国民年金基金の掛金や受取額を年代別にシミュレーション!いくら支払う?もらえる?

筆者は仕事柄、国民年金基金に関する相談を受ける機会が多く、その相談件数は増加の一途をたどっています。相談者は揃って「毎月いくら掛けないといけないか(本当に毎月支出することができるか)」、「将来いくら受け取ることができるか」を気にされます。国民年金基金の代表的な対象者である自営業者は、売上も不安定なことが多いですから、掛金を気にするのは当然だと思います。そこで今回は、国民年金基金の掛金や受取額について、年代別のシミュレーションをお伝えします。

国民年金基金の受取額・支給額は月々の掛金で決まる

国民年金基金の受取額・支給額は月々の掛金で決まる|シミュレーションしませんか?

まずはシミュレーションの前に、国民年金基金の基本についてお伝えします。大まかに言えば、「国民年金基金は第1号被保険者が加入できる年金制度」です。基本的に終身年金であり、加入は口数制です。つまり、何口加入したか(=毎月いくら掛けるか)によって将来の受取額や支給額が決まるのです

基本的にと書いたのには理由があります。1口目は必ず終身年金としての加入ですが、2口目以降は確定年金を選ぶこともできるためです。確定年金を選択すると、年金受給期間が短くなる代わりに、多くの年金を受け取れるようにすることも可能です。

一点覚えておきたいのは、国民年金基金は加入すると途中で脱退することはできず、60歳になるまで掛金支払いが続くということです。月々の掛金は途中でも増減できるため懐具合に応じて柔軟な対応ができます。何より、加入時に将来の受給額が決まるので、言い換えれば将来の収入が盤石化するということでもあり、その点は安心して良いでしょう。

どのくらい払うのか、いくらもらえるのか把握しよう

どのくらい払うのか、将来的にいくらもらえるのかは「加入のタイミングと本人の意向次第」です。掛金の上限は月額6万8,000円で、現在の予定利率は1.5%です。また一口あたりの掛金は、選択した給付の型、加入時の年齢、そして性別で決まります。

あなたは将来的に、いくらの年金が欲しいですか?そして月々支払える掛金は、いくらでしょうか?ぜひ両面で考えて、それぞれの数字を把握しながら考えましょう。

年代別の掛金と年金額のシミュレーション!

年代別の掛金と年金額のシミュレーション|西日本シティ銀行

次は、具体的な年代別の掛金と年金額についての金額シミュレーションをお伝えします。結論から言えば、以下が結果です。なお、保証期間のあるA型に1口加入した前提でシミュレーションしています。

年齢・性別

掛金月額

年金年額

30歳男性

1万300円

24万円

40歳男性

1万2555円

18万円

50歳男性

1万8150円

12万円

年齢・性別

掛金月額

年金年額

30歳女性

1万1990円

24万円

40歳女性

1万4610円

18万円

50歳女性

2万1100円

12万円

この通り、分かりやすく「若いときに加入した方がよりメリットがある」と言え、また男女で比較すると「男性の掛金の方が割安」です。「女性の掛金が割高」に見えるのは、女性のほうが長生きしやすく、年金の総受給額が高額になりやすいためです。その他の年代に関するシミュレーションは、国民年金基金特設サイト中のPDFファイルをご覧ください。

1口の月額掛金は給付プランによる点に注意

先ほどのシミュレーションは、保証期間のないA型に1口加入した場合です。国民年金基金には、終身年金のA型B型とともに、確定年金のⅠ~Ⅴ型の計7種類の給付の型があります。1口の月額掛金は給付プランによりますから、注意しましょう。

保証期間の必要性は個々人で違い、判断基準のひとつに「家族がいるかどうか」が挙げられます。保証期間中に亡くなった場合には残額が遺族に支払われるためです。

A型に1口から加入するのがもっともシンプルで分かりやすいでしょう。掛金は加入後に変更することができるので、ご自身を取り巻く環境次第で「満額加入していたが減額する」など柔軟な対応が可能です。

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国民年金基金は満額で加入し、掛金を支払うのがおすすめ!

