる体質になるには、生活の乱れを改善し、貯金できる環境を整えていくことが大切です。

原因4:貯金のための改善策を考えていない

何らかの原因によって貯金できない人が、改善策もなしに貯金ができるようになるのは難しいものです。貯金ができないと認識しているなら、今すぐ改善策を考えた方がよいでしょう。

貯金ができるようになるためには、「貯め体質」「貯金体質」になる必要があります。工夫することでお金の貯まる体質に改善できますから、貯金ができない原因に対する対策を考えてみましょう。

貯金できる人と何が違う?貯金できない人の3つの特徴

貯金できる人と何が違う?貯金できない人の3つの特徴

「貯め体質」への改善を考えるにあたって、貯金できない人にはどんな特徴があるのか、貯金できる人との違いをもう少し具体的に見てみましょう。

貯金できない人には、次のような特徴があると考えられます。

特徴1: 貯金の目標が決まっていない

貯金というのは、お金を貯めることそのものが目的ではありません。将来の目標があって、それを実現するために貯金という手段を用いるのです。貯金できない人の場合、そもそも貯金の目標が明確になっていないことが考えられます。

お金を何に使うか決めていなければ、モチベーションが上がらず、貯金をするのは難しいでしょう。反対に、貯金できる人は具体的な目標に向かって、計画的にお金を用意しようとする傾向があります。

特徴2:毎月の支出を把握していない

貯金できない人の共通点として、「毎月何にいくら使っているのか」という現状を把握できていないことも挙げられます。どこを切り詰めたらいいのかがわからず、漠然と節約をしているだけでは、お金は貯まらないでしょう。

毎月の支出を把握した上で、どこにお金を使うべきなのか、切り詰めた方がいいのはどこなのかを整理することが、貯金できる人への第一歩です。

特徴3.:残ったお金を貯金しようと考えている

毎月お金を使った後、残ったお金を貯金しようと考えていてもお金は貯まらないでしょう。使う方を優先していれば、お金が残らないこともあるはずです。また、「お金が残らないときには貯金しなくてもよい」と思っていると、いつまで経っても貯金は増えないでしょう。

一方で貯金できる人は、貯金する分を先取りし、残ったお金で生活しているケースが多いと言えます。

「貯め体質」になるための準備

「貯め体質」になるための準備

貯金ができるようになるには、上に書いた3つの特徴を改善する工夫が必要です。まず、以下のような点を整理し、体質改善の準備をしましょう。

お金を貯める目的を明確にする

貯金で用意するお金は、将来何らかの目的に使うためのものです。貯金を始める前に、将来についてできるだけ具体的にイメージしてみましょう。つまり、ライフプランを考えるということです。将来やりたいことをたくさん思いつく場合には、全部を書き出して優先順位をつけてみましょう。

それぞれのライフイベントにどれくらいのお金がかかる?

貯金の主な目的と考えられる結婚資金、住宅資金、教育資金、老後資金としてどれくらいの金額が必要になるかは、以下の表のようなイメージになります。

資金の種類

資金の平均額

出典

結婚資金

362万3,000円(挙式、披露宴・ウエディングパーティの総額)

ゼクシィ 結婚トレンド調査2020[2020年(令和2年)]

住宅資金

注文住宅 3,454万円
建売住宅 3,494万円
マンション 4,521万円
中古戸建 2,574万円

中古マンション 3,110万円

住宅金融支援機構 2019年度(令和元年度)フラット35利用者調査

教育資金

965万1,000円(高校入学から大学卒業までに、かける子ども1人当たりの教育費用)

日本政策金融公庫 2020年度(令和2年度)教育費負担の実態調査

老後資金

1か月あたり27万0,929円(高齢夫婦無職世帯)

総務省 2019年(令和元年)家計調査報告(家計収支編)

お金が必要な時期によって貯金を分ける

貯金をするなら、使う時期によってお金を分けて考えておく必要があります。具体的には次の3つに分けて、それぞれゴールを設定します。

短期のお金

今、生活していくのに必要なお金で、生活防衛資金になります。急にお金が必要になったときに他の貯金を崩さなくてもいいように、手取り月収の5~6か月分程度をゴールに考えましょう。

中期のお金

5~10年後に必要となる資金です。住宅購入の頭金や教育資金が当てはまるでしょう。必要な金額を計算してゴールを設定します。

長期のお金

老後に必要になる資金で、現役時代にコツコツと貯めておく必要があります。すぐには使わないので、投資によって効率的に増やすことも考えましょう。

固定費を見直す

貯金生活を始める前に、削れる支出は削っておくのがおすすめです。毎月かかる固定費を削減できれば、その分を無理なく貯金に回せるからです。毎月の支出をストレスなく減らすために、まずは固定費の見直しを行いましょう。

削れる固定費とは?

