固定資産税とは?

固定資産税とは、毎年1月1日時点で固定資産を所有する人に課せられる税金のことを言います。固定資産には土地や建物のほかに、事業をやっている方の場合、機械や備品も対象となりますが、住宅にかかる固定資産税は、土地・建物に対して課税されます。

年間の固定資産税の金額は、土地・建物の評価額の1.4%となっています。なお、土地の評価額は実勢価格の概ね70%程度、建物の評価額は新築住宅・省エネ改修・耐震改修などにより評価額が下がることがあります。一般的に固定資産税は年4回にわたり支払います。

住宅ローンの返済に加え、固定資産税の支払いも念頭に、返済計画を立てるようにしましょう。

ちなみに固定資産税がかからない建物として以下を解説しましょう。
1、課税要件を満たさない建物
2、賦課期日(ふかきじつ)に存在しない建物
3、免税点以下の建物

課税要件を満たさない建物として
「外気分断性」と「土地への定着性」、「用途性」の3つの課税要件を満たさない建物です。例えば以下のようなものが挙げられます。
・屋根だけのカーポート
・地上やコンクリートブロックの上に乗せただけの物置
・土地に基礎工事などをしていないトレーラーハウス

賦課期日(固定資産税は1月1日)に存在しない建物
例として、1月1日には存在せず、1月2日に建てた建物は、その年だけは固定資産税が非課税となります。また建物を解体する場合、その年の12月31日までに取り壊すと翌年の固定資産税がかからないため、固定資産税を節税することができます。

免税点に満たないもの
固定資産税評価額が免税点に満たない建物は、固定資産税がかかりません。固定資産税の免税点は、土地は30万円、建物は20万円です。建物の固定資産税評価額が20万円未満となる物件の場合は、固定資産税はかからないことになります。

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