戸建てとマンションの維持コストの違いは?

マイホームを購入後は、維持費がかかります。マイホームを維持するためにかかるコストも、戸建てとマンションでは変わってきます。戸建てとマンションの維持費の違いを知っておき、どちらが良いかを考えましょう。

住宅購入後にかかる維持コスト

マイホーム購入後にかかる維持費には、以下のようなものがあります。

固定資産税・都市計画税

土地・建物の所有者に毎年課される税金として、固定資産税・都市計画税があります。どちらも固定資産税評価額を課税標準とし、標準税率は固定資産税1.4%、都市計画税0.3%です。マンションは土地を共有するため土地の税金は安いですが、建物部分の評価額が比較的高いので建物の税金が高くなる傾向があります。

維持管理費

居住中には、故障した箇所の修理や設備のメンテナンスが必要になります。戸建ての場合には外壁塗装・屋根塗装、水回り設備交換、給湯器交換などの費用などが発生します。一方、マンションの場合には共用部分の修繕費は管理費・修繕積立金として積み立て、専有部分の修繕費は別途用意します。戸建ては自分でメンテナンス費用を安くする工夫がしやすいですが、マンションは一定額を毎月強制的に徴収されてしまうため割高感があります。

駐車場代

車を所有している場合には、駐車場代もかかってきます。戸建ての場合、敷地内に駐車場を設けていれば別途駐車場代は発生しません。一方、マンションの場合には、駐車場代を毎月払います。車を所有していれば、マンションの方が負担が大きくなります。

火災保険料・地震保険料

マイホームを購入したら、火災や自然災害に備えて、火災保険・地震保険に入っておきましょう。維持コストとして、保険料の負担も発生します。マンションの場合、鉄筋コンクリート造で耐火性があるため、木造の戸建てよりも火災保険料は安くなる傾向があります。