国民年金基金は満額加入が最もおすすめです

今度は、加入についてのポイントをお伝えします。

結論から言えば、6万8000円の満額で加入・払うのがおすすめです。なぜなら、基本的に掛金以上に戻ってきますし、支払った掛金は全額が所得控除の対象になります。

言ってみれば、節税しながら老後対策になるのが国民年金基金です。稼げている自営業者なら、どうやって節税しようか常に悩んでいるのではないでしょうか。満額で掛金を支払えば、年間81万6000円もの金額を所得控除に充てることができるようになります。

基本的に自営業者の売上は不安定なものですが、売上が落ちた時には掛金を減額することもできます。払えるうちは、できるだけ多く支払っていきましょう。

最低掛金以下には変更できないが、口数に応じて掛金を調整することはできる

国民年金基金は、一度加入すると途中で任意に脱退することはできないため、シミュレーションで示された金額は、最低掛金としてずっと支払う必要があります。1口目だけは減額することができないものの、2口目以降の掛金の増減は可能ですので、調整余地はあるので、その点は安心しても良いでしょう。

必要額の計算は「自分のライフプラン」に合わせて

必要額の計算は「自分のライフプラン」に合わせて

今度は、少し話を変えて自営業者の老後資金の計算方法についてお伝えします。

結論から言えば、必要額の計算方法は「あなたのライフプラン次第」です。そもそも何歳まで商売を続けるのか、毎月の生活費はいくらで、毎月いくらの収入が必要なのかを考えてみましょう。

将来、毎月の生活費を賄える程度に国民年金に加えて国民年金基金からも年金が入る状態にしておけば、かなり安心して老後生活が送れます。老後に必要な資金、これくらいあったら嬉しいと思う金額から逆算すると、国民年金基金の掛金額がわかります。

したがって、ライフプランは個人ごとで異なるものの、加入時に将来の受給額が確定する国民年金基金はどなたにとっても安心できる将来の備えと言えるのではないでしょうか。

もしわからないことがあった場合は、まず資料請求をしてください。その上で、資料記載の問い合わせ先にお電話いただければスムーズにご回答ができます。

国民年金基金は西日本シティ銀行

平均掛金額や周囲の意見に悩みそうですが、ご自身が支出できる金額から始めましょう!

この記事に限らず、いろいろな情報を検索・閲覧していると、「よくわからないから平均掛金額で加入しよう」だったり、「周りの意見を参考にしよう」と考えてしまいがちです。ですが、目先の生活を大きくひっ迫してしまっては、将来的なメリットもデメリットに映ってしまうかもしれません。それは悲しいことです。

この記事をお読みいただいている皆さんは、「最低掛金額からでも大きな一歩」だとご認識ください。実際、ご加入者でもっとも多いのは「A型1口」加入です。あとで掛金額は変更できますし、1口であれば始めやすいことが理由です。

実は国民年金基金に加入している自営業者は全体の2.5%程度しかいません。まだまだ制度が認知されていないことが大きな要因です。将来に対して確固たる備えになる国民年金基金が、その内容の認知度が低いために多くの自営業者の方が「備える機会」を失ってしまっているのです。今回お届けした内容を踏まえて、主体的に備えていきましょう。

自営業者に厚生年金はなく、老齢基礎年金のみ!

自営業者に厚生年金はなく、老齢基礎年金のみ

最後に、国民年金基金を考えるにあたって大切なことを補足します。ご存じの通り、自営業者に厚生年金はありませんし、国民年金の老齢基礎年金は6.5万円程度です。これだけで生活するのは極めて難しく、しかも人生は100歳まで続く可能性が高い時代です。

また、健康寿命は長くても80歳、統計的には75歳程度です。これを超えて健康的に働けるかどうかは予想不可能です。仮にあなたの生活水準が月20万円で、何の対策も取らなければ、少なくとも80歳までに、20万円(生活費)-6.5万円(老齢基礎年金額)= 13.5万円が毎月必要になります。つまり、月額13.5万円×12か月×20年 = 3240万円の貯金が必要という計算になります。あなたの年齢や状況によっては、これから教育費など様々な他のことにもお金が必要になります。せめてもの未来への備えとして、国民年金基金について検討していきましょう。

70歳・80歳より先の人生まで見据えて考えよう!

老後というと少し前までは60代くらいをイメージしていましたが、いまでは60代を過ぎても働く方も多く、「働けば生活していける」と考えがちです。しかし専門家が見据える老後とは、さらにその先です。このまま70歳を、80歳を迎えても大丈夫でしょうか?ご家庭がある場合、パートナーやご子息にも関わる問題です。ぜひ70歳・80歳より先について、夫婦で考えていきましょう。

自営業者は国民年金基金で老後への備えを!

自営業者は、会社員に比べて社会的な保証が極めて薄いのが実情です。加入時に受給額が確定する国民年金基金に加入し、節税しながら老後への最低限の備えを整えていきましょう。

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