FP3級の難易度は簡単すぎ?意外と難しい?ファイナンシャルプランニング技能士(FP)3級の難易度と必要な勉強時間

FP3級の難易度は簡単すぎ?意外と難しい?ファイナンシャルプランニング技能士(FP)3級の難易度と必要な勉強時間

金融系の国家資格で銀行や保険会社などの金融業界で働きたい方はもちろん、私たちの実生活でも役に立つ知識が学べる人気の高い国家資格がファイナンシャルプランニング技能士(以降、FP)です。

今回は金融業界に詳しくない人でも、比較的簡単に合格できると言われている3級について、難易度や必要な勉強時間を業界未経験からFP2級まで合格した筆者が紹介します。

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そもそもFPとは?

FPはお金に関わる幅広い知識を学べる資格です。内容は、年金・保険・相続など、実生活に関わるお金の知識を習得することが可能です。初心者向けと言われるFP3級でも、十分に生活に役立つ知識を学べます。

普段何気なく暮らしているとあまり気にしない知識もあるかもしれません。しかし、改めて金融知識が必要になる場面があると、急いでネットで検索したり、ファイナンシャルプランナーの方を頼ったりして、時間や費用が掛かってしまうこともあります。

しかし、FP資格で学べる知識があれば、このような場面でもスムーズに対処できます。実生活において、持っておいて損はない資格のひとつです。

FP3級の難易度

FP3級の難易度

FP3級の難易度ですが、一般的には簡単とされています。統計情報をもとに確認していきましょう。

FP3級の合格点

FP3級は、学科(午前)と実技(午後)に分かれています。学科が60点、実技が50点満点です。そして、合格のボーダーラインは学科・実技それぞれ6割なので、学科が36点、実技が30点以上取ることができれば合格となります。

6割がボーダーラインと言われると少し難しいように感じるかもしれません。しかし、FPの学科試験は、過去問の流用が多く、同じ問題を繰り返すうちに自然と解答できるようになります。また、実技に関しても出題される問題の形式がほとんど同じです。例えば、計算問題であれば数値が少し違うだけというパターンも多く見られます。

FP3級の合格率

FP3級の過去5回分の合格率を見てみましょう。

過去試験日程

学科

実技

2020年9月

89.64%

88.04%

2020年1月

85.34%

79.45%

2019年9月

78.09%

79.48%

2019年5月

69.07%

86.42%

2019年1月

74.09%

83.38%

学科の合格率は、多少ばらつきがあるものの70~80%、実技の合格率はほぼ80%超えで推移しています。したがって、受験生の大半の方が合格できているのでしっかりと対策をすれば取得しやすい資格と言えます。

FP3級合格に必要な平均勉強時間

FP3級合格に必要な平均勉強時間

FP3級の合格に必要な平均勉強時間は80~150時間ほどとされています。

単純計算ですが、1日2時間の勉強を3か月弱続ければFP3級を取得できると考えられます。まとまった時間が確保しづらい人でも、隙間時間を活用して効率よく勉強すれば短期間で取得可能といえるでしょう。

FP3級を独学で勉強する方法

FP3級を独学で勉強する方法をご紹介します。

勉強方法1:自分にあったテキストを選ぶ

独学で勉強するにあたって、一番重要なのは自分に合ったテキストを選ぶことです。実はFP3級は学習する範囲がかなり広く、100%カバーされているテキストは多くありません。

選ぶポイントは、出題範囲を幅広く扱っているテキストを選ぶことです。。また、フルカラーで詳細に書かれているテキストや、図表を多く用いて分かりやすく書かれているテキストがおすすめです。

この条件を満たしているテキストとしては、滝澤ななみさん著の『みんなが欲しかった!FPの教科書 3級』がおすすめです。

引用:Amazonより

勉強方法2:過去問を繰り返す

初めてFPを勉強する場合、まったく知識がない状態でテキストを読んだり問題を解いたりしても、頭に入らず問題もほとんど正解できないかもしれません。

しかし、FP3級は過去問の流用が非常に多く見られます。そのため、繰り返し過去問を解くことが正答率の向上につながります。つまり、過去問を繰り返すことが合格への近道です。

公式サイトの試験問題のページから過去問を利用できるので、過去問の購入に合わせて、ぜひ活用してみてください。

FP3級を効率よく取得する方法

FP3級を効率よく取得する方法

仕事や進学の関係で、FP3級をすぐに取得する必要がある人に向けて、効率よく取得する方法をご紹介します。

学科と実技を同時に受験

FP3級は学科と実技に分かれています。片方合格すればその合格は次回以降も認められ、次回の試験でもう片方に合格すれば完全合格になります。そしてそこで初めてFP3級保有者となれます。

しかし、よほどの理由がない限りは学科と実技を同時に受験し、1発合格を狙いましょう。

なかには、2回に分けて受験する方もいます。しかし、学科と実技の両方で出される範囲や問題に大きな差はありません。ほとんどのテキストは1冊で両方をカバーしており、わざわざ分けて合格を狙う必要はありません。

学科と実技を分けて受験することで、時間が空いてしまい以前の学習内容を忘れてしまう可能性もあるため、合格が遠のいてしまいます。

通信講座を使う

独学でチャレンジする場合、費用は抑えられるものの、「思ったほど時間が確保できずになかなか勉強が進まない」「自分一人での勉強はモチベーションが保てない」などの理由から挫折する人も多くいます。そんなときは通信講座を利用してみましょう。

通信講座を利用すれば、わからない要点をすぐに講師に質問できるため、モヤモヤを残して不安なまま試験に挑まなくて済みます。
お金を払って勉強をするため、資格取得へのモチベーションを保ちやすいのも特徴です。

FP3級は人気資格なので、取り扱うスクールも非常に多いです。そのなかでも筆者がおすすめする通信講座はフォーサイトです。

資格取得

筆者がフォーサイトをおすすめする理由は、2点あります。

  1. 作りこまれたハイクオリティのフルカラーテキストで視覚的にわかりやすい

  2. 試験で頻出の箇所が一目瞭然。最小限の勉強量で済むため、学習者の負担が少ない

この手軽さから、受講者からは「挫折しにくい」といった声も多く、他社と比較しても高い合格率を誇っています。

FP3級取得した方の多くは2級も目指しています。フォーサイトでは3級と2級がセットで受講できるため、FP2級まで見据えている人には、筆者はフォーサイトをおすすめします。

まとめ

今回はFP3級の試験の難易度や試験の対策方法について、解説しました。

独学でも決して合格できない資格ではありません。ただし、「必ず合格したい」「短い期間で合格したい」といった方は、通信講座の利用を検討してみてください。

FP3級を取れば、金融業界に必要な知識を得られるだけでなく、私たちの生活に関わるお金の話題にも詳しくなれます。自分や家族の将来設計にも役立つ知識も身に付くでしょう。

国家資格であり、企業や組織からの人気も高い資格なので、ぜひチャレンジしてみてください。

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