たとえば、車を持っていれば必ずかかる自動車保険は、通販型に切り替えることで保険料を削減できます。また、スマホの契約を大手キャリアからMVNO(格安SIM、格安スマホ)に変えることで通信費を減らすこともできます。その他に、電気やガスの契約を別の会社に切り替える方法などもあります。

「貯め体質」への改善方法は「仕組み」を作ること

「貯め体質」への改善方法は「仕組み」を作ること

貯金を成功させるコツは、シンプルに「続けること」です。貯金することがストレスになれば、続かなくても無理はありません。貯金を可能にするには、余計なことを考えなくても、勝手にお金が貯まるような仕組みづくりをするのが最も効果的です。

「先取り貯蓄」が基本

お金が貯まる仕組みづくりの前提として、貯金するときには「先取り貯蓄」が鉄則であることを理解しておきましょう。余ったお金を貯蓄しようと考えていても、なかなかお金は貯まりません。給料をもらったら、まず貯蓄に回すことを考えましょう。

お金の流れを自動化する

ほったらかしでもお金が貯まるようにするために、自動で貯蓄できるシステムを利用するのもおすすめです。会社で財形貯蓄を利用できれば、毎月の給料から天引きで貯蓄ができるので便利です。財形貯蓄制度を利用できない場合には、銀行の自動積立サービスを活用しましょう。

自動積立サービスとは?

毎月指定した日に指定した金額を、普通預金から定期預金に自動的に移してくれるサービスです。銀行によっては他行から自動で振替してくれるサービスもあるため、給与振込口座がある銀行以外の自動積立を利用することも可能です。

目的貯蓄をする

貯金の仕組みづくりのために、「旅行」や「車購入」などの目的ごとに目標金額や期間を設定するなど、将来何に使いたいか目的を定めることが大切です。西日本シティ銀行の公式アプリでは、アプリ内で”目的貯蓄”をすることができます。

Apple Storeからダウンロード
Google Playストアからダウンロード

家計簿アプリで生活費を自動管理

先取り貯蓄をしても、お金が足りなくなれば、結局貯金に手を付けてしまうことになります。日常で使う生活費が赤字にならないよう、家計簿をつけて管理しましょう。最近はスマホを利用して手間なくお金の管理ができる家計簿アプリがあります。

口座やカードと連携可能

家計簿アプリには、銀行口座やクレジットカード、電子マネー等と連携が可能なものもあります。最初に設定さえしておけば、自動で入出金を登録してくれるので手間がかかりません。無料アプリでも機能が充実しているものもあるので、ぜひ利用しましょう。

クレジットカードやデビットカードを活用

貯まる仕組みづくりのためには、クレジットカードを活用するのがおすすめです。公共料金などの引き落としをクレジットカードに一本化すれば、引き落とし日も管理しやすくなります。上にも書いたとおり、クレジットカードは家計簿アプリとの連携も可能なので、お金の管理を効率化できるでしょう。

また、デビットカードも便利です。デビットカードの場合は、カードの見ためや使える場所はクレジットカードとほとんど変わりませんが、カードを使ったその場で連携した銀行口座から代金分の金額が即座に引き落としされる仕組みになっています。

ポイントも貯まってお得

クレジットカードを使うと、ポイントが貯まってそのポイントを現金と同様に使うこともできます。ポイントも資産と考え、有効活用しましょう。

貯金できない人は「貯め体質」への改善を目指そう

貯金は難しいものではありません。最初に工夫してお金が貯まる仕組みづくりをすれば、自然に「貯め体質」に改善できます。体質改善することで、モノやお金、生活に対する意識も変わってくるはずです。貯金できる自分になって、お金と上手に付き合いましょう。

参考書籍

・『元証券ウーマンの一生使えるお金の話 貯金ゼロから「貯め体質」』さぶ(著)KADOKAWA

元々浪費家で貯金ゼロだったワーキングマザーの著者が、「貯め体質」へと改善し、4年で総資産1,000万円を突破した方法を伝授してくれます。本を読むことで、自動的にお金が貯まる仕組みづくりの方法がわかります。

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・『貯められる人は、超シンプル』横山光昭(著)大和書房

家計再生コンサルタントの横山光昭氏が、一生モノの貯金体質に変わる方法を解説しています。モノ、生活、お金の順に整え、3か月で「貯められる人」になるステップが学べます。

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