住宅購入にかかる費用ってどんなものがあるの?

住宅を購入する際、家や土地の代金以外にも発生する費用があります。まずは、住宅購入にかかる費用について解説します。

その他諸費用

住宅購入にかかるその他費用として、以下のようなものがあります。

仲介手数料

不動産業者から物件を介して購入する場合、不動産業者に支払う仲介手数料(一般的には物件価格に対して3.3%(税込み))が必要となります。

保証料(住宅ローン契約時)

住宅購入時に住宅ローン契約をする場合、金融機関とは別に保証会社へ払うものです。金額は保証会社によって違います。保証料は、借入額の数パーセント相当額を住宅ローンとは別に支払う方法と、住宅ローン金利に上乗せして月々の返済額とまとめて支払う方法があります。

住宅ローン事務手数料

住宅ローンを契約する時に必要な事務手続き費用として金融機関へ支払う諸費用のひとつです。55,000円(税込み)や借入金額×2.20%(税込み)など金融機関によって若干の違いがあります。

■西日本シティ銀行「NCB建築名人」では事務取扱手数料は55,000円(消費税込)です。詳しくは「NCB建築名人」をご覧ください。

損害保険料(火災保険・地震保険など)

購入した物件は火災保険に加入しますが、保険料は対象不動産の規模や形状によって異なります。保険会社によっても金額に差があるため、可能であれば数社の見積もりをとって比較しましょう。地震保険は、どの保険会社から加入しても料金は同じです。注意点として、地震保険だけの加入はできず、必ず火災保険とセットで同じ保険会社に加入する必要があります。

登録免許税

不動産購入時に登記申請するための税金です。以下の登記が当てはまります。

所有権保存登記…新築の場合

所有権移転登記…既存住宅を購入した場合

抵当権設定登記…住宅ローン契約により抵当権を設定した場合

詳細は登記内容によって異なりますが、金額の目安としておおむね固定資産税評価額の0.12%以内です。抵当権設定登記の税率は、「借入金額×0.1%」です。

登記手続きを依頼する司法書士への報酬

所有権や抵当権の登記の際、手続きを依頼する司法書士への報酬が必要です。司法書士ごとに手数料には差がありますが、目安として5~10万円程度である場合が多いです。

各種税金

建物購入にかかる消費税以外に、購入費用として各種税金もあらかじめ把握しておくと資金計画上安心です。住宅購入時にかかる主な税金には、以下のものがあります。

印紙税

住宅購入にかかる売買契約書など、「課税文書」に対して発生するものです。契約書に明記されている金額によって、印紙税は変わります。また、印紙税は印紙を購入して契約書に貼付すれば納税したことになります。

消費税

家を購入する場合、土地には消費税はかかりませんが、建物・その他諸費用には消費税がかかります。消費税率は10%となります。

不動産取得税

不動産購入後にかかる税金です。税率は、一律「固定資産税評価額×3~4%」です。しかし、土地と建物それぞれに対して軽減措置もあり、計算方法は違います。